
毎日オークションの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝見つけた1976年運輸省型式認定のイセキTX1300Fの銘板に書かれている型式はミスプリント(文字が消えているだけかもしれないですけど)じゃないかな?というお話です。運輸省に登録された型式は1つのはずで、2種類あることはないからです。
このTX1300F銘板はミスプリではないだろうか?


小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農967号
ヰセキ TX1300型
とあります。TX1300F型となっていないのです。
以前見たのはこう

認定型式は2つないはず

じゃTX1300は?

この運輸省型式認定番号銘板は、明確な表示の規定があるわけでもなく、型式自体はちゃんと登録されているわけですから、内容が違ったとしてもユーザーには何も不都合はありません。
ですから「変わり種を見つけてしまってちょっと面白かった」程度の話ですみません。
以前も番号被りがあった












とまあ、このように同じD1600DT型が2つの番号、1248と1284を持っています。型式と番号が一対一の対応(普通はそうですよね?)であれば、これはどちらかが間違っているということになります。
本家はシバウラ

しかしこちらの方が本物っぽい

クボタの方が本来1248とすべきところを1284と取り違えてしまった・・・という顛末でした。こういうこと、ごくごく少ないですけど、あります。
「今更ミスをほじくり返してなんになるのか」という向きもありましょうが、微笑ましくて良いではないですか。やることをやりきって商品を世に送り出し、ホッとしてちょっとしたことで手違いが起きる・・・なんだかわかるような気がします。
今朝はここまでです。それではまた明日!