今日は久しぶりにトラクターの話題。写真は1枚しかないけど日の本トラクターMB140(多分)「撮りトラ」です。
オリジナルの塗装と思われる日の本です。ロータリーもついていて錆も浮き、ツヤも失せていますがなかなかのコンディション。ボディサイドにMBのバッジがついていますから、少なくとも4ケタMBではないことがわかります。色はMB2ケタの黄/青ツートンではなく、黄/赤ツートン。シートサイドの肘掛け?についたウインカーやハンドルポスト下の説明板など、親切/安全設備があることからMB3ケタかと思われます。車名の表示が光って見えないのが残念・・・
こちらはスガノ農機「土の館」で見た日の本トラクターMB13。エンジンフードサイドのバッジの位置も少し違います。日の本MB2ケタは黄/青ツートンです。
拡大してみます。日の本のMB型は「Miniature Better」の略。
少し小さなMB-10も黄/青ツートンです。
ネットで黄/赤ツートンの写真を探してきました。MB140です。シフトパターンの説明板や、フェンダーの上についた肘掛けのウインカーなど、同じ装備が見てとれます。ハンドルのすぐ前には点検パネルがあってこのように開くんですね。僕の見た機体もよく見ると点検口の黒いノブが写っています。タンクキャップが2つ(その前にあるのはラジエターキャップで取り外されています)ついているところを見ると、エンジンはハイオク灯油エンジンのようです。
MB13には点検口がなく、つるっとしています。
なんとか車名を特定したいなぁ。
拡大してみます。見えそうで見えない・・・
思い切りコントラストを上げてみます。おお!MB-140と読めるじゃないですか!僕の見た機体はMB140だったっんです。あーすっきりした!
MB140を乗っているかたのサイトで見つけた(http://sun.ap.teacup.com/syakooyaji/20.html)取説。
序文にはこうあります。
お買い上げありがとうございました
心からお礼申し上げます
おかげをもちまして、日の本号トラクターは、生産でも日本一で、国内はもとより、東南アジア、カナダ、オーストラリア、欧州各地、それにトラクター先進国アメリカでも多いに活躍。非常に好評を博しております。
お買い上げいただきましたMB-140は、特に入念に設計した、他では絶対マネのできないユニークなトラクターです。その性能、使い易さは必ずやご満足いただけると確信いたします。また、作業能率の高い経済的な独特のアタッチメントを各種とりそろえ、あらゆる農作業をより合理的に楽しみながらしていただくよう万全の配慮をいたしております。
この「取扱説明書」は、このMB-140をよりよくご理解いただくためのものです。どうか、充分ご研究願い、あなたも一流の技術者になって、本機を末永くご愛用ください。
研究って所がいいですねえ・・・
日の本MB1100のカタログです。MB4ケタになるとメインカラーだった黄色はホイールに追いやられ、すっかり青くなってしまいます。タイトルは大きく「ラクトラ」沈下橋に日の本とともに佇む若いカップルが時代を感じさせます。当時の人たち(失礼な表現になっているかも)がこのようなカッコで農業をしていたのかどうかわかりませんが、ものすごい肯定感というか明るい未来というか・・・いいなあ。
日の本で機械化富農を目指すんですよね!歩く農業から乗る農業へという言葉も泣かせます。
日の本トラクターMB-1500。このように全部青だと若々しさと野心を感じます。確かに「目指せ機械化富農」のスローガンにぴったり。もしかしたら、黄/青ツートン→黄/赤ツートンの流れもこういったキャッチコピーに沿ったものだったのかもしれません。
今日はこんなところです。また明日!
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芳夫さん おはようございます
お返事遅れました
情報ありがとうございます
もちろん知りませんでした
すごく状態の良い機体ですね!
ご存知とは思いますがMB-140の動画
https://www.youtube.com/watch?v=BAm_7ignqyI