
たまーに写真撮影可の博物館、例えば『スガノ農機「土の館」トラクタ博物館』であったり『明治150年記念、日本を変えた千の技術博』の話になったりします。今日は先日行ってみた日立市の大甕(おおみか)にある日立製作所の企業ミュージアム「日立オリジンパーク」に行ってきましたその7。今日はショベル/エレベーター/電子超顕微鏡など色々です。

小平は将来の電気機械の需要先として建築業界が有望であることに着目し、昇降機を独自技術で開発することを決意し、エレベーターの製造を本格的に始めるが、戦争により民需用は中断を余儀なくされ、戦後、生産を再開する。戦後復興期における建築需要の増加、高性能化の要求に対し、安全性や制御技術、意匠などの研究・開発に取り組み、技術を蓄積してきた。常に一歩先の未来を見据え、「日本一、そして世界一のエレベーター・エスカレーターをつくる」という開拓者精神は、脈々と受け継がれている。
とあります。日立、エレベーター作ってますね!どこからでも見える高い試験棟もありますし・・・
G1タワー
G1TOWER(ジーワンタワー、国際的表記: G1 Tower [2])は、日本の茨城県ひたちなか市市毛に所在する、日立製作所のエレベーター試験塔である。2010年(平成22年)竣工。地上高 213.5 m、地下深度 15 m。
ウィキペディアより
地下15階もあるとはしりませんでした。実際のビルを考えたら地下もないとダメですもんねぇ・・・茨城県のサイトにも載っています。ここにはちょっと興味深いことが書いてありました。日本で最初のエレベーターは水戸にあるというのです。

なんと日本最初のエレベーターが、茨城県に存在するのです。そのエレベーターが設置されているのは、1842年(天保13年)に水戸藩藩主・徳川斎昭が創設した偕楽園の好文亭。
とあります。食品用エレベーターでしょうか?定食屋で使っているの見たことがあります!
ミルモーター

32年間無事故を達成
ミルモーター
前年の水電解槽に次いで、圧延用ミルモーターを受注する。この機械も当時世界最大級かつ製鉄所の重要な用途に使用されるものであり、日立の真価が問われた。馬場が陣頭に立ち、水電解槽製作でえた経験と技術を活用し、6ヶ月という短期間で完成させ、据付けも僅か9日間で完了させた。注文から稼働まで短期間で行なわれたことに、お客様も驚嘆し、日立評論にそのことが掲載されている。32年間無事故を記録したことに対し、お客様から感謝状を受領した。
全部写真を撮っているわけではないので、前の関係がわかりません。製鉄所の巨大なモーターのようです。

1933
「32年間無事故」を達成した製鉄用ミルモーター 1933年、官営八幡製鐵所に納めた7,000kW圧延用イルグナセットとミルモーター(圧延用直流電動機)は当時世界最大級のものであり、納入設備は32年間にわたって無事故運転を記録しました。
とあります。
機械式ショベルU05

純国産技術による
日本初パワーショベル
機械式ショベルU05
戦後の復興期、インフラ整備事業、食料のための土地開墾、住宅開発など、急激に増加した建設工事を短期化するため、近代的な建設機械が導入された。 1949年、日立は先行する欧米の技術に頼らず、純国産技術でU05機械式ショベル第1号機を誕生させた。1965年には日本初となる純国産油圧ショベルUH03を開発し、建設機械業界の先駆者として国内の技術開発をリードしていった。

それにはU05について
戦後の混乱がようやく収まり、河川・道路などのインフラ整備事業に経済性と工期短縮が求められる中、1949年に機械式ショベル「U05」を開発。1950年には後継機である「U06」を量産化し、国内市場に投入しました。(写真は「U05」)
とあります。
またUH03については
外国資本が本格的に参入する中、日本で初めて純国産技術による油圧ショベルを開発。機械化施工が適用できる範囲を大きく広げることに成功し、1973年には油圧ショベルの需要が2万台を超えるなど飛躍的な普及を遂げました。
とあります。油圧ショベルを開発するには機械式から15年も掛かったのですね!
電子超顕微鏡HU-1形
アナログ計算機ALS-1500

今日はここまでです。どちら様もごきげんよう。また明日!