ドライブをしていて見つけたのは四角いFENDT(フェント)トラクター、FARMER306LSA TURBOMATIKです。ドライブとはいえ、水戸周辺のボクの行動範囲の中でFENDT(フェント)トラクターを見るのは初めてです!珍しいなあ。
遠くに見かけて一旦通り過ぎたのですが、Uターンしてカメラを取り出しました。
以前、OPさんにカタログを送ってもらいましたよね!
『多分80年代、FENDT(フェントトラクター) FAMER シリーズ・・・のカタログ「撮り虎」』
↓これです
『マンハイム生まれのジョンディアJD1020は当然ながら見慣れない部品で成り立ってる・・・その2・・・「撮りトラ」』
ポルシェやビートルも使っているLammerzのホイール!(もちろんJDも)
ぶんさん ご無沙汰してます
マフラーの刻印ですね?
すごく見にくいので、精査して後ほどご報告します
うまいこと読めるかどうかわかりませんけど・・・
お久しぶりです。フェント(op)さん流に言えばヘントですか、このマフラー、多分ドイツのマフラーを作ってる会社製で、今のcnhになる前、インターナショナルハーベスター社のドイツの工場で作られてる頃、IHCですが、同じ会社のマフラーでした。刻印が有ったんですが忘れたので教えてください。宜しくお願いします。
山葵さん おはようございます
なんだかこれを見て笑ってしまいました
技術陣が「どうだ!」というどんな状況でも発揮できる自慢の性能がアダになってしまうんですね
これはいいですねえ!開放的です
プラウやサブソイラー作業の一時停止も、アイドリングに戻してやればその場に穏やかに停止。
発進はアクセルを上げるだけ。これは楽チンです!ただし、欠点もあります。
フロントローダーの掬い込みとか、畑にぬかって緊急脱出する時など、強力なアタックが欲しい時
普通のトラクターならクラッチペダルとアクセルでどうにでもなりますが、ターボマチックが
付いていると絶対に無理です。何をやっても、滑らかな挙動をみせます。
つまり、このトラクターにはシフトミスでエンストとかが存在しません。良くも悪くも。
ところが、エンジンブレーキはどんな状況でもよく効きますし、バッテリーが上がったときの
牽引始動も普通に出来ます。出来のいい流体クラッチです。
ドライブクラッチは乾燥多板、PTOは乾燥単板、ギアはシンクロ、副変速は選択ギアのトラッドな
トラクターですが、エンジンの間にターボクラッチがあるので衝撃が吸収されてパワートレインの
ダメージ発生が劇的に低減されています。同じ物がサーメやドイツにも搭載されています
エンジンを分解する時はこのタービンを割ってあげないとクランクが外れません
中のオイルはすっかり焼けているので強烈な臭いです。焼けたマ○チモーターの臭いとでも
申しましょうか交換をサボりまくったパワステオイルのような臭いのような・・・
組立が終わってオイル量を正確に給油しないと動力の伝わりフィーリングが変わって焦ります。
ホイルローダーのようなドライビングフィールとショックのダメージも少なく、フロントローダー
作業はお手の物で、フロントローダーもフェントが一体設計したものが取り付けられます
操作レバーも専用設計の十字操作で、外部油圧と簡単に切り替えられます
ベーラーのピックアップとリリースを十字操作で扱えたりと、本当に便利なトラクターでした。
フロントガラスをオープンできるのも特長です。真夏と真冬以外は前後開放で気持ちいいですよ!
ぶんさん コメントありがとうございます
そうなのですね!
初心者が乗ってもガクンガクンしないのは僕としてはとても良いように思えます
圃場にも変速ショックが少ないほうが良さそうです
Fendtの特徴は良くも悪くも、このターボマチック流体クラッチですね。車のオートマと一緒で、運転の熟練度や、地面が不整地だったり、あるいは坂道発進などでも、スムースに発進できるなど、便利な面が多いんです。これはヨーロッパでトラクタをトレーラーを引いて運搬の手段として使う事が多いからでしょう。日本では、特に北海道では運搬にトラクタを使う事は殆どなく、かつ、馬鈴薯の収穫機などエンジンの回転を低い回転で使われると、駆動力が発揮できないなどのデメリットが出てきます。 エンジンを持たないメーカーですので、機種により、また時期により、色々なメーカーのエンジンを載せてます。MWMはプランジャータイプの噴射ポンプを使ってますが、同じMWMのエンジンを載せていたフランスのルノー、現在のClaasではロータリー式の噴射ポンプでした
山葵さん おはようございます
よく見ると確かにそうなっていますね!
入れるときは何も気にせず入れて、抜くときはハンドルを持って抜く・・・流れの中でできそうです
ウエイトにウエイトを引っ掛けるのも、ステキなアイディアです
そういう細かい部分にファンがつきますよね!きっと
作った人の顔が見えてくるような気まします
フロントウエイトのクレビスピン、抜き差しは素早く、入れれば絶対に抜けない仕組みです。
上側のピン穴がラッパ状になっています。このラッパにピンに斜めに付いている枝が嵌り込む。
ピンのハンドルを持てば枝が引っ込んで抜き差しが自在になるというわけです。
普通ならリンチピンやアールピンを使うのですが、フェントのこだわりです。
フロントウエイトが全部外されていますが、ウエイトにウエイトを引っ掛けて増やせるスタイルで
スマートなつくりですね。ローダーフレームも見当たらないので昭和の時代の機体でしょうか?
フェントは油圧オイルと変速機オイルを別々に分けて使っています。
先鋭的な設計ですが、いわゆるパワーシフト的な変速機は使っていません。
パワーシフトが出たのは他メーカーよりもずっと遅れていました
流体ダンパーに思い切りコストを集中した設計なのでしょうね