YM3310?ダイヤパット?MADE IN ラパン?色々謎なところのあるヨネザワダイヤペットYM3310(ミニカー)

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友達に「ネタにしてちょうだい」と、ヤンマートラクターのミニカーをもらいました。多分1/26(多分)の金属製でロータリーもついている、ヤンマーの「燃える男の赤いトラクタ」ハイパワーシフトシリーズです。「ネタになるのかなぁ」などと思いながらよく見たら、「何それ」というしかないツッコミどころ満載でした。もちろん、微笑ましいばかりでけなすつもりなど毛頭なく、楽しく暖かく突っ込んでみたいと思います。

現物:ヨネザワダイヤペットYM3310

ヨネザワダイヤペットYM3310です。大きくそして重く、可動部分や開く部分もあり、子供なら絶対欲しい一品です。
ヨネザワダイヤペットYM3310です。ただし、見える部分にはヤンマーディーゼルトラクタとしか書いてありません。大きくそして重く、可動部分や開く部分もあり、子供なら絶対欲しい一品です。

楽しく暖かい突っ込みポイントその1:YM3310はおそらく存在しない

裏を見るとYM3310と書かれています。しかし、YM3310というのは当時のラインナップには存在していないと思うんです。
裏を見るとYM3310と書かれています。しかし、YM3310というのは当時のラインナップには存在していないと思うんです。
当時の社史を見てもYM3310はありません。ミニカーの形からみて実際に手本にしたのはYM3110ではないかと思われます。
しかし、オークションなどではこの表記を参考にYM3310として出品されています。
しかし、オークションなどではこの表記を参考にYM3310として出品されています。
このオークションでもYM3310として出品されていますね。みなさん裏面を参考にしているわけです。
このオークションでもYM3310として出品されていますね。みなさん裏面を参考にしているわけです。
誤表記が起きたのは、当初箱に何も書いていなかったからだと思います。
誤表記が起きたのは、当初箱に何も書いていなかったからだと思います。
YM3310は大して重要じゃなく、ヤンマー全般として売りたかったのか、本来車名の書かれるサイドには、ヤンマーディーゼルトラクタ・・・とだけあります。
YM3310は大して重要じゃなく、ヤンマー全般として売りたかったのか、本来車名の書かれるサイドには、ヤンマーディーゼルトラクタ・・・とだけあります。

ミニカーがYM3110であるという裏付けがあります

ところが、同じ商品でありながらYM3110と表記された箱もありました。想像ではありますが、当初ハイパワーシフトシリーズとだけ書かれた箱で販売され、のちにYM3110と書かれた箱に入って売られた・・・そんな風に思います。
ところが、同じ商品でありながらYM3110と表記された箱もありました。想像ではありますが、当初ハイパワーシフトシリーズとだけ書かれた箱で販売され、のちにYM3110と書かれた箱に入って売られた・・・そんな風に思います。

楽しく暖かい突っ込みポイントその2:YM3110じゃなくYM3110D

細かいことを言うと、このミニカーはYM3110じゃなくてYM3110Dでしょうね。

YM3110です。当たり前ですけどミニカーとそっくり。
オークションで見つけたYM3110です。当たり前ですけどミニカーとそっくり。
ロータリーの色も一緒ですよね!
ロータリーの色も一緒ですよね!
ミニカーの方がフロントがラグタイヤなのを見るとモデルとなったのはYM3110Dだと思います。
ミニカーの方がフロントがラグタイヤなのを見るとモデルとなったのはYM3110Dだと思います。
反対側の写真しかなかった・・・
反対側の写真しかなかった・・・

楽しく暖かい突っ込みポイントその3:DIAPATじゃない

ダイヤペットとして売られていたのに、本体にはDIAPATと書かれています。DIAPATと書いてダイヤペットと読ませるのかと思ったら・・・
他のダイヤペット商品を見るとDIAPETと綴られています。こちらが正解そうです。
他のダイヤペット商品を見るとDIAPETと綴られています。こちらが正解そうです。

楽しく暖かい突っ込みポイントその4:MADE IN LAPANとは?

MADE IN LAPANとなってます。LAPANというより「J」が裏焼き??型を作る際に刻印かなんかを逆さに打ってしまったのですかね?エラーコインならぬエラーミニカー・・・貴重品かも!!
もらったミニカーが偽物なのかとも思いましたが、先のオークションでも同じ刻印のようです。
先のオークションの画像です。もらったミニカーが偽物なのかとも思いましたが、同じ刻印のようです。
これもオークション画像。ある程度のロット、このまま作っちゃったみたいです。
これもオークション画像。YM3310だしDIAPATだしLAPANですね。ある程度のロット、このまま作っちゃったみたいです。

ステアリングできそうもない

ハンドルを回すとなんとステアリングできます。ただし、車軸ごと。どう見ても四駆ですが、四駆だとこの方式では実際にちゃんとは旋回できませんよねぇ
ハンドルを回すとなんとステアリングできます。ただし、車軸ごと。どう見ても四駆ですが、四駆だとこの方式では実際にちゃんとは旋回できませんよねぇ

もちろん正確な部分もあるんです

例えばタイトルにもなったハイパワーシフト。かなり正確です。

あの顔でハイパワーシフトというとこっちの方を想像しちゃいますけど・・・
ちゃんと出たての頃、YM3110についているハイパワーシフトの形になってます。
ちゃんと出たての頃、YM3110についているハイパワーシフトの形になってます。
扇型でスリムな初期の頃のハイパワーシフト。
扇型でスリムな初期の頃のハイパワーシフト。
扇型のハイパワーシフト。足元にありますよね!
扇型のハイパワーシフト。足元にありますよね!

メーター周りもなかなか

適当にシールが貼ってあるように見えるメーターまわり。なかなか正確です。
適当にシールが貼ってあるように見えるメーターまわり。なかなか正確です。
ネットで見つけてきたYM3110の写真です。ね?どうです?一緒でしょ?
ネットで見つけてきたYM3110の写真です。ね?どうです?一緒でしょ?
同じくネットで見つけてきたYM3110の写真です。なかなかの再現性。
同じくネットで見つけてきたYM3110の写真です。なかなかの再現性。

だがエンジンはいい加減

エンジン部分をゴチャゴチャっとするのはわかりますけど、てっぺんの丸いのはなんだ?・・・という感じ。色々写真を漁ったのですが、この丸いものがついている写真は見つかりませんでした。
エンジン部分をゴチャゴチャっとするのはわかりますけど、てっぺんの丸いのはなんだ?・・・という感じ。色々写真を漁ったのですが、この丸いものがついている写真は見つかりませんでした。
丸いのはエアクリーナーかも・・・なんて思いましたが、YM3110はラジエターの前に出ている写真が多かったです。
丸いのはエアクリーナーかも・・・なんて思いましたが、YM3110はラジエターの前に出ている写真が多かったです。
YM3110といえばYM3110Dとともに1979年型式認定。今から44年前です。当時の子供達に手が届く値段だったかはわかりませんけど、ロータリーつき(ロータリーは回転する)で、欲しいと思ったに違いありません。
YM3110といえばYM3110Dとともに1979年型式認定。今から44年前です。当時の子供達に手が届く値段だったかはわかりませんけど、ロータリーつき(ロータリーは回転する)で、欲しいと思ったに違いありません。
自分の会社のブランド名を間違えたり、文字を裏打ちしたり、当時の人たちはおおらかに仕事をしていたのでしょうね。
自分の会社のブランド名を間違えたり、文字を裏打ちしたり、当時の人たちはおおらかに仕事をしていたのでしょうね。

最後にYM3110Dの記事を貼っておしまいにします。それではまた明日!(遊びに行っちゃうので書けるかどうかわからないけど)

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