まさに付喪神! FORD4600・・・「撮りトラ」その1

近所でFORDのトラクターを見つけました。飼料稲の作付け面積が広がっているので、牛を飼っている農家が関わっているのでしょう、今まで見なかったようなトラクターを最近見かけます。今日はそういうわけで近所で見かけたFORD4600「撮りトラ」です。

tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
圧倒的な存在感!! もう神様が宿っている感じです。

ものの神様、ウィキペディアで調べてみたら、付喪神、つくも神(つくもがみ)っていうんですってね。

付喪神、つくも神(つくもがみ)とは、日本に伝わる、長い年月を経た道具などに神[要出典]や精霊(霊魂)などが宿ったものである。人をたぶらかすとされた。また、『伊勢物語』の古注釈書である『伊勢物語抄』(冷泉家流伊勢抄)では、『陰陽記』にある説として百年生きた狐狸などが変化したものを「つくもがみ」としている。現代では九十九神と表記されることもある。

tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
まさにつくも神です。エンジンの火が落ちているにもかかわらず、まるで生きているよう・・・前足が互い違いになっているためか、余計そう感じます。トラクターの前足、このように地面にちゃんと添うんですね・・・知らなかった。いつだって水平なのかと思った。

tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpmだそうです。

tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
一番気に入ったのはここですね。人の手がちょうどここに置かれるのでしょう。錆びているのだけれど、ピカピカです。
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
もうここばっかり撮っています。
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
ペンキも何回か塗っているんでしょうねえ・・・それでもすり切れて風合いがでてます。もうこれは茶器とかのレベル。そういえばトラックの荷台のフチとかもこうなっていて、好きなんだよなあ・・・
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
ちゃんと手をかけるように、穴が開いています。
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
シートは背が高めのお椀型に成形ウレタン+ビニールレザー。トラディショナルなトラクターの座席。
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
フェンダーついでにウインカー
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
ウインカーに手をかけたりするともげちゃったりするから、わざわざフェンダーの上をこうやって平らにしているのか・・・
拡大してみます。菱形の中にPMGと書いてあるように見える。
拡大してみます。菱形の中にPMGと書いてあるように見える。
PMG Thorpe logo?
こんな感じです。

調べてみると、1939年にイギリスはリーズで創業されたPMGという会社があって、このような電装品を作っていたようです。この会社は1970年代にシートベルトなどを作っていたBRITAXという会社と合体してBRITAX PMGになったとありました。

1930年代にイギリスで生まれたメーカーのようです。現在はPMGというメーカーと一緒になって、今もテールランプを作っているようです。
BRITAXはイギリスのメーカー。現在はPMGと一緒になって、今もテールランプを作っているようです。

『こういうの無条件で好き!FORD6600「撮り虎」その2』『部品は知らないメーカーばかり・・NEW HOLLAND? FORD?4130・・・「撮りトラ」その2』で見たBRITAXの銘のあるウインカーやテールランプ、ありました、ありました!

1970年代にPMGからBRITAX PMGになったということは、その後、結構新しそうなFORDやNEW HOLLANDにBRITAXの銘のあるウインカーやテールランプが採用されているわけですから、このPMGマーク付の4600は1971年〜1981年という10年の製造期間の中でもかなり初期のものと考えられそうです。

続きます。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“まさに付喪神! FORD4600・・・「撮りトラ」その1” への6件の返信

  1. 山葵さん おはようございます

    石像の身になるとちょっとやるせないですが・・・
    気持はわかります、わかります!

  2. 夜分すみません・・・
    noraさん!絶妙にひねりの効いたギャグに、電柱だけにシビレました!6600ボルト級のギャグです!
    鼻から飛び出した焼酎を返してください!列車に箱乗りするインドのみなさんもビックリです。

    もうこうなったら、私も脱線させてもらいます。
    温泉が好きな私がホームグランドにしている温泉ホテルのエントランスに石膏の裸婦像が鎮座しております
    この裸婦像、石膏だけに基本、全身白なのですが、バストとヒップが黒光りしております。
    賢明な読者の皆様にはお解かりでしょうが、これも人情って奴です。

    輝きに人情と歴史あり!

    トラクターと全然関係ないことを書いてしまいました・・・

  3. うんのさん おはようございます

    競馬場でどんな仕事をしていたのでしょう・・・是非送ってください!

  4. 山葵さん おはようございます

    このシート、ワンタッチで2種類の座席位置が選べます。小柄な人、大柄な人で位置が選べます
    どちらの位置でもサスペンションは効きます。野晒し時はシートを裏返せます。
    なかなか優れたシートです。サスのスプリングレートもダイヤルで調整できたと思います。

    見た目はシンプルでも、色々考えられているのですね

    手で触れる位置が琺瑯のようになってピカピカですね!皮膜層を維持できればこれ以上錆びませんよ。
    インドの名物、錆びない鉄柱と同じ理屈です。

    こういうピカピカ、大好きです
    でも、使っていないとすぐに煤けて曇ってしまうんですよね・・・

    インドの名物って何だろうと思ったら、1500年も錆びない鉄柱があるんですね
    インドの電柱は鉄でできていて、なぜかみんなが登るのでピカピカになっているのか・・・と、また早合点するところでした
     
     

  5. !!
    何年間も気になっていた再開発待ちの高崎競馬場、年末やっと行ってみました。馬場跡を一周してふと気づくとスタンドの横に朽ち果てた水色のトラクターが一台。なんとなく撮りトラを真似てみました。
    今、見返してみるとこの記事のモデルと同時期の同じシリーズですね。
    エンジンカバーには7600とあって、補機類の形状が共通でしたよ。

  6. このシート、ワンタッチで2種類の座席位置が選べます。小柄な人、大柄な人で位置が選べます
    どちらの位置でもサスペンションは効きます。野晒し時はシートを裏返せます。
    なかなか優れたシートです。サスのスプリングレートもダイヤルで調整できたと思います。

    手で触れる位置が琺瑯のようになってピカピカですね!皮膜層を維持できればこれ以上錆びませんよ。
    インドの名物、錆びない鉄柱と同じ理屈です。

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