今日は農業全般のサポート、そして農業機械の修理などを行なっている帯広市のアグリペアさん(以前County 1124 Super Sixを紹介しましたね!)のところで見た、FORD4ケタ顔、前後同径タイヤのモンスター、County 754「撮りトラ」です。
FORDベースのCounty 754です。タイヤのトップとボディの上面がほぼツラ位置という、ユニークでステキな形をしています。また、かわいい顔に似合わない低く構えたポジションもいいえすよね!
tractordata.comによれば、1968年〜1974年、FORD4.2L4気筒ディーゼル、74馬力/2100rpmとなっています。(Tractor & Construction Plant Wikiでは75馬力になっていますけど・・・)
こちらは以前紹介したCounty 1124 Super Sixです。マッチョなFRPのエンジンブードが付いていることを除けばCounty 754と見た目はほぼ同じ。肩の関節か、それとも力こぶか・・・フロントの丸いデフがものすごく特徴的。
tractordata.comによれば
1964 – 1971年、Ford 2704E6気筒ディーゼル5.9L100馬力2250rpm、もしくは Ford 2704C6気筒ディーゼル6.2L102馬力/2250rpmとなっています。
しかし、Tractor & Construction Plant Wikiでは1967年、112馬力ということになっています。
ついでにCounty 1124 Super Sixのエンジンスタート動画
↑以外と紳士的で、滑らかな音でビックリ!
County 754に戻ります。
今日はユニークな駆動系を中心にお送りします。前部にあるエンジンから後輪を駆動し、リヤタイヤの直前から再び動力を取り出して前輪を駆動するというUターン駆動。
あ!シートはGRAMMERです。
http://www.grammer.co.uk/
左側システム
左後輪から取り出された動力は、プロペラシャフトを介して左前輪のデフ(デフじゃないのかもしれませんけど)へ。
左後輪からきた動力は、このように左前輪の地球儀状のフロントへ。つまり、前輪と言いつつ「後輪が4つある」みたいなものです。
(進行方向)左前輪の地球儀。
で、ここを・・・
パワーステアリングの油圧シリンダーが押し引きします。
右側システム
右後輪から取り出された動力は、プロペラシャフトを介して右前輪のデフへ。
右後輪から取り出された動力は、プロペラシャフトを介して右前輪のデフへ。右側にはステアリングのアームはありませんが、左右ほぼ同じものが2セット・・・ということです。
(進行方向)右前輪の地球儀。
トラクターが普及してそれにつれ農業も大規模化し、農業のほうで要求する牽引力に対してトラクターの大型化が間に合わなかったのでしょうか・・・「手っ取り早く四駆にしちゃえば?」という気持が伝わってくる感じがします。
↑動いている動画を見つけました。なかなか力強いです。
マッチョな外観に似合わないPOPなCountyのロゴ・・・そんなことじゃなくて、気になったことがあります。
冒頭の写真にあったFフェンダー・・・良く見るとステーがありません。
ステーは外側に・・・このままだとフェンダーはタイヤに巻き込まれてしまう・・・何か特殊な駆動方式によってリムだけ回って車軸は回転せず、その車軸にステーが取付けられているのか・・・
もしくは、ただフェンダーの置き場所としてタイヤの上に乗っけているだけなのか・・・気になります。
今日もなんだかダラダラと結論のないまま終ってしまった・・・それでは皆様ごきげんよう・・・また明日!
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