今日は「昔のカタログ」シリーズ、クボタトラクターのブルトラ用アタッチメント(昭和53年、1978年7月20日時点)カタログです。以前紹介したB6000と同じかと思ったら、型番はB5001、B6001、B7001と末尾に「1」が付くのでした。
B6000の記事はこちら→ 思ったより小さかった・・・クボタトラクターB6000「撮り虎」その1
ブルトラの証
多分、末尾「0」はブルトラではなくて、末尾に「1」になるとブルトラになるのです。そういえば末尾「0」の眉間の間にはただただ「皺」が刻まれているだけですが、末尾「1」の眉間の間には強そうな牛のマークが入ってます。
めっちゃトラ、デラトラ、ブルトラ
名古屋では「デラ」関西圏では「めっちゃ」に相当すると思うんですが、農業の盛んなオーストラリアみたいな国では「スゲー」に相当するような言葉として「BULL」ってたしか言うはずです。
ですから、「牛のように働くトラクター」という意味もあるでしょうけど、「スッゲートラクター」って言いたかったんだと思います。
ただ、B6000も「国立科学博物館-産業技術の歴史」ではブルトラとして紹介されています。
「国立科学博物館-産業技術の歴史」というサイトより
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反転フロート車輪
●ストッパーをはずして、フロートを出すだけで使用できます。折畳みも簡単です。
●フロートの中は空洞になっているので浮力がはたらき、強湿田でも作業できます。
用途 湿田、強湿田での耕耘、代かき作業。
湿田に「強い」が付いて強湿田という言葉は初めて聞きました。今までの湿田よりもっとスゴイ湿田であるということで「強」を付けてしまった「強湿田」。それに効くんですから安心です。
特殊代かきロータリ
●ロータリの爪軸をはずして装着するだけ。耕耘作業をしなくても代かき時の砕土が可能。
●ロータリの径が大きいので、ワラや草のからみつきが少なく、また浮力がはたらくので、強湿田でもラクに作業できます。用途 代かき、砕土作業
サンシャインシリーズのカタログにあった特殊代かき
どうして「楽」から「ラク」へ?
サンシャインシリーズのカタログにはもっとたくさんありましたが、「ラク」という言葉が少し入っています。1970年代後半から「楽」が「ラク」へと変化していったと考えられます。
広島を「ヒロシマ」福島を「フクシマ」とカタカナでいうのは、その場所で起こったひとつの出来事を指すためだと思いますが、この「ラク」というカタカナは今まで大変だった作業の重みを取っ払って、軽く、簡単に言いたいがためにカタカナ表記しているのでしょうね。
また脱線・・・クボタブルトラ用アタッチメントカタログに戻る
これが最後のページです。
ohnoさん おはようございます
お困りですね・・・
まだまだ使えそうなのにそこだけ壊れてしまっては・・・
僕はトラクターの専門家ではないので具体的には答えられませんが
僕だったら・・・という仮定で考えると
どうしても直したければヤフオクで部品を探すでしょうか
といってもぴったり合う部品がないでしょうから、流用を考えます
それでもなければリブを溶接して直結しちゃうとか・・・
(部品がなければ不動になってしまうので、ダメ元でやってしまう!)
そんなところでしょうか
それからこのコメントを見た他の人が何かアイディアを出してくれるないでしょうか?
ブルトラB6000を所有しております。B6000のステアリングが利かなくなりました。ばらしてみると破損したベアリングのようなものがオイルにも見れて出てきました、こういった症状の修理は現在でも可能なのでしょうか?何か情報があるとありがたいのですが。よろしくお願いします。
木田さん おはようございます
ブルトラってすごいですよね!
カタログなどから推測する限り、トラクターとはまた別にブルトラというジャンル、カテゴリーを作り出してしまった機体だと思います
それを羨ましく思って、日の本が「ラクトラ」などというカテゴリー、ブランドを根付かせようとしたのじゃないかって、僕思ってるんです
https://oba-shima.mito-city.com/2015/08/12/hinomoto_mb1100_catalog/
ブルトラB7001はうちの最初のトラクタでした。 私が産まれた時に買ったトラクタです 耕うん機にかわって使い始めたトラクタだったので ロータリ専用で使い続けていました。 しかし、これだけたくさんのインプルメントがブルトラにも有ったとは意外でした。
匿名さん おはようございます
ありがとうございます!
小さくても見る事ができて嬉しいです
みたところ、まったく田植え機のように見えます(あたりまえですけど)
3万円なら欲しい気がします
なくなっちゃうと困るのでここに引っぱっておきます
ブルトラの田植機の写真見つけましたが荒いですね・・
http://aucview.aucfan.com/yahoo/u40957996/
トラクター狂さん おはようございます
もー「日本の農業」の話といい、図書室で見た本の中の1枚の写真のことをそんなに覚えている人がいるのにただただ驚きです。
図書室のボロボロの本たち・・・ちゃんと役に立っているんだな・・・そしてそのことを学校図書に携わっている人たちに教えてあげたいな、と思っちゃいました。
その本も是非見てみたいです。
またどうもです♪
小学生の時に図書室でブルトラの田植機の写真が載った本を見たことがあります。うろ覚えなんですが、ボンネットの両脇に苗載せ台があって、6条植か8条植だったと思います。(植付方式はクランク式)
当時は画期的なアイディアだったかもしれませんが、何分トラクターなんで、色々と問題はあったようです。その後、乗用田植機NSRシリーズが登場したので、ブルトラの田植機はお役御免になったようです。
数年前、某会員制中古農機売買サイトに10万くらいで出品されてましたが、実物は見たことが無いので、かなりレアだと思います♪
あと…
送れるかどうかわかりませんが、サンシャインモンローマチックのカタログ送ってみます。訳あって3ページずつ送る事になりますが…。
トラクター狂さん おはようございます
えええっ?
現在は製品として見ることがないし、そのころ作ったけれど淘汰されてしまった機械なのでしょうね
検索しても出てこないし、当時としても珍しいものなんでしょう・・・
見てみたいです
一体どういう風になっていたのでしょう
この時代のあぜぬり機、初めて見ました…。今のローラータイプの物とは違って、おそらく叩いて固めるタイプだと思うのですが…。
このブルトラはオプションで乗用田植機にできるキットがありました。私の知っている方の家で、B5001に田植機用の車輪と植付部を取り付けて田植機として使ったらしいのですが、あまり良いものではなかったらしく、普通のトラクターとして使うことにしたそうです…。(今でもハウス用として現役だそうです。)
あっ、それと…
B5001は2気筒で、6001と7001は3気筒です♪