「田植機考古学」クボタ田植機・春風ライダーNSR6-SDカタログとマフラー

今日は人気者のトラクターに隠れ、年に一遍しか使わない上に「カッコよさ」からは若干無縁。うっかり捨てられることも多く、情報も極端に少ない田植機にもっと光を!・・・の「田植機考古学」です。

Nさんにいただいたクボタの春風ライダー6のカタログを見ていたら、ユニークなマフラー位置に気が付いてしまった(今まで見ていたのに気が付かなかった)のでそんなことを・・・

田植機はおもしろいよ

ほとんどの方はご存知だと思います。気が付いていなかったのは僕だけだと認めもします。過去の自分、もしかしたら気が付いていない、わずかな人に向かって言いたい。「田植機はおもしろいよ!」

そもそもウシや馬の代わりとして登場した動力系の機械、トラクターと違い、「田植機は人の手で苗を植える」ということを模した「技の機械」です。正確な分類は知りませんが、どちらかといえば産業用ロボットに近いのではないでしょうか?

それがぬかるみの中を人を乗せて走り回り、繊細な手つき、かつ、モーレツなスピードで稲の苗を植える・・・近頃は無人運転でそれをこなそうというのですからなんてユニークなんでしょう!

いただいたカタログ写真

前置きが長くなってしまいました。いただいたカタログ写真に移ります。

これがそのカタログ。大胆なアングル、隅っこに金久保美幸(無くてもいいと思いますけど)・・・かなり好みです。このカタログを見て初めて「オデコのように飛び出している黒いアミアミの箱、マフラーじゃないかな?」と、気が付きました。あれ?その下に蝶番が見えます・・・ヒートガードごとエンジンフードがもちあがるんだ!なるほど・・・
これがそのカタログ。大胆なアングル、隅っこに金久保美幸(無くてもいいと思いますけど)・・・かなり好みです。このカタログを見て初めて「オデコのように飛び出している黒いアミアミの箱、マフラーじゃないかな?」と、気が付きました。あれ?その下に蝶番が見えます・・・ヒートガードごとエンジンフードがもちあがるんだ!なるほど・・・

今まで何回か見たことのあるNSRですが、こんなユニークなマフラーを持っていることに気が付きませんでした。

これがその問題の写真。とにかく一番先に目に入るのが正面の女性。〈春風ガール〉金久保美幸と書かれています。
以前紹介した金久保美幸さんを全面にフューチャーしたカタログでもそれがうかがえます。この黒いの、マフラーだったんだ。

よく見るとこちらのカタログでは角目です。それに、今の田植機とはずいぶんバランスが違うように見えます。前輪の前にエンジンがあって「重いものはできるだけ前後のタイヤの内側に入れよう」としているように見える今の田植機とずいぶん違います。

このカタログの記事はこちらでどうぞ。このモデルのヒートガードはずいぶん洗練されていますね。

ネットで写真を探してきました

ネットでマフラー位置がよくわかる写真を探してきました。こちらはNSR5です。田植機としての独自の形というより、トラクターに寄せる意識が感じられます。前輪よりかなり前に重量物があるのがよくわかります。
ネットでマフラー位置がよくわかる写真を探してきました。こちらはNSR5です。田植機としての独自の形というより、トラクターに寄せる意識が感じられます。前輪よりかなり前に重量物があるのがよくわかります。
こちらもネットで写真を探してきたNSR6です。苗置きがお店の陳列棚見たいに頑丈です。ちょうど色もそんな感じですし昔のスーパーみたいです。前タイヤが太く見えるのはフロントヘビーどうにかしようということでしょうか?
こちらはネットで写真を探してきたNSR6です。苗置きがお店の陳列棚のように頑丈です。ちょうど色もそんな感じですし昔のスーパーみたい・・・。前タイヤが太く見えるのはフロントヘビーどうにかしようということでしょうか?
それまで労働集約的に行なわれていた田植え・・・70年代初めに急速に立ちあがった田植機に取って代わり、今では人力でやるなどとは全く考えもしない作業となりました。ゼロから1になる段階では様々な機構が試されたと思うのですが、その中身や苦労をなかなか見つけることができません。
それまで労働集約的に行なわれていた田植え・・・。それが70年代初めに急速に立ちあがった田植機作業に取って代わり、今では人力でやるなどとは全く考えもしない作業となりました。ゼロから1になる段階では様々な機構が試されたと思うのですが、その中身や苦労はネットで朝ササッと検索したくらいではなかなか見つけることができません。

今日はこんなところです。また明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です