今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、ドイツトラクタ D40L 「撮り虎」です。
何といっても超インパクトのあるお顔で、「土の館」では僕のイチオシなんです。
でも、こんな姿は他では見つかりません
ローダーなどを付ける必要があったのと、オーナーのちょっとした遊び心でこうなったのではないか? と、僕は想像しています。奇跡の一台ですね!
ドイツのマークはウルム大聖堂だった!
調べているついでで、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州ウルムにある大聖堂を模している・・・ということがわかりました。
そういえば、ランツ社やその後のジョンディアも、ドイツ、バーデン、ヴュルテンベルク州マンハイムに工場がありましたよね? なにかこのヴュルテンベルク州というのはそういう地域なのでしょうか。僕がもし、ドイツの小学生だったら学校で、「京葉工業地帯」みたいに「ヴュルテンベルク州」=自動車工業 って学校で習うのでしょう。
ウルム大聖堂は、1890年に完成したゴシック様式で建てられた聖堂で、高さは162メートルもあり、教会堂としては世界一だそうです。ルター派ということなので、プロテスタントですね。
でも、なんでDEUTZなのに『M』のマークなんだろう・・・と思っていたら、こちらのマークはどうも、当時ドイツ社傘下の自動車メーカーMAGIRUS社のMから来ているみたいです。
きっと、かっこいいから使っているんだろうな。同じヴュルテンベルク州の大聖堂だし・・・
話が脱線しちゃった・・・
機種名:フンボルトドイツトラクタ
形式・仕様:D-40L 45馬力
製造社・国:フンボルトドイツ社 ドイツ
製造年度:1959(昭和34)年
使用経過:1959(昭和34)年頃から輸入され、道内の導入がはじまる。
空冷エンジンで、厳冬期でも調子がよく使えた。
酪農家に多く入り、40年を過ぎた今も各地で多く使われている。
販売は、共立(株)が一手に行い、一般の呼び名は、共立ドイツトラクタと言われていた。
キャプションに40年を過ぎたとあるけれど、1959年というと、今から56年前ですから、この展示自体が15〜6年前にされたということなんでしょうねえ・・・
フンボルトドイツ?
なかなかいいセンスしているなあ・・・ただ、せっかくのドイツトラクタなんで、同じバーデン=ヴュルテンベルク州ライン=ネッカー郡にあるサーキット、ホッケンハイムだったらもっとピッタリだったのに・・・
あらためて見てみると、美しさを再発見できます。もういちどゆっくり見たいな。
ぶんさん コメントありがとうございます
クルマのサイレンサーも結構錆びてダメになりがちですから
サイレンサー、切ってストレートにしてしまったかもしれないですね
トラクターのサイレンサーが特別丈夫とは考えにくいですし・・・
マフラーですけど、欧州のトラクタにはかなりあって、珍しいことではないんですが、普通は消音器がボンネットの中か下の方についてるんです。IH219はボンネットの中で、排気管はエンジンの下までしか無いです。ドイツはステップ下あたりに付くんですが、これはカスタマイズされているのかもしれないですね。
ぶんさん コメントありがとうございます
確かに!
ヘッドライト、これはnoraさんの想像通り、元のオーナーさんの改造でしょうね。自分には鉄人28号に見えるんですけどね。
発動機のシャチさん おはようございます
確かに直管に見えますね
うるさいでしょうねえ・・・オリジナルなのでしょうか?
きっとハーレーに1気筒足したくらいの音がするんでしょう
もっとうるさいかもしれません
OPさん おはようございます
こちらではお久しぶりです!
OPさんのドイツと同じなんですね
あのレバー、コンビネーションスイッチなんですか
なかなかシンプルにまとまっていてカッコイイです!
このマフラー、どう見ても直管マフラーですよね
レバーはウインカー、
ヘッドライトのハイ・ロー、
クラクションを兼ねたスイッチです。
メーターの左の銀色はグロー、
右側の黒いつまみを一段引くと余熱、
さらに引くとスタートです。