
毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1983年運輸省型式認定のクボタトラクターL1-20D(型式名L1BD)です。販売名と全く違う短い型式名ですが、これにも規則性があることがわかってきました。


冒頭で規則性と書きましたが、L1シリーズのLの後ろについている「1」にも少々規則性を見いだせます。上のXB-1は突発的に誕生したブルトラなので、名前がXBとなっていますが、ブルトラシリーズB〇〇〇〇の次のシリーズはB1-〇〇となっています。
同じような規則により、L〇〇〇〇の次のシリーズもL1-〇〇となっていて、人気シリーズの次のシリーズにはアルファベットの次に「1」をつけるという取り決めになっているみたいです。
今日のL1-20Dは、L二桁、L三桁、L四桁と来て「流石にL五桁はデカすぎるだろう・・・」となって、ブルトラの時と同じように「1」をつけ、「L型第四世代の20馬力四輪駆動」を表していると考えられます。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1542号
クボタ L1BD型
とあります。エンジンはクボタD1402-DI型3気筒1395cc、20馬力/2500rpm搭載です。

認定番号が2番おき・・・これって、間に「仲間」がいるってことですよね? その仲間はL1の二輪駆動に違いありません。
想像するに農1541には二駆のL1-18認定型式L1Aが、農1543には二駆のL1-20認定型式L1Bが、農1545には二駆のL1-24認定型式L1Cが、農1547には二駆のL1-26認定型式L1Dが入ってくるに違いありません。
見つけねば。
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。
(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.
追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!
今朝は早く起きられたのに時間がかかってしまいました。今日はここまでです。それではまた明日!!