一方こちらはクボタL2000です。同じ末尾00シリーズなのに、後の末尾01シリーズのような丸みを帯びたデザインです。つまり、L2000とL2600の間にはラインが引かれている・・・L4ケタ末尾00シリーズは、まずL1500が端緒を開いたのですよね。「久保田鉄工最近10年の歩み(創業90周年)」によれば、
46年(1971年)には、耕うん機技術部で乗用耕うん機の発送を生かした超小型四輪駆動トラクタ・ブルトラB6000(11馬力)を開発した。また、小型本格トラクターとしてはL1500(15馬力)を開発したが、これが爆発的な人気を呼び、日本農業のトラクタ時代への本格的幕開けへとつながった。ちなみに、農用トラクタの全国出荷台数を比較してみると、35年(1960年)当時はわずか3300台強に過ぎなかったものが、47年度(1972年度)には累計30万6500台へと激増し、このうち、当社(久保田鉄工株式会社)が10万台強、32.7%のシェアを占めるまでに成長したのであった。
とあります。