KUBOTA汎用コンバイン WRH1000C 「小麦の収穫」

Nさんに連れて行ってもらった、結城市の展示会のクボタ汎用コンバイン WRH1000C 「小麦の収穫」です。前にクルクル回る大きなカゴのついている汎用コンバイン、動いているところ初めて見ました。

クボタ汎用コンバインWRH1000C「小麦の収穫」

↑動画。キャビンはとっても狭かったです。

1963CLAYES COMBAINE 
形や色が全然違うので忘却の彼方でしたけど(でもきっと構造は一緒)、そういえばこっちを見たことがあったんだっけ・・・クレイスM80。

1963年製CLAEYSコンバインの蕎麦刈りの様子です

↑動画。青空キャビンは広々。

記事はこちら『1963年製CLAEYS M80 ワンマン君、蕎麦の収穫』

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クボタ汎用コンバインWRH1000C。フルサイズのごく普通に見かける自脱型コンバインの大きさですけど、前にカゴのついた汎用タイプ。
クボタ汎用コンバインWRH1000C。フルサイズのごく普通に見かける自脱型コンバインの大きさですけど、前にカゴのついた汎用タイプ。
クボタ汎用コンバインWRH1000C。フルサイズのごく普通に見かける自脱型コンバインの大きさですけど、前にカゴのついた汎用タイプ。
前にこういうものを抱えています。甲虫のオスという感じ。
大きなこのバリカンはこうやって持ち上がるようにできています。
大きなこのバリカンはこうやって持ち上がるようにできています。
これがバリカンの刃。クシのような部品と組合わせて刈取るものが逃げないよう、細かい工夫が施されているんですね。
これがバリカンの刃。クシのような部品と組合わせて刈取るものが逃げないよう、細かい工夫が施されているんですね。

よく考えたらバリカンって?

みんながバリカンバリカン言うから僕も「バリカンなんだなあ」と思っていましたが、そもそもバリカンってなんでしょう?ちょっと調べてみました。

バリカンの語源
正式名称は英語でHair clipper(ヘアークリッパー)で、フランス語ではTondeuse(トンズーズ)である。バリカン本体の普及とともにその名称も広まったが、その語源は長らく不明だった。しかし、金田一京助が三省堂書店で『日本外来語辞典』作成時の調査で、東京帝国大学(東京大学)正門前の理髪店「喜多床」の二代目店主舩越景輝が刃の刻印からフランスのバリカン・エ・マール製作所(仏語:Bariquand et Marre)の名を発見、社名が名称として広まったものと確認した。韓国でも「バリカン」と呼ばれている。なお、「バリカン」は本来は理容器具を指していたが、芝生を刈るための「芝生バリカン(グラスバリカン)」のように刈取用の器具一般を指す語としても用いられるようになっている。

なんと!バリカンは器具の名前ではなくて会社の名前だったんですね!

バリカン・エ・マール製作所(仏語:Bariquand et Marre)は1834年創業のミシンのような細かいものを作る会社だったみたいです。無意識に使っている言葉ですがちょっと調べてみるとビックリです。

何か他にもこんな言葉ないかなあ・・・と考えたのですが、そういう色気を出すとなかなか思いつきません。ひねり出したのはスープを濾したり、料理で使う「シノワ」

こんな形の道具です。肉や野菜を煮込んで柔らかくなったところでこれに入れ、ギュウギュウおさえてエキスを取り出す・・・そんな道具です。
こんな形の道具です。肉や野菜を煮込んで柔らかくなったところでこれに入れ、ギュウギュウおさえてエキスを取り出す・・・そんな道具です。

きっと道具の名前は知らず知らずのうちに開発者の名前だったり、メーカーの名前だったりすること、大いにありそうですものね。調べてみると・・・

シノワ(英: Chinois)は、非常に細かい目の円錐形の篩である。カスタード、ピュレ、スープ、ソース等を濾して、滑らかな口当たりにするために用いられる。粉を細かくふるうためにも用いられる。

シノワ(仏: chinois)という言葉は、フランス語で中国を意味する形容詞の借用語である。

関連する調理器具に、底が平らでスクレイパーや乳棒で圧力をかけて用いるタミがある。

中国の帽子を意味するChina capは、似たような形で、シノワより穴がずっと大きい。食材から種等の異物を取り除くのに用いるが口当たりは良くならない。

なにーーー?メーカーでも人名でもない、「中国?」まったく意味がわかりません。料理店の厨房で「中国取って!」とか「スープ中国で濾しといて!」なんていう言葉が飛び交ってるということですよね?

その場所ではだれもが円錐形の篩を思い浮かべているとはいえ、実際の意味としては「中国」「中国」言っているというそのギャップがおもしろいです。

おっと脱線してしまった。軌道修正

バリカンを通った麦はラセンのついたドラムで奥に送り込まれます。そのドラムもただのラセンではなく、こんな細かい工夫が・・・金属のピンがドラムについています。そのピンは手前で長く飛び出していて、奥へ回っていくと短く押し込まれていくという動きをするみたいなんです。きっとロスを少なくするための工夫なんでしょうね。落ち穂拾いをできなくしたいんです。きっと。
バリカンを通った麦はラセンのついたドラムで奥に送り込まれます。そのドラムもただのラセンではなく、こんな細かい工夫が・・・金属のピンがドラムについています。そのピンは手前で長く飛び出していて、奥へ回っていくと短く押し込まれていくという動きをするみたいなんです。きっとロスを少なくするための工夫なんでしょうね。落ち穂拾いをできなくしたいんです。きっと。
一番前で回っているカゴですが、ただ回っているのではなく、手前にかき込むように回っています。その偏芯の回り方をここで作り出しているみたい。
一番前で回っているカゴですが、ただ回っているのではなく、手前にかき込むように回っています。その偏芯の回り方をここで作り出しているみたい。
これはそのカゴを回しているんだっけかなあ・・・忘れちゃった。モーターだと思います。
これはそのカゴを回しているんだっけかなあ・・・忘れちゃった。モーターだと思います。

ちょっと時間がなくなっちゃったのでまた明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“KUBOTA汎用コンバイン WRH1000C 「小麦の収穫」” への7件の返信

  1. 愛読者さん こんばんは

    ボーマグ・・・なんだろうと思って調べてみたら見たことありました
    ドイツの会社なんですね(ドイツの会社はMAGってつく名前が多いんだろうかハノマグとか)
    電気で動いているのはモーターじゃなく電動油圧シリンダーで動いていたんですね
    今度よく見てみます
    油圧のほうが部品点数が少なくてすむんでしょうねえ・・・

  2. >電動の油圧ユニット! そんな部品が

    油圧ホースがトラクターと繋がってないのに油圧が使える作業機って、時々ありますよね。

    昔はPTOで作業機側の油圧ポンプを回してたんですけど、最近は電動油圧シリンダーが増えているんじゃないでしょうか。

    電動油圧シリンダーは島地区のスライドモアにも付いていると思います。

  3. ボーマグ(=小型振動ローラ)とか、ボブキャット(=スキッドステアローダ)も仲間ですね(笑)

  4. 山葵さん おはようございます

    そうそう!そうです
    ユニックとかホッチキスとかカブ、ユンボ・・・
    いろいろありますよね、通称になってしまった商品名
    さすがに慣れてしまっているので僕なんかイザというときになかなか出てきませんけど

  5. マサカリクサオさん おはようございます

    電動の油圧ユニット!
    そんな部品があるんですね・・・だからカヤバなのか・・・

  6. 私も刃物を往復させて何かを刈り上げる機械は全部バリカンと呼んでいます。
    ブラウンの髭剃り、ヘッジトリマー、モアーにコンバインの刃。
    そうか!メーカーの名前だったとは!

    似た話にトラックに取り付けてあるクレーンが青くても黄色くても全部ユニックで通じてしまうとか
    コクヨでもマックスでもシンワでも書類を留める道具はホチキス、
    日立でもコマツでもコベルコでも穴を掘る機械はユンボ、
    とにかく4輪駆動でタイヤが大きくて山に登りやすそうなスタイルならジープ。とかにも言えますね!
    ヤマハのメイトもスズキのバーディもカブっていえば通じやすいのと一緒です。

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