投稿日: 2018年5月11日2018年7月5日 投稿者: noraトラクターシートはグラマー。David Brown 995「撮りトラ」今日はhokkaidoujinさんのところで見たデヴィッドブラウンの995「撮りトラ」です。995は紹介するのも複数台になっています。 デヴィッド・ブラウン995はtractordata.comによると1971年〜1980年とロングセラー。イギリスはヨークシャー州メルサムミルズ村の工場で作られ、当時のお値段は$10,500 (1976)だったそうです。エンジンは David Brown4気筒3.6リッターディーゼル。64馬力/2200rpmだったそうです。 以前この995のカタログを紹介しましたね! ←当時のカタログを見たい人はこのリンクからどうぞ! それまでシャシが黒だったDBがこのあたりから朱色になったんでした。セレクタマチックのDBがさらに実力アップ! シンクロメッシュで変速は自由自在! デビッドブラウンDB-995 63馬力 990 56馬力 この型のDBは片目になってしまっている確率かなり高し。また、フロントグリルが失われていないものを見つけるのは難しいです。 カタログの写真では存在しないロールバーがついています。これ、よく見るとボルトオンなのですが、その取付け部分のガッチリしてること・・・(安全フレームですから当然なんですけど) この白いトラクターの中で唯一光っているメッキ部品ではないでしょうか?ラジエター点検リッド(たぶん)の開閉ノブ。 あとから付けたらしいウインカーはスタンレーですが、下の赤いランプ(もしかしてウインカー?)はMADE IN ENGLAND BUTLERS(バトラーズ) メインのメーターはAC(アルバート・チャンピオン)サミュエル・スミス(1827年生まれ)さんが、ロンドンのコーズウェイに創立した時計屋さんが元になったという、イギリス製のスミスを採用していることもあったのにフランス生まれのアメリカ育ち部品を使うというのは、どういう心境の変化だったのでしょうか? トラクターシートの背の部分、Grammerの文字が見えます。1954年にドイツのアンバーグに設立された会社で、前身は馬の鞍などを扱っていた会社だったようです。(不確か)いまも存在している会社で、電車の座席などにも手を出しているようです。新しいトラクターにもグラマーのシートは採用されていて、日本のトラクターでも見かけるので一級品なのでしょう。 ロゴ部分を拡大してみます。調整ノブみたいなものが見えていますし、当時快適だったのでしょうね。ガタイのいい外国の方々でも、やっぱり鉄の椀に板バネタイプシートには結構ガマンして座っていた・・・ということがわかります。 http://www.grammer.co.uk/ Grandom(グランダム) ワールド M108Wにも付いていた プレスリリースが2011年に出てますから、2011年発売でしょうかね・・・形式名、M108W エンジンはクボタV3800 4気筒3.8リッター 出力108馬力 希望小売価格¥6,594,000〜だそうです。 ステップを上がったところ。運転席にはグラマーのシート。 YT490もグラマーのシートだそうです さすがに存在感があります。90馬力あるそうです。 「ドイツのグラマーという会社のサスペンション付シートです」と誇らしげに販売員のかたに言われ、座ってみました。確かにボヨンボヨンです。エアサスなのかな? 今日はここまでです。また明日! 上の記事とゆるく関連しているほかの記事:ハートフォード・マシーン・スクリュー・カンパニー? David Brown Selectamatic 990「撮りトラ」「看トラ」の白いトラクター デビッドブラウン Selectamatic DB770・・・「撮りトラ」こちらもたくさんいるからって油断できないDavid Brown Selctamatic770・・・「撮りトラ@土の館」トラクターのシートに注目!David Brown Selctamatic770「撮り虎@土の館」David Brown 1212 「撮りトラ」こちらはパワーシフト無し。David Brown 1210 「撮りトラ」