電装品が味わい深い フィアットトラクターFIAT211R・・・「撮りトラ」その3

先日の大雪も今は日陰に残っているだけ。今日にはすっかり見えなくなってしまうかなあ・・・と思っていたら、外は雪がちらついています。今年は当たり年かな。

フィアットトラクター FIAT 211R
フィアットトラクター FIAT 211R めちゃくちゃ美しいフォルム! これぞトラクターっていう形です。

北海道で見た、フィアットトラクターFIAT211Rその1からの続き、FIAT211R「撮りトラ」の最終回です。

トラクターヘッドライト!

フィアットトラクター FIAT 211R
出すスピードとは関係なく、飛行機やスポーツカーと大してかわらない造形。
フィアットトラクター FIAT 211R
小糸でもスタンレーでもない、何の変哲もないイタリア製のヘッドライト。わかりにくいロゴですが、TRINOと描いてあります。オリンピックやったところだ!

フィアットトラクター FIAT 211R
拡大してみます。ロゴマークはSIEMって書いてあるのでしょうか?

 

調べてみました。

潰れちゃったのかなあ・・・

あった!このマークだ! SIEMでよかったんだ。
あった!このマークだ! SIEMでよかったんだ。

SIEM s.p.a なんだか温泉リゾートばっかりでてきちゃいます。FIATトラクターがニューホランドになっちゃったように、会社はもうないのかも・・・

しかし、ヘッドライトはトラクターはもちろん、車はフィアット、ランチアなどイタリアの会社で使用され、バイクはベスパのライトで有名みたいです。中古品はたくさん売ってます!

そうそう!このマーク。どうもこういうメッキのライトグリル?も作っていたみたい。
そうそう!このマーク。どうもこういうメッキのライトグリル?も作っていたみたい。
この会社が今もあるのか、ないのか、合併したか・・・などの記載は見つけることはできませんでした。なんだか寂しい。
この会社が今もあるのか、ないのか、合併したか・・・などの記載は見つけることはできませんでした。なんだか寂しい。

SIEMというメーカーは、FIATの部品調達先としてウェーバーやソレックスなどと並んで関係があったようです。

何の変哲もない当時モノのパーツ。でも、もう現在は作っていないとなるとなんとなく稀少感が出てきていとおしくなります。なにせ50歳くらいな訳ですから・・・

それだけじゃないぞ

フィアットトラクター FIAT 211R
こちらはテール。別メーカーなんです。奥の大きいのには何と書いてあるか読めませんが、手前の小さいテールには、OLSA TRINOと書いてあります。トリノ、電装品の産地だったんだ。日本でも長野には精密機械とか電子部品の会社が多いですけど、山の方は世界中でそういう産業が興るのでしょうか。

OLSA s.p.a 調べてみました

こちらは現役バリバリでやっているみたいです。新しい部品もたくさんあります。
こちらは現役バリバリでやっているみたいです。新しい部品もたくさんあります。

ランボルギーニやBMWなどのテールランプを作っているみたいです。50年経った、しかも雨ざらしのプラスチック・・・たいした品質です。

オマケ

フィアットトラクター FIAT 211R
本当にキノコくらいの大きさの空気取り入れ口。これもオイルバスフィルターなんでしょうね。かわいい!

オイルバスを調べたのはこちら。

これでおしまいです。

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