新旧各車のクローラ比べ、ハーフクローラじゃなく、今日はフルクローラ祭り「撮りトラ」です。




■フィアット製ディーゼルは、出力に余裕があり、他に例のない、高いトルク性能を誇っています。しかも燃料費は驚くほど少なくてすみます。
■燃料は三重に、空気も二重にろ過されてエンジンに入りますから、エンジンの耐久力は抜群です。
■潤滑油は、二重のオイルフィルタを通り、さらに遠心ろ過機によって鉄粉が完全に取り除かれますから、ピストンや摺動部を摩耗させるおそれがありません。
■4気筒ディーゼルクランクシャフトは5個のベアリングで受けていますから、振動が少なく、非常に静かです。
■フィアット独特の空気ガバナーがエンジン速度を調整しますから、加速性能が良く、エンストもしません。
■ブレーキは完全防水ですから、安心して作業できます。
■丈夫な多板操向クラッチによって片側履帯へ全出力電動でき、ハンドブレーキとあいまって、一点旋回が簡単に行なえます。
■軽い車体に広い履帯がついていますから、標準形でも0.3kg/㎠、広幅なら0.26kg/㎠(451cwは0.16kg/㎠)と、接地圧が低く、湿田で高性能を発揮します。
■設計は日本と同じ未リサイズですから、工具や部品はすべて国産品で間に合います。
■重心が低く、トレッドが広いので安定性があり、標準形で41%、広幅で49%の傾斜でも転倒しません。
■油圧ポンプはエンジンから直接駆動していますから、エンジンが回転している限り、クラッチを切っても作業機は昇降できます。
■ポジションコントロールがついていますから、作業状態をいちいち見なくても、作業機はレバーでセットした所定の位置に確実に止まります。
■アタッチメントとしてダブル書くションコントロールを装置すると、押し下げ・押し上げの作用が共にできますから、排土板などの特殊作業機に便利です。
■エンジン回転計、アワメータ、PTO回転計が一つになったトラクタメータ、および油圧計、温度計などの計器類が見やすくまとめられ、夜間も計器盤ライトによって照らし出されますから、いつも安全で能率よい作業ができます。
■国際規格の1 3/8 540rpmのPTO軸が、標準装備でついておりますので、ロータリをはじめ各種か移転作業機の仕様が便利です。
形式 411C 451C 451CW
用途または形状 標準 広幅 湿地用広幅
エンジン 立形4サイクル水冷ディーゼル
シリンダ数 4
内径×行程 85×100mm
総行程容積 2,270cc
出力 45ps
回転速度 2500rpm
圧縮比 21.5
燃焼方式 過流室式
仕様燃料 クボタディーゼル重油またはディーゼル軽油
潤滑方式 全圧送式強制潤滑
冷却方式 ラジエター冷却
始動方式 セルスタート
全長 2530mm
全高(ボンネット)1300mm
全高(マフラー )1590mm
全幅 1440/1640/2220mm
最低地上高 270mm
履帯中心幅 1010/1300/1300mm
履帯板幅 260/310/650mm
軸距 1318mm
変速段数 前進6段・後進2段
動力取出軸 直径1 3/8インチ
履帯枚数 32
クラッチ 乾式単板
作業上下装置 ポジションコントロール付油圧3点リンク(カテゴリⅠ)
作業機持上能力 1200/1200/1200kg
重量 2400/2510/2940kg








tractordata.comによれば、エンジンはジョンディア6気筒、8.1Lターボインタークーラー・ディーゼル222馬力/2200rpm 重量は10トンを優に越えるバケモノです。ただ、運転席に乗せてもらい、動かしてもらったのですが、運転はほとんど指先でやっているように見え、ちっともマッチョな感じはしないのでした。(助手席から手を伸ばしてちょいちょいと・・・)建機と違って油圧で車輪を動かしているというわけではなく、ごく普通のDCTを使った言ってみればオートクラッチマニュアルみたいなもので、変速をするタイミングで少しギッコンバッタンする乗り心地でした。



今日はこんなところです。また明日!