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毎日サクッと写真で見る「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝はSさんに送っていただいた、井坂農機のカルチベーター、オートカルチIF型の写真です(Sさんありがとうございます!)。前後の関係から1963年型式認定と考えられる、このイサカオートカルチはなんと!水戸市で作られていたようなのでした。
![なにっ?!水戸? 思い切り水戸と書かれています。水戸に住んでいて、農機に興味があったらこれは食いつきます。「水戸=井坂農機」なにせこういうのはドイツ・マンハイム=ジョンディアトラクター、イギリス・ヨークシャー州メルサムミルズ=デビット・ブラウンのような聖地的表現を思い起こさせます。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/Isaka_Cultivator_IF-3-504x285.jpg)
もちろん、水戸には今も残るタイショーという農機メーカーもありますけど、多分耕うん機は作っていないはず(気合いを入れて確認していません。間違っていたらごめんなさい)。
やはりエンジンのついた運輸省型式認定番号をもらうような走る機械は、申し訳ないけですど機会のメインストリームのように感じます。そんな主流の機械を水戸で作っていたというのは驚いてしまいます。
教官のMさんに「井坂農機って知ってる?」と聞いても「知らねえぁ」という答えが帰ってきますし、僕ももちろん初耳でです。
![Sさんはありがたいことに運輸省型式認定番号の銘板も撮ってくれています。農耕作業用軽自動車運輸省認定番号 農383号井坂IF型とあります。初めて見る表記「農耕作業用軽自動車」この時代はおそらく「軽自動車」表記のある機体最後の年くらいです。そんな中、小型特殊自動車という言葉がまだ発明されていなかったのかもしれません。農耕作業用軽自動車という表現はそんな揺らぎを感じさせる単語です。また、運輸省型式認定番号という語句が「運輸省認定番号」となっているのはなんとなく省略してしまったのか、それともそういう書き方も存在したのか気になるところです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/Isaka_Cultivator_IF-2-504x285.jpg)
農耕作業用軽自動車
運輸省認定番号 農383号
井坂IF型
とあります。
初めて見る表記「農耕作業用軽自動車」この時代はおそらく「軽自動車」表記のある機体が見られる最後の年くらいです。
そんな中、小型特殊自動車という言葉がまだ発明されていなかったのかもしれません。農耕作業用軽自動車という表現はそんな揺らぎを感じさせる単語です。
また、運輸省型式認定番号という語句が「運輸省認定番号」となっているのは、なんとなく省略してしまったのか、それともそういう書き方も存在したのか気になるところです。
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。
(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.
追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!
今の所、身近なはずなのに謎の農機メーカー「井坂農機」は全く情報がありません。この件は少し調べてみたいと思います。というわけで続きます。それではまた明日!