サトー耕うん機K170は1968〜1974年。型式認定番号農607号

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毎日サクッと3分で『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今日は佐藤造機耕うん機、K170の運輸省型式認定番号を見つけたのでそのことを・・・K170は1968〜1974年の生産で、前後の農機はクボタ以外皆赤いです。そう考えると、佐藤造機が白いトラクターを採用したり、三菱が後に青いトラクターを出すというのはかなり思い切った判断だったかもしれないです。

ネットオークションで見つけたサトーの耕うん機、K170です。古めかしい名前なのですが、昨日のLEM70よりは新しい・・・
ネットオークションで見つけたサトーの耕うん機、K170です。古めかしい名前なのですが、昨日のLEM70よりは新しい・・・
クミアイ耕うん機とあります。面白いですよね!組合がなぜクミアイなのか・・・どういう経緯で「クミアイ」とか「KUMIAI」表記になったのか知りたいです。まだよく読んでいませんが、佐藤造機の社史によるとクミアイとの関係は昭和9年、1934年からと古く、佐藤造機は同じ1934年からのお付き合いだそう。
これは別のオークションで見つけたK170です。クミアイ耕うん機とあります。面白いですよね!組合がなぜクミアイなのか・・・どういう経緯で「クミアイ」とか「KUMIAI」表記になったのか知りたいです。まだよく読んでいませんが、佐藤造機の社史によるとクミアイとの関係は昭和9年、1934年からと古く、佐藤造機は同じ1934年からのお付き合いだそうです。

そのクミアイ、そもそも全国購買農業協同組合連合会(全購連)というらしいです。1960年代初頭には農業機具総生産の内1/3近くを買っていたというマンモスバイヤー・・・

そりゃあトラクターにカッコ悪いと知りつつも名前も入れますよね? その際、横文字のトラクターに漢字で「組合」と入れるのはダサいということで「クミアイ」になったのでしょうか?

とにかく、佐藤造機のお得意さんとしてはとても仲良くやって行きたい巨大なお客様だったことは間違いなさそうです。

これは別のオークションに出ていた、「クミアイ」じゃない方のK170です。なぜかこのように赤に「青」と「白」が混じっています。後に使うトラクターの色が、偶然なのでしょうが現れているのが興味深いです。トリコロールの耕うん機ってあまり見ない・・・というか僕は見たことがないです。
これは「クミアイ」の方のK170です。なぜかこのように赤に「青」と「白」が混じっています。後に使うトラクターの色が、偶然なのでしょうが現れているのが興味深いです。トリコロールの耕うん機ってあまり見ない・・・というか僕は見たことがないです。
クミアイじゃない方のオークションでは運輸省型式認定番号の銘板を撮っていてくれました。  小型特殊自動車 運輸省型式認定番号 農607号 サトーK170型  とあります。また、同時に検査合格証票も写っていて  農林省 検査合格証票 昭 43. 11. 歩行用トラクター No.69013 とありますね。
クミアイじゃない方のオークションでは運輸省型式認定番号の銘板を撮っていてくれました。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農607号
サトーK170型

とあります。また、同時に検査合格証票も写っていて

農林省
検査合格証票
昭 43. 11. 歩行用トラクター No.69013

とありますね。昭和43年は1968年ですから、概ね運輸省型式認定もその辺りの1968年で良いのではないでしょうか?

三菱の機種別生産年度一覧表によると、このK170は1968年から1974年まで生産されたことがわかっています。

シートに記入します。前後は赤い農機具ばかりでちっともカラフルじゃありません。「農機具と言ったら赤」という意識が世の中全般に広がっていたことが伺えます。クボタはオレンジでしたけど、あれは農機具ではなくて「FIAT」だったのでしょう。
シートに記入します。前後は赤い農機具ばかりでちっともカラフルじゃありません。「農機具と言ったら赤」という意識が世の中全般に広がっていたことが伺えます。クボタはオレンジでしたけど、あれは農機具ではなくて「FIAT」だったのでしょう。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

ここのところモーレツに寒いです。年も押し詰まって街に車も多い・・・やることはいっぱいあるのになかなか進まないで今年も終わってしまうでしょうねぇ・・・こんなことでは来年も同じ状態・・・

今日はこんなところです。それではまた明日!

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“サトー耕うん機K170は1968〜1974年。型式認定番号農607号” への2件の返信

  1. Bonjour Arnaud. Je comprends très bien ce que vous dites, car vous semblez utiliser un excellent outil de traduction. Vous parlez du motoculteur Sato TE certifié de 1966, n’est-ce pas ? Je vais également utiliser l’outil de traduction. Le moteur est censé être un monocylindre essence Sato SG5L-S de 287 cm³. Cependant, il s’agit probablement d’un moteur d’origine Mitsubishi G5L. Pourquoi ne pas le remplacer par un Mitsubishi G5L ou un monocylindre essence ? Je vous enverrai la même réponse par e-mail. Merci.

  2. こんにちは。フランスに住んでいるアーノーと申します。 このたびは突然のご連絡を差し上げる無礼をお許しください。

    実は、私の所有しているトラクターのモーターに不具合が生じており、交換が必要かもしれない状況です。そこでインターネットで情報を探していたところ、あなたのブログの記事を拝見しました。

    私は日本語が話せないため、このメッセージは翻訳ツールを利用して書いております。意味が通じにくい箇所があればご容赦ください。 お忙しいところ恐縮ですが、もし可能でしたら、以下に記載する私のトラクターの仕様に合うモーターが日本国内にあるかどうか、または互換性のある代替モーターについて情報をいただけないでしょうか。

    このように面識のない私が突然お願いを申し上げるのは大変失礼かと存じますが、お力添えいただけたら本当にありがたく思います。

    以下、私のトラクターの仕様です。(農用トラクタ(歩行型) 67005 (けん引型) 国営検査合格証票 1967年4月 農業機械化研究所 小型特殊自動車 運輸省認定番号 509号 サトー TE型)

    ご確認いただけましたら幸いです。

    どうぞよろしくお願いいたします。 心より感謝申し上げます。 アーノー(Arnaud)より

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