今日は宇都宮のろまんちっく村で開かれた「JA&クボタ 全力応援夢農業2016」で見た、クボタトラクター、M7001シリーズの「撮りトラ」、M7171その5で、これで最後です。
色々な専門メーカーといっても今日のはおなじみのランプを作っているHELLAですけどね・・・
全体が見渡せる写真がないのでまたまた動画でおさらいです。
おさらい・・・M7131の動画。
↑ 動画(73秒)試乗会で走っているだけ。
↑ 動画(85秒)これも圃場を走っているだけ。
後ろから見たところですが、人間と比べるとその大きさがよくわかります。
カブトムシのサナギは殻の中で体をドロドロにして再構築していると聞いたことがありますが、M7171の殻の中はドロドロで形がない。ちょうどそんな感じ。
マッセイファーガソンもジョンディアも、そしてこのクボタもHELLA。HELLAはHella KGaA Hueck & Co.(ヘラKGaA社ヒュック・アンド・カンパニー)というグローバルな自動車部品サプライヤーの一つで、馬車用のボールホーンとキャンドルや灯油ランプを製造するため、Westfälische Metall-Industrie Aktien-Gesellschaft (WMI) の中で1899年に設立されたのだそうです。
Westfälische Metall-Industrie Aktien-Gesellschaft (WMI) 自体はよくわかりませんが、ゲゼルシャフトというのは昔習った覚えがあります。あらためて調べてみると・・・
ゲマインシャフトとゲゼルシャフト
テンニース(1855-1936)は、人間社会が近代化すると共に、地縁や血縁、友情で深く結びついた自然発生的なゲマインシャフト(Gemeinschaft、共同体組織[1])とは別に、利益や機能を第一に追求するゲゼルシャフト(Gesellschaft、機能体組織[1]、利益社会)が人為的に形成されていくと考えた。
ドイツ語では、Gemeinschaft(ゲマインシャフト)は概ね「共同体」を意味し、Gesellschaft(ゲゼルシャフト)は概ね「社会」を意味する。テンニースが提唱したこのゲゼルシャフト(機能体組織、利益社会)とゲマインシャフト(共同体組織)とは対概念であり、原始的伝統的共同体社会(共同体組織)を離れて、近代国家・会社・大都市のような利害関係に基づき機能面を重視して人為的に作られた利益社会(機能体組織)を近代社会の特徴であるとする。
ゲマインシャフトでは人間関係が最重要視されるが、ゲゼルシャフトでは利益面や機能面が最重要視される。
日本においては、労働集約型の農業を基礎に「協働型社会」とも呼べるものが形成されていたと言われる。これは産業革命、工業化のプロセスに従って企業共同体へと変貌したと言われる(日本型社会主義)。しかし、バブル崩壊、経済のグローバル化、終身雇用制の崩壊、派遣労働者の採用の増加等に伴い、かつて企業そのものが家族共同体のようであると評された日本の企業風土も1990年代以降大きく変貌したと言える。
とあります。
Metall-Industrie Aktien-Gesellschaft (WMI) は金属工業の機能体組織、金属工業会とか商工会金属工業部会みたいな感じなのでしょうか(想像)。
その1899年にドイツで創業(今年で創業117年?)した会社が、今や世界中のトラクターの灯火類を一手に引き受けています。
M7171はこれでおしまいです。また明日!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
- いろいろな専門メーカーがある!クボタM7001シリーズ、M7171・・・撮りトラ@「JA&クボタ 全力応援夢農業2016」
- いろいろな専門メーカーがある4!クボタM7001シリーズ、M7171・・・撮りトラ@「JA&クボタ 全力応援夢農業2016」
- クボタ新型トラクターM7001シリーズ、M7171・・・撮りトラ@「JA&クボタ 全力応援夢農業2016」
- いろいろな専門メーカーがある2!クボタM7001シリーズ、M7171・・・撮りトラ@「JA&クボタ 全力応援夢農業2016」
- いろいろな専門メーカーがある3!クボタM7001シリーズ、M7171・・・撮りトラ@「JA&クボタ 全力応援夢農業2016」
- 速報!クボタM7001シリーズ、M7151・・・「撮りトラ」その2