Nさんに連れて行ってもらった、クボタ筑波工場で行われた、関東甲信越クボタグループの「元氣農業応援フェア」その24です。
今日は丸山製作所のスーパーハイクリブーム、ベジキングBSA-650CSからです。ハイクリブームって何かなあ・・・と思ったら、ハイクリアランスブームスプレーヤーの略なんですね!車高の高い腕を伸ばした消毒機械っていうことでしょうか・・・
「はいくり」を変換したら「廃庫裏」とか「俳句裏」になって少し笑えました。おかしな変換をするMACですが、さすがにハイクリがハイクリアランスだとは知らないでしょう。
まずは動画です。うまく撮れなかったなあ・・・
↑長いブームがブワンブワンするんですね・・・1分くらい
商品を説明された方がポンプに力を入れて説明するので、すっかり気になってしまいました。自社の中核製品なのでしょう、買いもしないしないシロウトに、色々説明をいただきありがとうございます!
というわけで、このポンプ、MS1000Fの入った製品からっ!
丸山製作所 スーパーハイクリアランス・ブームスプレーヤー ベジキングBSA-650CS用噴霧用ポンプ 形式:MS1000F 吐出量:100L/min 常用吐出圧力1〜2.5MPa
赤いボディから伸びている筒が5本あるのがわかるでしょうか?5気筒のポンプです。並列ではなくて、このようにタンデムに配置したのがミソのようで、これでコンパクトかつ高性能を実現できたそうです。
MS1000Fのポンプのスペックはこのようになってます。
5ピストンの利点はカタログによればこうです。通常は3ピストンなんですね。吐出圧の変化というかパルスがなだらかなんですね・・・同爆?でなければそうなるはずですよね。考えてみたら、直列5気筒エンジンの気筒をオフセットして全長を短くした感じ、中身はどうなっているんだろう・・・
こちらがそのポンプをお腹に抱える、丸山製作所 スーパーハイクリアランス・ブームスプレーヤー ベジキングBSA-650CS 価格¥6,210,000
POPにいろいろ書いてあります。スペックは
丸山製作所 スーパーハイクリアランス・ブームスプレーヤー ベジキングBSA-650CS 価格¥6,210,000
薬剤タンク
容量:600L(最大650L) 操作方式:プロペラ(機械式)・噴流
ブーム装置
撒布幅:9.9〜15.9m 高低方式:電動油圧465〜1305mm ノズル個数:53(2方向切替)
寸法
軸距:1500mm 輪距:1200mm 有効地上高:800mm
噴霧用ポンプ
形式:MS1000F 吐出量:100L/min 常用吐出圧力1〜2.5MPa
エンジン
名称:D1105(ディーゼルエンジン) 連続定格出力:20.9PS 燃料タンク:20L
走行部
形式:4WD/4WS(2-4WS切替付) 変速段数:HST(無段変速) 走行速度:0〜11km(路上) 0〜4km(撒布)
エンジンはD1105(ディーゼルエンジン) 連続定格出力:20.9PS クボタ製です。
車体の裏はゴチャゴチャしてるなあ・・・と思って撮った写真
これも同じような気持で撮った写真。オイルフィルターが目に付いたから写してます。
こういうタイヤ、国内メーカーは作ってくれないんですよぉ・・・ということばが印象的でした。確かに変わった形の上に、そんなに出るものではないでしょうからね。
HANG-Aと書いてあります。調べてみると韓国釜山の会社のようです。
中に入れてもらいました。フォークリフトみたい。すごく狭いです。
スプレーナビというモニターが付いています。スイッチを入れてくれたのですが、起動にすごく時間がかかります。
圧力と散布量と速度の表示があります。ノズルナンバーもあるので、ノズルごとにモニターできるのかな?
次はMS625Sの入った、ベジキュートBSA-500JEQ
噴霧用ポンプ 形式:MS625S 吐出量:60L/min 常用吐出圧力1〜2.0MPa
こちらのポンプは3連ピストンなんですね。
単体のラインナップにはMS625Sは無いようですね。赤いポンプのほうがカッコいいな。
このポンプを内部に抱えているのはこれ、丸山製作所 ハイクリアランス・ブームスプレーヤー ベジキュートBSA-500JEQ
丸山製作所 ハイクリアランス・ブームスプレーヤー ベジキュートBSA-500JEQ 価格¥3,996,000丸山製作所 ハイクリアランス・ブームスプレーヤー ベジキュートBSA-500JEQ 価格¥3,996,000
薬剤タンク
容量:500L(最大545L) 操作方式:プロペラ(機械式)・噴流
ブーム装置
撒布幅:10m 高低方式:電動油圧450〜1520mm ノズル個数:33
寸法
軸距:1570mm 輪距:1540mm 有効地上高:1100mm
噴霧用ポンプ
形式:MS625S 吐出量:60L/min 常用吐出圧力1〜2.0MPa
エンジン
名称:D722(ディーゼルエンジン) 連続定格出力:14.5PS 燃料タンク:20L
走行部
形式:4WD/4WS(2-4WS切替付) 変速段数:HST(無段変速) 走行速度:0〜10km
このエンジンもクボタ製なんですって!
薬液タンク、なんとなくです。
タンクの上にもろ座りです。次はMS1600Fの入った、ステレオスプレーヤー SSA V1021CLです。
ポンプ形式:MS1600F 常用吐出圧力1.5MPa
5本のシリンダーまでは写っていません。
このポンプのスペックはこのようになってます。
丸山製作所 ステレオスプレーヤー SSA V1021CL 価格¥8,748,000 エンジン形式:E4DE 水冷4サイクルディーゼルエンジン 2955cc 54.2PS/2600rpm 薬剤タンク容量:1000L ポンプ形式:MS1600F 常用吐出圧力1.5MPa
E4DE 水冷4サイクルディーゼルエンジン イセキ製みたいです。イセキでいうと、ジアスNTAシリーズ、NTA55あたりに載っているようです。メモなどをとっているわけではないので、もしかしたら写真の取り違えや記憶違いがあるかもしれません。そのときはごめんなさい!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
山葵さん おはようございます
そういわれると、ガチャガチャポンプ、どうなっているのか気になってきました
絵を見たら一目瞭然!
水を出しているのは押し出しているのではなく、引き出していたんですね!

新型のこのポンプは、クランク室側に給水ホースが付いていますね
シリンダヘッド側にピストンが移動して送水した時点で給水が完了している仕組みです
ピストンの弁からシリンダヘッド側に水が抜けつつピストンが引っ込んで次の圧送準備が完了。
あれ?なんだか昔のガチャガチャポンプと一緒ですね!
プランジャはとても長くて気密も取りやすいのですがピストンは短くて気密を保つのは難しそう。
材質が進化したのでしょうね。
精密に水平にストロークさせるためにスラスト軸を長く取っていますから、全体的にダックスフント
みたく長ーい胴体です。
山葵さん おはようございます
一方向に水が流れるというのは進化している部分なんですか
洗車機も動力噴霧器の一部なら、使ったことがありますが
気にしたことがありませんでした
今度バラしてみようかな
動力噴霧器って音が煩いですよね!バカカカカカカ!!って感じで。
この噴霧器はグリスカップもないし、副動ピストンで水の流れが一直線ですね。
でもクランクでプランジャーを動かす部分は100年前の噴霧器と一緒ですね。
水の使用量が変動しても安定しているポンプなので根強い人気があります。
少しずつ、進化しているのですね。