寛子も乗れます!かわいいチビコン。クボタコンバインHX350「昔のカタログ」

今日はトラクター狂さんに送っていただいた昔のカタログシリーズ。1978年(昭和52年)、林寛子さんのクボタコンバインHX350です。トラクター狂さん、いつもありがとうございます!!

 

クボタ 乗用2条刈り HX350 愛称はチビコン 乗る超小型、寛子も乗れます!かわいいチビコン ★新登場★ カタログおねえさんを大々的にフューチャーしたカタログです。しかし匿名おねえさんではなく、林寛子さんを起用しています。最後のページの数字を見ると昭和52年のもののようで、とすれば1977年のカタログということになります。
クボタ 乗用2条刈り HX350
愛称はチビコン
乗る超小型、寛子も乗れます!かわいいチビコン
★新登場★
カタログおねえさんを大々的にフューチャーしたカタログです。しかし匿名おねえさんではなく、林寛子さんを起用しています。最後のページの数字を見ると昭和52年のもののようで、とすれば1977年のカタログということになります。

ポイントは『乗る』

 

ブルトラの頃のカタログと同じ体裁でクボタ乗用田植機、乗用6条植 SPR600とあります。
林寛子さんはブルトラアタッチメントのSPR600、乗る春風にも登場していました。詳しくはわかりませんが、このカタログは林寛子さんがデビューする1973年〜1976年(1977年にはこの進化形のSPR6000が出ています)くらいもの。どうもこのころクボタは小型の乗用作業機を次々と作り「乗る」ということをウリにしていたようです。

 

デミング賞

 

すぐれた品質管理。デミング賞受賞・・・と書かれています。これ、見たことあります。
すぐれた品質管理。デミング賞受賞・・・と書かれています。これ、見たことあります。

 

クボタL2601のカタログです。巻末の番号によると1977年のものと思われます。商品であるトラクターが大きく扱われた表紙。しかも顔は右上を見上げた感じ。クボタトラクター新時代の幕開け・・・といった雰囲気の表紙じゃないですか?
ちょうど同じ頃、1977年のものと思われるクボタL2601のカタログです。これまた同じく右上にデミング賞受賞のマークが見えますよね?

 

ウィキペディアによると

デミング賞(デミングしょう、Deming Prize)は、TQM(総合品質管理)の進歩に功績のあった民間の団体および個人に授与されている賞。日本科学技術連盟により運営されるデミング賞委員会が選考を行っている。アメリカの品質管理の専門家であるW・エドワーズ・デミングからの寄付を契機として設立された。

委員会の会長には経済団体連合会の会長が就任している。デミング賞大賞(旧:日本品質管理賞)、デミング賞本賞、デミング賞(旧:デミング賞実施賞)があり、デミング賞には実施賞,中小企業賞,事業部賞,事業所表彰がある。

そして、日本科学技術連盟のWEBサイトに行ってみると、自ら応募し、審査の結果、合格点に達していると認められた組織すべてに賞が授与されるみたいです。

で、過去の受賞のページを見ると、1976年

久保田鉄工株式会社内燃機器事業本部
内燃機器研究本部
(事業所表彰)
久保田鉄工株式会社内燃機器事業本部
内燃機器製造本部堺製造所
(事業所表彰)

とあります。

 

あ・・・と思ったら、ちゃんと軽トラに積載している写真が載ってます。これは2ストキャリーかなぁ・・・僕、昔乗っていたことあります。当時もう既にポンコツの旧車でした。グリーンのヤツ。船みたいで「魚雷艇」って呼んでました。 価 格 は 歩 行 形 な み 世界最小の乗用チビコン とあります。 軽トラに載るのかな
小さいって軽トラに載るくらいかなあ・・・と思ったら、ちゃんと軽トラに積載している写真が載ってます。これは2ストキャリーかなぁ・・・僕、昔乗っていたことあります。グリーンのヤツ。当時もう既にポンコツの旧車で、船みたいにみえて「魚雷艇」って呼んでました。

価 格 は 歩 行 形 な み
世界最小の乗用チビコン

とあります。ん?世界?

 

わが国初の国産トラクタを送り出して10数年・・・日本のトラクタの先駆者としての道のりを歩んできたクボタトラクタは、いまや名実ともに日本を代表するトラクタに成長しました。世界に誇るその技術、その実績、その伝統。L2601はクボタのすべてを結集した快心作です。 とあります。
1977年のものと思われるクボタL2601のカタログに戻ります。

「世界の名門トラクタ」わが国初の国産トラクタを送り出して10数年・・・日本のトラクタの先駆者としての道のりを歩んできたクボタトラクタは、いまや名実ともに日本を代表するトラクタに成長しました。世界に誇るその技術、その実績、その伝統。L2601はクボタのすべてを結集した快心作です。

とあります。デミング賞もそうですが、クボタはこのころ輸出も増え、「国内最少」とか「日本の名門」などには目もくれず、「世界」を見据えていたのですね。ただ、「世界」のキャッチフレーズは、その後あまり見かけなくなったように思います。

 

刈り幅650ミリ・・・というのがすごいですね。歩行形の草刈機みたい。しかし、そんなことよりこのページの見所は、右上の 稲作一貫体系を追求した大きな秋の能率コンビ モミ収納に・・・ クボタ純正もみ袋 でしょう!
刈り幅650ミリ・・・というのがすごいですね。歩行形の草刈機みたい。しかし、そんなことよりこのページの見所は、右上の

稲作一貫体系を追求した大きな秋の能率コンビ
モミ収納に・・・
クボタ純正もみ袋

でしょう!

 

同じ時代のコンバインカタログを見て気がついたこと

 

クボタ 乗用2条刈り HX350 愛称はチビコン 乗る超小型、寛子も乗れます!かわいいチビコン ★新登場★ カタログおねえさんを大々的にフューチャーしたカタログです。しかし匿名おねえさんではなく、林寛子さんを起用しています。最後のページの数字を見ると昭和52年のもののようで、とすれば1977年のカタログということになります。
既出ですが、林寛子さんが着ている服を見てよく覚えていてください。オーバーオールに赤いチェックのシャツです。以下、コンバインカタログ表紙が続きます。

 

昨日のNX1800は2人乗っていましたけど、こちらはちょっと小さいようで2人乗るのは厳しそうです。
昭和53年、1978年のクボタ2条刈りコンバインNX1300のカタログです。オーバーオールに赤いチェックのシャツ。

 

クボタディーゼルコンバイン 3条刈り NX1800のカタログ表紙。
クボタディーゼルコンバイン 3条刈り NX1800のカタログです。赤いチェックのシャツにオーバーオール。

 

クボタディーゼルコンバイン4~5条刈り NX3000 新装備 7つのオート機構
クボタディーゼルコンバイン4~5条刈り NX3000 新装備 7つのオート機構。赤いチェックのシャツにオーバーオール。

 

クボタトラクターサンシャインJr.(ジュニア)B1600DTは、農研機構の登録によれば1978年。クボタの角目としてはパイオニアなのではないでしょうか。ちょっと読みにくいのですが、水冷3気筒4サイクルディーゼル927cc、16馬力/2500,rpmとカタログのスペックに書いてあるように読めます。
クボタ サンシャインJr.B1600DTのカタログ。少しテイストは違うけど、同じ組合わせ。多分これがオシャレなんだ。

 

当時のコンバインパイロットの流行?制服?

 

昨日の2条刈りからひとつグレードアップ! 中央の給湯器の室外部分のような煙突が目を引きます。
3条刈り、昭和53年当時¥1,804,000、クボタコンバインNX1500。とはいえ、ふつうの作業服のようなカタログもあるのでした。

 

クボタディーゼルコンバイン 4条刈り HT2200 カタログ 1978年 セーフティ3(自動警報装置付き)ダイナミックコンバイン
クボタディーゼルコンバイン 4条刈り HT2200 カタログ 1978年 セーフティ3(自動警報装置付き)ダイナミックコンバイン。これも他のカタログと共通感のない衣装です。

 

今日はこんなところで・・・また明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“寛子も乗れます!かわいいチビコン。クボタコンバインHX350「昔のカタログ」” への2件の返信

  1. やすひろさん こんにちは
    クボタの社史でも「HX350は1977年(昭和52年)2条刈りチビコン」となっていますね
    なぜHX250ではなかったのか、気になりますね

  2. 型番がHX350で2条刈りですか・・・
    今どきのコンバインって型番数字の上1桁は条数を示していることが多いので何か違和感を覚えます。
    こちらはただいま稲刈り準備中、機械類の手入れとか乾燥機周りの掃除とかで土日忙しいです。
    ・・・平日は全く農業と関係ない仕事してますので、いい気分転換になります。

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