今日は某所で見た、ここまでヤレているとかえって潔い感じ・・・どこをとっても脂っ気がなく、艶消しのマッセイファーガソンFE35「撮りトラ」です。もう60歳くらいのおじいさんですから仕方がないのですが、昔のトラクターですから、「THE 機械」といった感じできっとちょっといじると元気に動いてしまうのでしょうね。
少し気になる改造が見られます。赤錆たアングルが腕を曲げたように付き出しています。これは何でしょうね・・・アングルの下部、曲がっているところに三角の補強が見えます。
力がかかることを想定してのことでしょうから、ここにウエイトでも引っ掛けたのでしょうか・・・それには少し華奢のような気もしますけど・・・
なぜこの機体がFE35だと思ったか
色あせに赤錆・・・機種の特定ができそうな手がかりはそのシルエット以外になさそうですが、なぜこの機体がマッセイファーガソンFE35だと思ったか?それは・・・
同じマッセイファーガソンFE35なのに別のメーターを採用している機種もある
マッセイ-ハリストラクターとファーガソントラクターが合併?してマッセイファーガソンになったのが1952だそうです。
しかし、このFE35は1956年生まれなのにもかかわらず、合併してしばらくはそれぞれのブランドで動いていたのか「ファーガソンFE35」と書かれて分類されています。
また当初FE35はファーガソンカラーのグレーに機体が塗られていたようでした。となると、赤のFE35は2つの会社がようやく融合してきた証の後期型(となれば1959年とか1960年あたり製)ということになるのでしょうね。
今日はこんなところです。また明日!