今日は昔のカタログシリーズ。昨今のハーベスターブーム(局所的かつマイブームですが)に乗り、満を持してトラクター狂さんが送ってくれた大島ハーベスターのカタログです。
トラクター狂さん、いつもありがとうございます!

『働きものだよ、大島は。』
大島ハーベスターカタログ、KL・KT・KD・OHD型
サブちゃん以外は作業の手元が大写しで、わかりやすいです。ちょっと軍手の作業怖そうですね・・・
今まで見てきたコンマ、クボタとも「ヘーベスタ」表記でしたが、大島の場合は「ハーベスター」表記です。古い農機は、トラクタ、ロータリと伸ばし棒ナシの場合が多かったと感じています。このカタログは比較的新しいのかな?


大島だけのソリッド扱ぎ歯。ここだけでも4つのメリット。
とあり、そのメリットが4つ上げられています。ソリッド扱ぎ歯というのは、どうも鉄板でできている歯のようです。今のコンバインでは針金を曲げUの字にしたようなものが、ドラムに溶接してあるのがほとんどだと思います。
もちろん、ハーベスターでもそのようなこぎ胴だったでしょうけど、きっと溶接が取れちゃったりしたのでしょうね。「板状のものを溶接したほうが取れにくい」というアイディアなのだと思います。
ちょうど脱穀の様子を上から撮った写真がカタログで使われています。これも当時の作業がよくわかってありがたいです。

現在も売っている足踏み脱穀機。このこぎ胴の扱ぎ歯はソリッド扱ぎ歯ではなく、針金を曲げたものです。


KL45
身軽な機動性に使いやすさをプラス。運搬は軽自動車でOK。
OHD7
余裕の脱こく、きわだつ仕上がりの良さ。高能率作業を実現した大型メカニズム。
OHD7、普通の運搬車の倍くらいの幅があり、もう乗りたくなっちゃうくらいの大きさです。

ひときわ軽量小型。遠くの圃場へも軽がる運べます。
KT55(空冷エンジン)KD55(ディーゼルエンジン)
湿田に強い走行部、確かな脱穀部で作業がグーンと広範囲。
KL36、ちょっと変わったクローラです。変形おにぎり形。

籾・肥料・用具の運搬。キャリイ装置がベンリです。
脱こく部をポンとハズせば、そおうこう部はそのままキャリイ運搬車に早ガワリです。今まで骨の折れる作業だった籾や肥料、用具の運搬。自宅から圃場へ、圃場から圃場への移動。全てキャリイが引き受けます。もちろんワイドなゴムクローラーで、どんな悪路やヌカルミにもすばやく軽快な足さばきを見せてくれます。
とあります。大島農機、やたらカタカナですね。「装置がベンリです」「早ガワリ」「ポンとハズせば」・・・「ヌカルミ」に至ってはカタカナにする意味がわかりません。それにしても200キロ近くの脱こく部を「ポンとハズ」すのが主流なんですから、この機構にはどの会社も苦労したでしょうね・・・

今日はこんなところです。また明日!
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