「スタイガー」って読むんだ!シバウラトラクターD288・・・「撮りトラ」

今日はシバウラのトラクターD288「撮り虎」です。
 

まずは動画

↑ 動画(49秒)なかなかかからなかったエンジンを持ち主はあっさり始動

 

シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。

シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
四角くてカッコイイ! 赤のボディ、白いロゴや、黒いラインがすごく効果的に使われていて、ごく普通のたたずまいなのにラインやロゴでキリッとして見えます。

「いつ頃のものかな?」調べてみると、農研機構の安全鑑定のページがヒットしました。

1991年〜 90年代初頭です。ということは25歳。チョー古いというわけではないんですね。
1991年〜 90年代初頭です。ということは25歳。チョー古いというわけではないんですね。

このページでもう一つ気になるのが依頼者の欄が「ヤンマー株式会社」であること。これも調べてみたら、ウィキペディアのIHIシバウラの項に答えがありました。

沿革
1942年 – 東京石川島造船所と芝浦製作所が共同出資し、石川島芝浦タービン松本工場を設立
1950年4月 – 事業種目を変更し石川島芝浦機械株式会社を設立。内燃機関とそれを応用したトラクタや可搬型消防ポンプを製造する。
1972年 – アメリカのフォードとトラクタの販売契約を締結
1985年 – イギリスの産業用エンジンメーカー、パーキンス(en:Perkins Engines)とディーゼル・エンジンのOEM契約を締結
1991年 – ヤンマー農機(当時)と業務提携。
1995年 – イギリスにパーキンスとの合弁会社を設立
2004年 – アメリカにパーキンスとの合弁会社を設立
2007年7月1日 – 親会社石川島播磨重工業の社名変更に合わせるため、現社名に変更。
2008年 – 中国にパーキンスとの合弁会社を設立
2009年7月1日 – 長野県松本市に本社移転。

ちょうどこのD288が生まれた1991年、ヤンマーとIHIシバウラは業務提携していたみたいなのです。さらには・・・

なお、かつて「シバウラ」ブランドで販売されていたオリジナルの国内向け農業機械用の純正部品は現在、業務提携先のヤンマーが全て保有している。

うおー!なんと部品もごっそりヤンマーのほうに移動している!!

さらに収穫

さらにさらに・・・

かつてはテレビCMに野球評論家の西本幸雄が出演した。(トラクター「スタイガー」シリーズ)

いつもいつも気になっていた、四角いシバウラに付いていた文字、「STIGER」スタイガーって読むんだ! ものすごくスッキリしました。でも、どういう意味なんだろ・・・

シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
この落ち着き払った端正なお顔のオデコに・・・
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
この文字列、SUPER STIGER
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
SUPER STIGER 正式にはスーパースタイガーと読むわけなんですね!

もうまったく同じ絵柄で違う日に違う場所で撮ったなんて思えないでしょうけど、今から4年前、おじいさんソフトの試合会場で見た、シバウラD318の時から不思議に思っていました。↓

こんなエンブレム付いていましたが、Yahoo翻訳ではどういう意味かわからないや
こんなエンブレム付いていましたが、Yahoo翻訳ではどういう意味かわからないや
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
片持ちの屋根はスッキリしていていいなあ。視界も広いし・・・
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
オメメはどこのメーカか記載がないのでわからず・・・
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
目と目の間には大昔のSマークとまったく同じ形のマーク・・・スーパーマンみたいにも見えます。
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
そして後ろは・・・代かきのときに泥が跳ねるのかな? アルミサッシと透明の塩ビ板で塞がれています。DIYですね! でも良くできています。
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
屋根にもSHIBAURA
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
このホームセンターのバーコード、簡単に取れないんですよねえ・・・わかります、わかります。 DIYだとすぐバレてしまう・・・
シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
大好きな燃料キャップ。すべり止め付、四角い体格に似合った形です。しかもフランス語「DEVISSER 」と英語「REMOVE」、2カ国語表記。

FORD8210の燃料キャップも同じフランス語「DEVISSER 」と英語「REMOVE」表記でしたね。↓

FORD8210
ディーゼル燃料に限る。

そしてFORD6610も同じ表記・・・↓

FORD tractor 6610 フォードトラクター6610 1982年から1993まで作られ、これはイングリッシュフォードでたぶん1986年製。一説によれば82馬力4.4リッター4気筒ディーゼル。
真ん中が膨らんで格調高いキャップが使い込んだ革の上に乗っているように見えませんか? 「Devisser Doucement」ってなんだろうと思ったら、フランス語でした。「優しく緩めてちょうだい」って感じみたいです。

シバウラD288に戻る・・・それなのになぜかこちらはスペイン語表記

シバウラトラクター D288 4気筒1499ccディーゼル 28馬力/2650rpmだそうです。
フランスのエスプリに浸っているとなぜかこちらは・・・ラジエターキャップには「熱いと危険」

スペイン語で「NO ABRE CUANDO CALIENTE」(アツイトキアケルナ)と書いてあります。ゆっくり優しくお願いはフランス語、とにかく禁止のアツイトキアケルナはスペイン語・・・う〜ん・・・なんだかすごく納得できるような気がする・・・

続きます。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“「スタイガー」って読むんだ!シバウラトラクターD288・・・「撮りトラ」” への5件の返信

  1. 愛読者さん おはようございます

    オルファ(OLFA)は製品(カッターナイフ)の特徴「折る刃」

    オルハ(OLHA)じゃなくてオルファ(OLFA)というのがセンスですね
    僕だと素直にオルハとしてしまいそうです

  2. 「芝虎」に座布団、ありがとうございます(笑)

    オルファ(OLFA)は製品(カッターナイフ)の特徴「折る刃」の語感をアルファベットで表記してカタカナ読みしたんだそうで、最初に聞いたときは、それこそ「座布団3枚あげて!」って叫んだくらいビックリしました。

    クラレはロゴマークが「kurarey」なので和英→省略→英和のパターンだと思ったんですが、「kurashiki rayon」を略してカタカナ読みしたんじゃなくて、旧社名の「倉敷レイヨン」の略称「倉レ」をカタカナ表記しただけで、駄洒落てはいなかったみたいです。
    m(__)m

  3. 愛読者さん おはようございます

    山葵さんと同じく僕も大納得です!
    それらしいけど辞書に出てこない・・・造語なんですね
    サントリーやブリジストンは有名ですが「オルファ」「クラレ」も駄洒落造語なんですかっ!

  4. 座布団一枚です!

    ヨーロッパのシュタイヤーっぽくしたのかな?と、思ってました。私も芝虎に一票!

  5. 「STIGER」って、ググってもヤフってもニフっても、それらしい結果がヒットしませんので、「ブリジストン」「オルファ」「クラレ」「サントリー」みたいな和英混合駄洒落造語じゃないかと思います。

    芝浦トラクター
     ↓
    芝トラ
     ↓
    芝虎
     ↓
    shiba tiger
     ↓
    S Tiger
     ↓
    STIGER
    \(^0^)/

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