今日は昨日の続き「昔のカタログシリーズ」、もとい「昔のポスター」。伊藤産業機械さんのところで見た、1960年代のモノと思われる、メリーティラーのポスターです。
投じられた一石
多少このタイプのほうが先に生まれているわけですが、これがF150と並んだ時、時代がどちらに向いているか子供にもわかってしまいます。
しかも値段は従来の耕耘機が1台15万〜16万円だったのに対し、F150型は卸し7万円、小売り10万円という破格のお値段だったそうです。
クボタも慌てたかもしれません
早くからホンダのF150型の情報は他メーカーにも入っていたらしく、クボタも同じようにフルカバード・ワンボディの耕耘機を開発していたようです。
これらのフルカバード・ワンボディの耕耘機は、後に乗用四輪トラクターが普及するまでのわずかな間、爆発的に売れたようです。日の出式やメリーティラー、井関やクボタの他にもたくさんのメーカーがこのようなカテゴリーの耕耘機を作って売ったに違いありません。
今でも残っているものがあったら是非見てみたいです。
今日はここまでです。また明日!
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noraさん ご返信ありがとうございます。
井関農機60年史を確認しましたが、載っていました!確かに、他社のことをここまで紙幅を割いて書いていて、衝撃の大きさが伺えますね。教えてくださりありがとうございました。
お好み焼きさん おはようございます
この記述は井関農機60年史113ページにあります
ホンダの本ではなく、ヰセキの本に書かれているところに衝撃の大きさが伺えます
はじめまして。耕うん機の歴史を調べていてたまたま発見しました。大変興味深く記事を読ませて頂いています。
一つ質問なのですが、「しかも値段は従来の耕耘機が1台15万〜16万円だったのに対し、F150型は卸し7万円、小売り10万円という破格のお値段だったそうです。」とあるのですが、この情報元を教えていただけないでしょうか。『トラクターの世界史』にも同じような記述があるのですが、情報元が判別しません。