水戸市柵町には耕運機メーカーがなんと2つあった!カマリKT昔のテーラー

PVアクセスランキング にほんブログ村

以前Sさんから寄せられた情報で知った水戸の耕運機メーカー井坂農機、どこにあるか調べている過程で新たな事実がわかりました。本筋とは少しズレますが、ちょうど一年前に送っていただいた写真と繋がったのです。(写真を送っていただいた方、もし見ていたらもう一度連絡をください!ぜひ見にいきたいです)昔の水戸市柵町6丁目にはその狭いブロックに2つの農機メーカーが存在していたことになります。

もう忘れた方もいると思うのでおさらい

以前Sさんから寄せられた写真には大きく「水戸」「井坂農機」と書かれており、水戸に住む僕としては思い切り反応してしまいました。しかも、1963年の運輸省型式認定番号まで判明したのです。車輪とエンジンのついた農機を水戸で作っていた会社があるとは全く知りませんでした。
調べてみると、当時の資料には当然「メーカー」として載っているわけです。現世では悲しいことに埋もれてしまっていますが、平行世界ではもしかしたらクボタのような大メーカーになっていて、水戸にトラクターミュージアムができている可能性だってあるってことじゃないですか!
幸い機体に連絡先住所が書いてあるので、調べてみると簡単ではないことがすぐにわかりました。荷物や親書を確実に届けるために町名が変わっていたのです。大体の場所はわかっても「どこ」とはそいの町名だけでは特定できません。
昔の航空写真と「だいたいこの辺り」という地図を見比べて井坂農機の工場らしき建物にアタリを独断でつけたのでした。

しかし、そのアタリはちょっとズレている・・・と、図書館で住宅地図を閲覧して調べてくれた方に教えていただきました・・・というところまでがこれまでの経緯です。

ここから続き

僕が完全に根拠なく「これが井坂農機だ!」と思った建物はこれ。昭和9年の6丁目範囲から外れていますが、井坂農機の住所は6丁目の6000番台と大きいですから、水戸のお城の下に広がる千波湖の周辺に新しく生まれた住所かもしれませんし、そうなると6丁目の外れというロケーションとも符合します。
僕が完全に根拠なく「これが井坂農機だ!」と思った建物はこれ。1961年の航空写真です。クリックすると拡大できるのでははないかと思いますが、そうしてみればなんとなく工場っぽい建物なのがわかり、僕がそう思ったのがご理解いただけると思います。

住宅地図という頭はなかったので、実際はどうなのか僕も図書館に行って調べてきました。

やばいっ!朝早く起きたのに時間がなくなってきました。拡大するとこうです。「イサカ」カルチベーター・施肥播種機・果樹園除草機・・・住所は水戸市柵町6-5454とあります。
住所は水戸市柵町6-6154とあり、これを目標にしているわけです。
多分1960年代のやつだと思うのですが(ちょっと時間が経ったら忘れちゃいました)コピーをとってきました。昔は駅前に踏切があったんですねぇ。どうも僕が井坂農機だと思ったところは本来の井坂農機より1ブロック斜めにずれていました。しかしそれで新事実が!僕のアタリをつけた場所は井坂農機ではないけれど鎌利農機具株式会社だったのです。
多分1960年代のやつだと思うのですが(ちょっと時間が経ったら忘れちゃいました)コピーをとってきました。昔は駅前に踏切があったんですねぇ。どうも僕が井坂農機だと思ったところは本来の井坂農機より1ブロック斜めにずれていました。しかしそれで新事実が!僕のアタリをつけた場所は井坂農機ではないけれど鎌利農機具株式会社だったのです。
僕が完全に根拠なく「これが井坂農機だ!」と思った建物はこれ。昭和9年の6丁目範囲から外れていますが、井坂農機の住所は6丁目の6000番台と大きいですから、水戸のお城の下に広がる千波湖の周辺に新しく生まれた住所かもしれませんし、そうなると6丁目の外れというロケーションとも符合します。
もう一度アタリをつけた場所を・・・ここに地図を重ねてみると・・・
こんな感じ・・・ちょうどページの分かれ目で、隣のページは全く別の地点なので若干わかりにくいと思いますが、この重ね具合で間違いないと思います。
こんな感じ・・・ちょうどページの分かれ目で、隣のページは全く別の地点なので若干わかりにくいと思いますが、この重ね具合で間違いないと思います。ああああ・・・時間がなくなってきた・・・
僕が完全に根拠なく「これが井坂農機だ!」と思った建物はこれ。昭和9年の6丁目範囲から外れていますが、井坂農機の住所は6丁目の6000番台と大きいですから、水戸のお城の下に広がる千波湖の周辺に新しく生まれた住所かもしれませんし、そうなると6丁目の外れというロケーションとも符合します。こんな感じ・・・ちょうどページの分かれ目で、隣のページは全く別の地点なので若干わかりにくいと思いますが、この重ね具合で間違いないと思います。
スライダーを動かして見比べて見てください。赤丸、鎌利農機具で間違いないと思います。つまり、水戸の下市、柵町には2つも耕運機を作っている会社があったということになります。農機具工場地帯じゃん!!
昭和44年、1970年の農業機械年鑑です。改めて見直してみたら、ここに主要メーカー等ということで井坂農機とともに鎌利農機具株式会社が載っています。柵町6丁目に2つの主要メーカー!
・・・とここで冒頭の写真です。送ってくれた方はカマリのテーラーKT型だとおっしゃっています。これが水戸で!!ホント是非にも見たいです。
・・・とここで冒頭の写真です。送ってくれた方はカマリのテーラーKT型だとおっしゃっています。これが水戸で!!ホント是非にも見たいです。

形としてはとてもシンプル。前傾したシリンダーヘッドとフェンダーの逃げがあるベルトカバーの感じは1970年代中盤から後半にかけての形っぽいです。

こちらもオークションに出ていたクボタ耕うん機T7です。T7の文字か効いていますよね!薄いフェンダーもかっこいい!
こちらの方が古そうですけど1975年型式認定のクボタ耕うん機T7とか・・・
まとまっていていい感じです。ライトの下までカウルが伸ばされているのがユニーク。イメージが新しくなっていますが、ネオ昔の耕運機・・・と言った感じ。
1978年型式認定のホンダF800くらいのイメージです。

こうこんな時間!本当に時間がなくなってしまいました。もしかしたら続くかもしれません。それではまた明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です