今日はFBのみなさんに提供いただいたコマツインターナショナルトラクター、「昔のカタログシリーズ」+コマツインター276「撮りトラ」です。みなさん、ありがとうございます!!
『このカタログの表紙最高!KIMCO574HS/465/455「昔のカタログ」』
『このカタログの表紙最高!KIMCO776/676/576「撮りトラ+昔のカタログ」』
と、続いてきて、インパクトのある事実が出てきたこのカタログですが、最後もなかなか衝撃的!
「インターナショナルからのお願い。」です。
お願いと言えばこの人。お願い請負人という感じなのでしょうか・・・トラクターのカタログとしては違和感があっても、斜に構えた訴えかけるようなまなざし「お願い」に関してはまったく違和感がありません。インターナショナルからのお願い。
いつもベストコンディションでいるために。
インターナショナルトラクタは、お届けする前に、1台1台、入念な整備と調整がほどこされています。すかし、毎日毎日の作業を、より安全に、より効率良くすすめていただくために、作業前の点検を忘れないようにお願いします。“畑の愛車”この心構えで、インターナショナルトラクタを可愛がってください。作業が終ったら必ず燃料は補給しておく。ラジエーダの冷却水量を確認する。油量は適正に。タイヤの空気圧を調べる・・・こうしたごく基本的な点検が、トラクターの性能をフルに発揮させ、いつも快適な調子を持続させるのです。
田畑の中にも交通ルールはあります。
前後左右見回しても走っているのは、“わが愛車1台”。こんな状況がともすれば乱暴な運転になりかねません。急発進や急停止、それにスピードの出しすぎに注意するのは、田畑の中といえども変わりません。必要以上のスピードは、作業効率をむしろさまたげると考えましょう。トラクタには運転者だけが乗りましょう。子供の相乗りは事故のもとです。方向を変える時は、あらかじめスピードを落としてから、ハンドルを切ってください。安全性にすぐれたトラクタですが、速度が2倍になると転覆する危険は4倍にもなることをお忘れなく。トラクタから離れる時は必ず駐車ブレーキを掛けておきましょう。ちょっとした心づかいが皆様の安全を、お約束します。
道路走行中は、こんな点にご注意を。
重量のあるトラクタです。左右のブレーキペダルが同時に動くよう必ずブレーキペダルの掛け金をかけてください。作業機の位置は正しくセットされていますか。下り坂や重量物をけん引する時は、必ずドローバーかオートヒッチを使ってください。トラクタにはトラクタの、ドライバーテクニックがあるのです。乗用車の運転感覚を捨てて、全く違う車体を運転しているのだという自覚をいつも持っていただきたいものです。
安全作業、ここがポイント。
正しい運転が安全作業のもとになり、安全作業がトラクタの効率を高めていきます。まず衣服、機械にからみつかないきちんとした服装でトラクタを運転しましょう。作業に入る時は、駐車ブレーキは、はずしてあるか確認しましょう。ブレーキがかかったままだと、思わぬ故障に結びつきます。走行中は、クラッチペダルやブレーキペダルに足を載せないように。もし、作業中に整備する場合は、必ずエンジンを止めてからにしてください。また、安全な作業のために、数々の安全装置を取り入れてありますが、無謀な運転や作業までをカバーするものではありません。
挑戦的なおねえさんの雰囲気とは全く違い、今にも通じる作業機への心づかい、安全作業の心得がヘンにお客に媚びず、スッと入ってくるような平易な文章で書かれています。やさしく丁寧に語りかける感じに好感が持てますよね!
今だとこんなに長い文章だとカタログにおいては読んでもらえないのでしょうか? 最近こういうの読んだことないような気がします。
農業機械のカタログに女性が登場したのが、『農業機械、カタログおねえさんの誕生と変遷「昔のカタログシリーズ」』等のぼんやりとした僕の研究によれば70年代中頃からではないかと考えています。それから80年代後半にかけての10年〜15年、なぜか外国、もしくは日本と他の国2カ国にルーツを持つハーフの女性、しかし特に有名人ではない匿名のおねえさんを起用した前半と、後半の日本の有名人を起用する流れの後半に分かれているように感じます。当然エキゾチック・ダイナマイトな彼女は前半の流れ。高値のトラクターはやはり近寄りがたい美女が受け持つ・・・というのが必然だったのかもしれません。
ずいぶん寄り道してしまった・・・コマツインター272
そのかわり写真を送ってもらいました。
コマツインター272の写真をMさんに送っていただきました。ありがとうございます!700番台や600番台の大きなコマツインターに比べるとちょっと角の立ったスタイルです。グリルやヘッドランプのあたり、なぜかみなマスで囲むという他社にない個性的な特長は共通です。
今日はこんなところです。また明日!