「朝3分の農機考古学」1972年生まれヰセキコンバイン太郎2種追加!

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ネタがなくてずっと『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズです。昨日からコンバイン付いているので、今日は1972(昭和47)年に量産が始まったHD650型をベースとしたHD700型と、その時新開発されたHD600型(井関農機60年史)、2種のヰセキコンバイン「太郎」を追加です。

ヰセキコンバイン HD600R 農777号

とはいっても、カタログでもなんでもいいのにまともな写真がないのです。これはネットで見つけた運搬車に改造されたHD600Rです。エンジンが単気筒の小さいもので運転席の横に載っているのがわかります。
とはいっても、カタログでもなんでもいいのにまともな写真がないのです。これはネットで見つけた運搬車に改造されたHD600Rです。エンジンが単気筒の小さいもので運転席の横に載っているのがわかります。
外国のお店ですが、この写真を写してくれてありがとうございます!ハッキリとHD600Rと写っていますね!手持ちの資料によると、ヰセキコンバインHD600R/700Rの運輸省型式認定番号は連番になっていて、HD600Rは農777号ということになっています。
外国のお店ですが、この写真を写してくれてありがとうございます!ハッキリとHD600Rと写っていますね!手持ちの資料によると、ヰセキコンバインHD600R/700Rの運輸省型式認定番号は連番になっていて、HD600Rは農777号ということになっています。

余談ですが、このコンバインHD600R/700Rから青くなり、「太郎」というニックネームが与えられたそうです。

ヰセキコンバイン HD700R 農778号

どのような姿をしているか、朝さっと検索した限りにおいては見つからなかったので現時点ではわかりません。エンジンは351ccシバウラGE35A。型番がGで始まっているところを見ると、なんとなく単気筒のガソリンエンジンっぽいです。こちらの運輸省型式認定番号は1976認定の農984号でした。
寂しいのはHD700Rのカタログ、パーツリスト、機体写真、何一つ見つからなかったことです。手持ちの資料では、このHD700Rの運輸省型式認定番号が農778号となっています。

70年代のヰセキ乗用コンバインの流れを理解するために少し社史から引用します。

 翌45年には始めての乗用型「HD650型」と「HD660型」(北海道向け)を発売した。
 その一方、45年には44年に開発した廉価版歩行型「HD44型」を改良した「HD550型」もそろえ、2条刈り3機種を構成して他を圧倒し、「コンバインのヰセキ」と自負するまでになった。
 しかし、そのころ、後発の他社が全面刈タイプのコンバインを開発し、当社の地位を脅かすようになっていた。
 足元をすくわれる形になった当社は、ただちに劣勢の立て直しを図り、45年から着手していた全面刈コンバインの開発を急いだ。まず47年にはHD650型をベースとした「HD700型」と新開発の「HD600型」の量産に入った。いずれも全面2条刈で、HD700型は刈取部が油圧操作で左右に移動するところが他社にない特色であった。

井関農機60年史172p

このヰセキの社史は、うまく行った時は「自負」とか「大ヒット」、うまく行かない時は「足元をすくわれる」と、上り下がり激しく正直に描いてあるのです。しかもいつもピンチとチャンスが波のように押し寄せているのがとても興味深いです。どの会社もそうだったのか、それともヰセキだけがそうだったのかはわかりませんけど。

シートに記入します

運輸省型式認定番号は公道を走行する車両に与えられるものなのでしょうから、乗用タイプのコンバインもこの番号を与えられています。ヰセキのコンバインは今のところコンバインでは最初に出てきます。次に出てくるのはヤンマーのTC700ですが、これは農881と少し離れていますね。
運輸省型式認定番号は公道を走行する車両に与えられるものなのでしょうから、乗用タイプのコンバインもこの番号を与えられています。ヰセキのコンバインは今のところコンバインでは最初に出てきます。次に出てくるのはヤンマーのTC700ですが、これは農881と少し離れていますね。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日はここまでです。また明日!!

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