今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、フォードトラクター?、)フォードソントラクター? フォード640「撮りトラ」です。
tractordata.comだと、マニファクチャーはフォードで、工場はミシガンのハイランドパークなのですが、キャプションにはマニファクチャーはフォードソンで、イギリス。名前もニューフォードトラクタとあります。どっちなんでしょう。
ちょっとウィキペディアで調べてみると、
トラクターの生産
1907年からフォードの子会社であるヘンリー・フォード・アンド・サン・カンパニー(Henry Ford and Son Company)がフォードソントラクター(Fordson Tractor)の製造を開始した。1920年にこの会社はフォード・モーターに再統合されたが、1917年に発売開始されたフォードソンF型(Model F)はT型フォード同様に流れ作業により大量生産され、その価格と扱いやすさから爆発的な人気を博した。なお、1938年から1964年の間に、フォードのトラクターは全てフォードソン名義からフォード名義に変更されている。
フォード・アンド・サン・カンパニーだからフォードソンだったんですね! フォードソンからフォードに変わる過程のトラクターだからニューフォードと記載しているのかもしれません。今までのなじみのあるフォードソンからフォードに変わった時、農家の方々はずいぶん違和感を持ったことでしょう。
ニューフォードトラクタ
1955年(昭和30) フォードソン社 (イギリス)
640型 31馬力 ガソリンエンジン
1956年(昭和31) 常呂町 小林繁治 導入
町内でのトラクタ1号機は珍しく、付近の農家の羨望の的だったという。
町内でも30haほどの大規模農家で機械化の威力は予想以上の活躍をしていた。
近年までハウス内で使用していた。同型は8年間に道内で40代導入された。
NEW FORD YRACTOR
YEAR: 1955(Showa30) Manufacturer: Fordson(England)
Model: 640 Output: 31ps Fuel: Gasoline
In 1956(Showa 31) Mr.Shigeharu Kobayashi of Tokoro-cho purchased this tractor. It was the first tractor purchased in the area and was the center of discussion for many farmers nearby. This tractor played a surprisingly great part in the succes of the cultivation at his enormous 30 hectare farm. Until just recently it has been in use at his greenhouse.Duaring the 8 years production of this model, 40 were purchased in Hokkaido.
おなじみ羨望の的です。ここに納められているトラクターは、まだトラクターが高額かつ、海のものとも山のものとつかないころに、勝負して導入された「決断の品」で、それゆえに今も大事にされているということなのでしょう。
もう60年も前のトラクターなんですよね? 古く見えないですねえ・・・
ぶんさん おはようございます
やっぱり高いだけに「高級仕様」だったのでしょうか・・・
だからというわけではないですが、僕もヘッドマークは欲しいです
noraさん、この時代のトラクタって、しっかり手間暇かけて作られてるので、とってもいい感じです。フェンダーも平板な感じじゃなく3Dっぽい立体的なプレスに、Fordの文字もプレスで打ち抜いてあったり、ボンネットから、ヘッドマークも手が込んでいます。ヘッドマークだけ欲しいって言われたこともありました。
ぶんさん おはようございます
本当に格好良いです
北海道は身近にこういった古い輸入トラクターに触れる機会があるんですね
有鉛ガソリン! スタンドでは見かけませんが
無鉛ガソリンに添加して使用する添加剤があるようですね
http://www.monotaro.com/g/00401984/
このトラクターは、叔父が使っていて、離農後我が家で管理してましたが、今は十勝川の近くの農機具販売店さんに預かって展示してもらっています。ガソリンエンジンでデキスタ等と違いアメリカ製の筈です。PTO軸が細いのと有鉛ガソリンなので、今では軽く動かす程度しか使えないんですが、格好良いですよ。