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ここのところ昔のコンバインなどの脱殼機械が続いています。ただ、主にヤンマーに偏っているので、平均化する上でも無理やり三菱のハーベスタを引っぱってきました。
三菱最古ではありませんが、なかなかの古兵である、美原農機具生活用具歴史館で見た1973-1977年のMF700です。
三菱ハーベスタMF700@美原農機具生活用具歴史館
![昔の道具、捨てられないんですよ。どうしても捨てられない・・・苦労が偲ばれるだけに捨てるに捨てられない・・・でも使わないし邪魔でもある・・・そういう人たちの気持が寄り集まってついにできてしまった感じです。モノクロームの木製道具の中でひときわカラフルなのが三菱ハーベスタMF700です。かなり小さな機械です。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/Mitsubishi_Harvester_MF7100-1-504x336.jpg)
モノクロームの木製道具の中でひときわカラフルなのが三菱ハーベスタMF700です。かなり小さな機械です。
さて、これは年表に落とすとどうなるでしょう
せっかくですので以前作ったヤンマーの年表と比較してみます。
![](https://i1.wp.com/oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%98%E3%82%99%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BB%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%84%B1%E7%A9%80%E6%A9%9F%E7%B8%A6%E5%B9%B4%E8%A1%A8_ill.jpg?ssl=1)
![](https://i0.wp.com/oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%98%E3%82%99%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BB%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%84%B1%E7%A9%80%E6%A9%9F%E7%B8%A6%E5%B9%B4%E8%A1%A8_ill.jpg?ssl=1)
ヤンマーPF1-Aに対し2年遅れで登場したF55に続き、F500、MF700と3番手の機種となっています。息の長かったPFシリーズの対抗馬という位置づけでしょうか?
三菱MF700はちょうど以前紹介したヤンマーオートスレッシャーPK1-bのカタログ、1974年あたりの製品です。
ネットを探してみるとさすがにF55は見つかりませんでした。しかし、1981-1983年のMH650は見つかりました。
MH650
1983-PKM400
ヤンマーの年表の一番下、PKM400、以前見ていました。
![ヤンマー自走自脱ハーベスター PKM400とあります。フニャフニャになってます。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2014/08/abroken_gricultural_machine-3-504x336.jpg)
それまで手刈り・天日干しだった稲作に、手刈り機械化のバインダー、そして脱穀の機械化に冒頭の三菱MF700や上のPKM400が初めて導入されたのではないかと思います。
手作業がいきなり機械ですから作業は驚くべきスピードではかどったに違いなく、とても喜ばれたはずです。
しかしそのハーベスタも稲作が乾燥機を使う体系の変化により、刈って脱穀してタンクに貯めるコンバインができて使い道がなくなってしまいました。
あんなに感謝した機械が・・・関わりのあった人は悲しいですよね。仕方ない、仕方ないのですけど。
ネットで見つけられました
最後にハーベスタカタログ写真
バインダーが「めぐみ」で、ハーベスターが「ゆたか」です。なんと円内にはめぐみとゆたからしき少女少年の写真まで・・・まるで17年前の「さなえ」と桜田淳子さんの関係です。 表紙の1/3、サブちゃんです。『働きものだよ、大島は。』 大島ハーベスターカタログ、KL・KT・KD・OHD型 サブちゃん以外は作業の手元が大写しで、わかりやすしです。ちょっと軍手の作業怖そうですね・・・ 今まで見てきたコンマ、クボタとも「ヘーベスタ」表記でしたが、大島の場合は「ハーベスター」表記です。 古い農機は、トラクタ、ロータリと伸ばし棒ナシの場合が多かったと感じています。このカタログは比較的新しいのかな? ハーベスター、動いているところを見たことがないのでこのような写真は非常にありがたいです。 こうやって使うんですね。おまけに運搬車・・・確かにモミ袋をこれで運搬することもできます。(一旦家へ帰って脱こく機をおろしたからになるでしょうけど)かなり便利。 クボタ・ハーベスターHH450「昔のカタログ」です。 これを見ればハーベスターの成り立ちが一目瞭然!まさに運搬車に脱穀機が乗っている図です。前回紹介したものは一体型でバラせませんでした。しかしこれはバラせば運搬車としても使うことができるようです。 そのワンタッチがどんなものか見ていきましょう。 1.ひとりで簡単に脱こく機を取りはずせます ハーベスタを1年中活用できるものに・・・というねがいを実現したクボタハーベスタHH450。脱こく機の取りはずしはカンタン。工具は一切いらず、女性でも1人でスムーズに脱着できます。運搬機は最大積載量300キロ。扱いやすく多用途な高性能機です。 とあります。ハーベスターが運搬機と動力と脱こく機でできているという成り立ちと働き手として女性を意識していることがわかります。 クボタハーベスタ HN4RE-1・HV5RE-1カタログ裏面です。 最後の数字から想像するに1973(昭和48)年のものと思われます。 トラクター狂さんによればコンマハーベスタのクボタ版、クボタハーベスタ HN4RE-1・HV5RE-1カタログです。カタログモデルは二機種しかないのに、なぜか上の写真では4台写っています。しかも、どうも同じ写真っぽいです。ちょっと気持悪い・・・ 先ほどのコンマハーベスタの自信と誇りに比べて「うれしい 軽快ハーベスタ」「静かなディーゼル 使いやすいタテ形走行ヨコ形脱こくです」と、静かなトーン。 これが今間製作所のヒット作(?)のコンマハーベスタです。よく見ると脱穀機を運搬車に乗せたような形です。運搬車の動力を脱穀機の動力としても使っちゃおう!ということですよね。考えてみると運搬車の動力は、運搬の目的が終れば停止していますから、目的地で脱穀機を動かす動力に使うというのは理にかなっています。 送っていただいたカタログがこれです。 コンマハーベスタMT51J・MT41J・MT40J-2 これは刈取りはできないんです。つまり自走脱穀機。下のほうには コンマが日本で初めて開発し日本農業に定着させて10年・・・いまやコンマハーベスタは全国各地で圧倒的な人気を独占しています。 とあります。
今日はこんなところです。また明日!