今日はクボタ教のNさんに送ってもらった、1969-1970年以降のものと思われる井関農機のカタログ、昔のカタログシリーズです。空冷のTB型とゼトアトラクターがカタログで並んでいるのは初めて見ます。

よく見ると写真はそれに対応していて、上がトラクター、中段が田植機(圃場が荒れているので耕耘機かと思いました)、そして一番下が自脱式のコンバインですね!
上2つの写真はいかにも「技術者」といったいでたちの白衣のオペレーターが運転しているのに、コンバインだけ「農民」という感じの人が運転しているのはどういう意味なのでしょう・・・

井関農機60年史によれば、ゼトア5シリーズTZ3511/TZ4511/TZ5511は前モデルの0シリーズに引き続き、1968(昭和43)年より発売されていました。
また、TB2300は1968(昭和43)年生まれのポルシェ顔、TB23の後継として1969(昭和44)年に生まれています。従ってこのカタログは1969年以降のものと考えられます。

国内初という自脱式コンバインHD50ではないでしょうか?HD50は同じく「井関農機60年史」によると、1967(昭和42)年生まれとなっていて、1970(昭和45)年にHD550/HD650に変わるまで発売されていました。

そしてTB2300・・・これ、実機は見たことがないです。

また、TB2300が重量なんと990kg、空冷4サイクルディーゼルエンジンKD2210は1055ccで22馬力です。
TB2300のKD型のエンジンは川崎航空機製なんでしょうね。




今日はこんなところです。また明日!