デビッドブラウンdavid brown 770 selectamatic 「撮りトラ」その1

デビッドブラウントラクター david brown tractor 770 selectamatic 赤いグリルとマフラーに白いボディ・・・とっても印象的なカラーリング。オリジナル(と思われる)のペイントが残る白さ際立つ1台です。
今日は米子の児玉さんに送ってもらった、デビッドブラウントラクター david brown 770 selectamatic「撮りトラ」です。
米子には佐藤造機が輸入した5台のデビッドブラウンがあり、そのうちの1台だそうです。キレイです!! 児玉さん、ありがとうございます。
佐藤造機をウィキペディアで調べてみると三菱農機の前身でした。
略歴
現社名となったのは比較的新しいが、農業機械の製造販売の歴史は案外古く、創業は1914年(大正3年)に遡る。それまでは「サトー」ブランドとして親しまれてきた。以下、その略歴を記す。
1914年(大正3年)6月 – 佐藤忠次郎(さとう ちゅうじろう)がサトー式稲扱機で創業
1945年(昭和20年)2月 – 佐藤造機株式会社に社名変更
1971年(昭和46年)3月 – 経営に行き詰まり会社更生法を申請。早川種三を管財人に迎えて経営再建を図る
1980年(昭和55年)2月 – 三菱機器販売株式会社と合併し、社名を三菱農機株式会社へ変更
2007年(平成19年)1月 – 国内の広域販売会社8社を2社に、部品センター6箇所を2箇所にそれぞれ統合
2011年(平成23年)12月 – 三菱重工業の完全子会社となる
とあります。
本社所在地も島根県松江市にあるそうなので、そんなに遠くはありませんよね? もしかしたら中国地方ではデビッドブラウンがポピュラーなトラクターだったかもしれません。
この部分が気になりました
今までは額のエンブレム部分がわりとさっくりしたものしか見たことがなかったのですが、今回の個体はちゃんとしたものがついています。
「トラクターはとてつもなく高いもの。まして舶来ならなおさら」そんな時代の贅沢なのでしょうか? 立派なエンブレムは所有欲をくすぐります。
↑ケース・デヴィッドブラウン1212です。こちらは二次元でペナっとしたステッカー状のもの。車体の大きさもあるのでしょうが、大きく立体的に主張しているdavid brown 770 selectamaticのエンブレムに比べてこころなしか控えめな大きさです。
そして今回のデビッドブラウンdavid brown 770 selectamaticは横から見た開いたバラ?です。企業理念の達成度に合わせてエンブレムを変えていたのかしら???
こんなパターンもあるみたいです
デビッドブラウンdavid brown 770 selectamaticはどうもレッドバージョンとホワイトバージョンがあって、レッドの方が古いみたいです。1965年 – 1970年まで生産され、1970年当時で3600ドル。2.4リッター3気筒ディーゼル、28馬力、前進12段後進4段だそうです。
LIVE DRIVE 12
注意書き&ステッカーマニア!
もしかして青線あたりからいい感じのトルクが出て、赤線がレッドゾーンなんでしょうか・・・レッドゾーン付近にベルトプーリーのラインがあります。速度計は無いみたいなので、現在入っているシフト位置とこの表を見て速度を知るのかもしれません。
そう言えば緑、黄、赤のランプが下に見えます。これが青線、赤線に対応しているのかなあ・・・
HYDRAULIC FILTER WARNING LAMP
KEEP ENGINE SPEED BELOW SPEED AT WHITCH YELLOW LAMP IS LIT
CHANGE FILTER ELEMENT IF YELLOW LAMP REMAINS LIT AT 1800 ENGINE REV/MIN AFTER 30 MINUTES RUNNING (SEE INSTRUCTIONS BOOK)
油圧フィルター警告灯
黄色のランプが点灯する 速度以下のエンジン回転数で使用してください。
作業開始30分過ぎても1800回転/分で黄色のランプが点灯したままである場合は、フィルターエレメントを交換してください。
みたいなことが書いてあるので回転警告灯ではないみたいですねえ・・・
直接見てみたいなあ

デビッドブラウントラクター david brown tractor 770 selectamatic ステッカーもオリジナルなものが残っています。一部とっても綺麗な部品がついていますね。シートも当時モノでしょうか・・・ハンドルまで白かったんですか・・・徹底しています。
明日に続きます。