毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は手持ちの資料で1973年型式認定と判明したヤンマーYM1600です。アメリカに打って出るための「青ガエルシリーズ」が翌年に出たため、馬力帯がかぶっていたYM1600は短命に終わったのではないかと想像します。
ヤンマーYM1600
YM1600は1900と同時発売
YM1600の運輸省型式認定番号は農839号
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。
(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.
追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!
気になるヤンマーの2気筒
ここで少し気になったことがあります。ヤンマーのエンジンの型式は2気筒の場合、2TR馬力(数字)となっています。他の会社はどちらかといえば馬力というより排気量を型式に組み込む感じなのですが、ヤンマーは馬力を表しています。
2TR16
2TR15
2TR17
2TR19
2TR20
ここで年表
1973年にYM1600/YM1900を出したものの、輸出のため青ガエルを作るときに、アメリカの事情なのか販売の戦略なのか、YM1300/1500/1700/2000というラインナップにしなくてはならなかった。
↓
13馬力のYM1300から始めるとすると、馬力帯のバランスの良い13/15/17/20という馬力が決定し、ちょうど間に入ってしまったYM1600とYM1900が消える・・・そんな姿が想像できます。
ああ・・・今日は資源回収の日でもう時間がないっ!尻切れですけど今日はさようなら。またあした!