今日はhokkaidoujinさんにお招きいただき行ってきた、第34回国際農業機械展in帯広で行なわれていたオールドトラクター保存会による「クラシックトラクター展」で見た、フェントFENDT GT-231「撮りトラ」です。
MMWエンジン?
ドイツの古いトラクターはイメージ、エンジンで繋がっている感じがしています。MMW・・・どこかで聞いた事があると、昔の記事をひっくり返すと、このF231-GTと同じようなユニークな形のランツオールドックA1806に行き当たりました。
その記事『今度は前が後ろで前向き、ランツオールドックA1806・・・「撮りトラ@土の館」』によると・・・
MWMは何回か散発的に調べていて、DEUTZと関係があるとわかっていたのですが、初めの初めは1922年にあのベンツさんの作ったBenz & Cie.という会社の作る据え置き型のエンジン生産外部委託先としてMotoren-Werke Mannheim (略してMWM。マンハイムエンジン工場とでも訳すのでしょうか?)として設立されたそうです。
MWMは1924年にはトラクターも作リはじめ、そのエンジンはルノー、フェント、ランツ、バウツ、ホルダーなどに採用されていたそうです。
MWMは1985年にDEUTZに買収され、2007年にはDPS(ドイツパワーシステムズ)になり、2010年にキャタピラーに買収されて、現在ではキャタピラーエネルギーソリューションと名乗っているそうですが、伝統的な名前MWMはブランドとして残されているようです。
マンハイムはベンツのお膝元だった
トラクター、特にドイツ製のトラクターを調べていると、ドイツ、バーデン、マンハイムという地名に行き当たります。LANZ、ジョンディアという名前からそうなるのですが、ベンツもマンハイムの自転車屋さんから始まったんですね!
なんてすごい町なんでしょう、マンハイム!
↑YouTubeの映像も見つけました。凄く力が入っています。ダンプしているところも見られます。F231GT、いいですねえ・・・
↑このエンジン、3気筒の空冷ディーゼルのようです。
WikipediaによるとDLG(Deutsche Landwirtschafts-Gesellschaft)とは
ドイツ農業協会(DLG)はフランクフルトに本拠を置く、ドイツの農業・食品産業の組織。非営利であり、約25500のメンバーの会費やサービスの収入、政府補助金などにより運営されています。
とあります。ここにフェントやウニモグが銀賞をもらったわけですね。
ポルシェやビートルも使っているLammerzのホイール!(もちろんJDも)
全体的にコンパクト。ディーゼルで、ダンプ付きで油圧も使えてPTO取出しで作業機も使える・・・まさに全部付きという魅力的名パッケージです。40年近くも売られていたというのも頷けますよね!こういうの欲しい!と思っちゃいました。
今日はこんなところです。また明日!
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