投稿日: 2022年4月12日2022年4月12日 投稿者: noraシバウラ耕うん機SK650、持ち主さんによる「撮りトラ」今日は紹介していない写真がたくさん残っているので、昨日からの続きです。持ち主であるshioikaさんのシバウラ耕うん機SK650の「撮りトラ」です。SK650はヤンマーが製造していて運輸省型式認定が1980年、発売もその近辺だと思われます。まずはいただいた写真の中で一番好きなショットから。耕うん機は顔が見えた上に他も少しわかるこの角度が一番見栄えがいいですかねぇ・・・シバウラSK650は昨日も述べたようにシバウラで独自の型式を申請していない、消極的OEM製品です。そのため、本当のところはどうだったかわかりませんが、ヤンマーと同時発売も可能だったはず。自社色を強く打ち出さない代わりにコストを抑えることができたのではないでしょうか?エンジンフードが赤で後ろのカバーはピンクです。色が違うのは後ろのカバーが樹脂製なのでしょう。ロータリーのサイドカバーのロゴを除けば見た目はほとんどヤンマーの耕うん機です。 ベルトカバーに型式。完全にステッカーチューンです。バッテリーが見えるのでセル付きですね!スリムすぎて収まりが悪いし、ほとんどどんな形をしているかわからなくなってしまいますけど、やっぱり「顔」はいいですね!横水、横型水冷エンジンです。こうやってみるとほとんどがクランクケース。シリンダーなどどこにあるかわからないくらいです。タンクは薄く、その代わり幅を広げて容量を確保しています。前下がりで視界も確保していますよね。OKチェッカ。燃料、水量、油圧、チャージのチェックができるみたいです。確かにいちいち個別に調べなくてもいい上に、一覧できるのがいいですね。OKチエッカは光と音で知らせるのですね。しかも、万が一ランプ切れだと問題があっても気が付かずに運行してしまいますから、ランプのチェックを始動時に行う仕様・・・便利になると人間はどうしても怠けてしまいますからねぇ・・・前進6段後進3段。車に比べて複雑なシフトパターンになっています。5の隣にトレーラーとあるのは、トレーラーを引くときは5速とR3を使えといということなのでしょうか・・・お名前はステッカーです。シバウラSK650のヤンマーでの販売名はYC650です。SK650とYC650を比べてみますオークションにかけられていたヤンマーのYC650を見つけてきました。写真を並べて比較してみますね!あ!車名はDがついてSK650Dなのですね。ヤンマーの方もYC650DとDがついています。どちらもステッカー。左がSK650D右がYC650D。エンジンは同じみたいです。左がSK650D右がYC650D。手前の黒いブランクに車名が入るはずだったんだ!左がSK650D右がYC650D。こちらは全く一緒!ブルトラとの比較写真も送っていただきました。ブルトラが小さいのか、SK650がでかいのか!ほとんど同じ大きさです。shioikaさん、写真ありがとうございました!楽しめました。今日はこんなところです。また明日!上の記事とゆるく関連しているほかの記事:1972年型式認定シバウラSK-90「朝1分の農機考古学」貴重な700番台!ヤンマーOEM(多分)シバウラSK-80「朝1分の・1980年認定45/125シバウラSK650(ヤンマーY650)「朝1分の・1972年末認定1973年告示シバウラSK101「朝1分の農機考古学」1972年型式認定シバウラSK-70「朝1分の農機考古学」シンメトリー好きにはたまらないYM3220D「撮りトラ」