以前紹介したイセキで販売していたZETOR5511のカタログ。社史の年表によると、1968年(昭和43年)中頃から1971年(昭和46年)中頃まで販売されていたもようです。ZETOR5511のスペックはゼトア5511
銘柄形式 ゼトア5501
種類 ディーゼル
冷却方式 水冷
サイクル数 4
シリンダー数 4
内径×行程(mm) 95×110
総行程容積(cc) 3,120
圧縮比 17.9:1
出力(ps) 57
定格回転数(r.p.m) 2,200
車両総重量(kg) 2,270
荷重 前輪(kg) 900
荷重 後輪(kg) 1,370
全長(本体のみ・mm) 3,475
全巾(標準状態・mm) 1,740
軸距(標準状態・mm) 1,620
輪距 前輪最大 1.725
輪距 前輪最小 1.330
輪距 後輪最大 1.800
輪距 前輪最小 1.425
最低地上高(mm) 460
とあり、排気量が同じことから5714と同じエンジンだと思われます。
山葵さん お返事遅れました
ミュシャですか!
そういわれるとカラフルな線画みたいに見えてくるのが不思議です
シートのモジャモジャ・・・よく見ると足元に落ちていますね
オイルが吹き出した感じがゼトア風というのは愛があっていいですね!
強烈な朝顔ハンドルはパワステと一体で設計されているためギアレシオも小さく
軽快なハンドリングを見せてくれます。しっかり回転を上げておけばですけど・・・
燃料タンクは80リットルくらい入るのですがステア軸が貫通するタンクでちょっと微妙。
バッテリーは左右の足元の箱に並列で接続されて入っています。結線はセルモーターで合流。
7シリーズはデコンプがありません。ある程度元気なバッテリーが必要です
最低地上高がたっぷりあったりやたらホイルベースが長く見えます。面白いトラクター。
エンジン周りからオイルとか色々噴き出した感じもゼトアらしいです。
燃料フィルター以外は全部洗って何度でも使えるところも頼もしいです。
シートのスポンジはもじゃもじゃの植物系繊維?たぶん??だったりします
チェコスロバキアの芸術家のミュシャがデザインしたかのような華やかさがじんわり感じられる
伸びやかで女性的なボンネットやグリルがオシャレです。たしか戦時中に亡くなられた
ようですが、チェコスロバキアの人は時を越えても美しさにこだわりがありそうな感じがします。
対照的にクリスタルシリーズはポルシェのドイツ人スタッフが仕上げた雰囲気が強い
直線的でマッチョでパワフルな印象が強いですね。