今日は、hokkaidoujinさんの案内で行った中古屋さんで見たシバウラトラクター、S1500「撮りトラ」です。
![シバウラS1500です。シバウラLE892、2気筒ディーゼル776cc25馬力/2500rpm FORD1000やFORD1700と同じエンジンです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/shibaura_tractor_S1500-1-504x336.jpg)
![FORD1000-6 tractordata.comによればFORD1000は1973年〜1976年、シバウラ製2気筒1 .3Lディーゼルで25馬力/2500rpmだそうです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2017/11/FORD1000-6-504x336.jpg)
![シバウラS1500(25PS)カタログの表紙です。もう現在のカタログと比べても技法的には変わりのないもの。年代としては最後に49.4とありますから昭和49年4月のものなのでしょう。ということは1974年。これ以前のカタログが会社のおじさんたちが頭を付き合わせて作っていたとしたら、それが「プロの手」に渡ったのだな・・・と感じられます。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/03/shibaura_tractor_S1500_catalog-1-504x714.jpg)
『シバウラ祭りは続く・・・シバウラトラクターS1500「昔のカタログ」』
![マフラーには空き缶ウェザーキャップがついてます。これは様々なものが使われていてとても楽しく、ついつい集めてしまいます。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/shibaura_tractor_S1500-4-504x336.jpg)
![拡大してみると甘酒〜♬。自販機で売られてりしてますね!](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/amazake-504x336.jpg)
![ウェザーキャップはタイヤスプレー光沢 L-PS011 420ml 光沢タイプ](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/07/David_Brown_1212-1-504x336.jpg)
![can tractordata.comによればこのモデルは1964年〜1975年まで作られたロングセラーで、エンジンはパーキンスAD3.152、3気筒2.5L45馬力1300rpmだそうです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2016/04/can-504x335.jpg)
![ZL2002DT-1 ZL2002DT 全農のマークはこっちのほうがカッコいいな。なんかまとまっていて好きです。この形。色のバランスもいいな。ミラーに青空が映っています。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2013/06/ZL2002DT-1-504x335.jpg)
![front L2002DT](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2013/06/front1.jpg)
![コマツWD30 マフラーの上のウェザーキャップは、コーヒー豆の空き缶。しかも、ペンキを塗るのに使ったか、筆を洗うのに使ったもの・・・このトラクターの中で唯一人間臭い感じ。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/komatsu_tractor_WD30-3-504x755.jpg)
![・・・と、書き出してしまってから出す写真がこれっていうのも申し訳ないのですが・・・プラスチックのグリルに直接ヘッドランプが取付けられていたようで、経年劣化なのか割れて落ちてしまったようです。おまけに冗談のような煙突マフラー。多分、空き缶をマフラーにかぶせるぐらいの軽い気持。最長45歳。もっともっと程度の良いD1500だってあるとは思いますが、この機体はすざましいヤレ具合です。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/mitsubishi_tractor_D1500-1-504x755.jpg)
![拡大すると緑茶のペットボトルを切ったもの。これ、雨の多い日本だけの風習じゃないみたいです。他の国の写真でも見たことあります。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/05/cya-504x336.jpg)
![Lanz_2416_24PS_1958 これなんか空き缶をかぶっているところまでそっくりです。(世界中やることは同じ)それにしてもマフラーが独特で太いなあ・・・](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2014/04/Lanz_2416_24PS_1958-504x378.jpg)
![lanz-2 lanz bulldog](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2014/04/lanz-2-504x378.jpg)
![そこでいろいろなところからS1500の銘板の画像を引っぱってきました。 小型特殊自動車 運輸省型式認定番号 農720号 シバウラS15形 シバウラトラクタ S-1500 車両形式 S15 車体番号検印 機関形式番号 LE892 機関出力 25馬力 石川島芝浦機械株式会社松本工場](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/11011214_5635839055dc2-504x378.jpg)
小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農720号
シバウラS15形
シバウラトラクタ
S-1500
車両形式 S15
車体番号検印
機関形式番号 LE892
機関出力 25馬力
石川島芝浦機械株式会社松本工場
「シバウラホイールトラクタ」ではなく「シバウラトラクタ」と書かれているのは古い銘板でしたよね?
![ネットで探してきたS1500のプレートです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/large-325505.0_13-504x378.jpg)
小型特殊自動車
運輸省認定番号 農720号
シバウラ S15形
シバウラ トラクタ
S1500
車両形式 S15
車体番号検印 -
機関形式番号 LE892-
機関出力 25PS
そしてS150
![こちらはなんとS1500ではなくS150だそうです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/03/28577820_995628163921219_7238705236489293680_n-504x284.jpg)
![ちゃんとS150と書いてあります。エンジンはシバウラ製LE892 25馬力。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/03/28576529_995628340587868_3916147781897161766_n-504x284.jpg)
S15Dなんてのも同じところで見た。
![コントラストの強いどうでもいい写真ですみません。シバウラトラクターS15Dです。小型トラクターという感じですが、1484cc 28馬力のLEM754というエンジンが乗っているようです。馬力はけっこうあります。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/shibaura_tractor_S15D-2-504x336.jpg)
![小型特殊自動車 運輸省認定番号 農863号 シバウラ S15D形 シバウラ ホイールトラクタ 車両形式 S15D 車体番号検印 10236 機関形式番号 LEM754- 機関出力 28PS kikannsyutsuryoku](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/shibaura_tractor_S15D-6-504x336.jpg)
運輸省認定番号 農863号
シバウラ S15D形
シバウラ ホイールトラクタ
車両形式 S15D
車体番号検印 10236
機関形式番号 LEM754-
機関出力 28PS
以上のことからS1500(農720号)S150(農852号)S15D(農863号)という順番ということはわかりました。他のトラクターも含めて並べてみると・・・
![まずS1500は1970年生まれの農699号のTS2400とやはり1970年生まれ、農726号の三菱R2500Gにはさまれています。となれば運輸省型式認定番号縛りの中では1970年生まれと考えて良いのではないでしょうか?](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/1-504x364.jpg)
![そしてS150は1973年生まれの農836号ヰセキTS1700と、農860、1974年生まれの三菱D2500にはさまれていますので、1973年〜1974年生まれ。 そしてS15Dは同じく農860、1974年生まれの三菱D2500と、農892号で1974年生まれ、三菱D3000の間にありますから、1974年〜1976年生まれ・・・ということになります。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/2-504x473.jpg)
そしてシバウラS15Dは、同じく農860、1974年生まれの三菱D2500と、農892号で1974年生まれ、三菱D3000の間にありますから、1974年〜1976年生まれ・・・ということになります。
膨大な時間をかけて表を作って、一体何やってるんだ・・・という感じです。きょうはここまでです。また明日!