トラクター狂さんとやっさんさんにコメントを貰って、シバウラ臭があちこちに漂ってきました。探して比べたりするの、大好きなんです。
初めて見る方にかいつまんで説明しますと
①ヤンマーの見たことがないトラクターを中古農機展示即売会で見つけた→『ヤンマーF435D・・・「撮りトラ」』
②グリルの形状やエンジンフードの形状がフォードっぽいな・・・と思った。
③実はF435Dはシバウラが作っていて、フォードでは2120として売られているとトラクター狂さんにコメントを貰った。→『ヤンマーF435Dその2・・・「撮りトラ」』
④フォードだと思ったのはバックグラウンドにシバウラ臭が漂っていたせいだと認識→『燃えてても、青くても、漂うシバウラ臭・・・撮りトラ@ヤンマーF435Dその3』
⑤そうしたらヤンマーF435DはシバウラS445で、ヤンマーのUS40(1994年式)とRS240(2001年式)もシバウラ製だとやっさんさんに教えてもらう。←今ここ。
というわけなんです。
早速見てみましょう
他のS455シリーズ?の写真
こんなのも見つけました
ちょっと小さなフォードといったたたずまい。実際その影響もあるのでしょうけど、大きなタンク状のグレーの部分がエキセントリック。何かとても必要な部品なのでしょうけど、すごくいいアクセントになっています。これいいなあ。
シバウラのUS40の画像は見つけられなかったのですが、確かにシバウラ製と言われれば「そうかもしれない」と思います。なぜならシバウラはピンストライプとストロボラインが好きなんです。だからどのトラクターでもそれを多用してます。そのストロボラインがこのUS40にも見られますし、ピンストライプはこれにはありませんが、OEMの場合ピンストはおさえられることが多いので、それもかえってリーズナブルです。
さらには後継機種のUS501ですが・・・
それからヤンマーRS240
もしかしたら、色々なところへトラクターを作っているうちに、人に合わせているうちに、自分を抑えるようになってしまったのかも。それで個性的なシバウラ臭が漂わなくなってしまったのかもしれません。今も他社に作っているみたいですけど、ほんのちょっと「痕跡があるかな?」くらいで、あまり主張というものが出ていないような気がします。「男らしい」「四角い」「カッコイイ」のシバウラだったのにちょっと寂しいですね!
トラクター狂さん いつも興味深い情報ありがとうございます
RSシリーズ(Rice Specialの略)
AFシリーズ(Advanced Forteの略、後のエコトラ)
なるほどなるほど・・・初めはこうやって大本の意味があったのでしょうけど
だんだん記号を使い慣れてくると親切に説明してくれなくなっちゃいますから
あとから知った人は「えええっ?そうなの?」ってなっちゃいます
それにしてもシバウラはトラクターそのものといい、運営方針といい、おもしろい会社ですね・・・どことも似ていません
RSシリーズ(Rice Specialの略)は当初スーパーフォルテAFシリーズ(Advanced Forteの略、後のエコトラ)よりシンプルで価格を抑えた型式でした。
AFがノークラシフトや本格キャビンを搭載しているのに対して、RSはシンクロメッシュ付マニュアルミッション、簡易キャビンという具合で如何にもシバウラが造ったんだなぁ・・・と思わせるトラクターでした。
それが暫くしてエコトラが誕生すると、エコトラと同じエンジンを積んだ「エコトラRS」が発売されました。
画像のRS240は最終モデルで、キャビンも簡易的な物では無く、AFと同等のエアコン付本格キャビンが搭載された型式も有りました。
最終型はミッション以外エコトラAFと変わりが無い程に豪華になりました。(もちろんRSの方が安いと思いますが・・・)
シバウラっぽいんだけど、シバウラじゃない・・・という感じでしょうか?
※いろいろ書きましたが、間違っていたらごめんなさい。