「土の館」で見た “細ブル” ランツ・ブルドックD-2206・・・「撮りトラ」

今日は、スガノ農機「土の館」で見た、太いブルドックと細いブルドックのうち、細いほう・・・単気筒エンジンのランツブルドックトラクタD2206その2です。

ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。
手前、細めのLanz Bulldog D2206。奥、太めのLanz Bulldog D1506。
ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。
手前の丸い部分・・・これが始動ハンドルでしょうか・・・手を掛けるにもツルッとしていて、乾いた手のひらでは始動が難しそうです。
ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。  同型は道内に2台導入された。  LANZ BULLSOG TRACTOR  YEAR: 1954(Showa 29)  Manufacturer: Lanz(Germany) Model: D-2206  Output: 22ps  In 1955(Showa30), Mr. Masao Ide of Honbetsu-cho purchased this tractor fo 830,000 Yen. At the time of purchase tractor were not very commonly used this area. The tractor was non-stop use for a good portion of the time  after purchasing it, loaning it out to order farmers when it wasn't being used. Eventually it came in the hand of Mr. Shibata who preserved it at home. Due to the limited quantity of this tractor in the area it is consdered a very rare treasure.  Duaring production, 2 of this model were purchased in Hokkaido.
鋳物のごついエキパイです。
ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。  同型は道内に2台導入された。
銘板です。
ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。  同型は道内に2台導入された。
D2206 22馬力とはっきりあります。

キャプションを読んでみましょう

ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。
例によってキャプションを読んでみましょう。購入価格も書いてあります。

ランツブルドッグトラクタ

1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ)
D-2206型 22馬力

1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円で購入
地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。
のちに柴田が入手自家保存のもの。
少数の導入で希少価値の高い一台である。

同型は道内に2台導入された。

LANZ BULLSOG TRACTOR

YEAR: 1954(Showa 29) Manufacturer: Lanz(Germany)
Model: D-2206 Output: 22ps

In 1955(Showa30), Mr. Masao Ide of Honbetsu-cho purchased this tractor fo 830,000 Yen. At the time of purchase tractor were not very commonly used this area. The tractor was non-stop use for a good portion of the time after purchasing it, loaning it out to order farmers when it wasn’t being used. Eventually it came in the hand of Mr. Shibata who preserved it at home. Due to the limited quantity of this tractor in the area it is consdered a very rare treasure.

Duaring production, 2 of this model were purchased in Hokkaido.

83万円・・・チェリートラクタが60万円くらいだったことを考えると、安いような気がします。もちろん、家が建つような値段なのでしょうけれど・・・

ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。  同型は道内に2台導入された。  LANZ BULLSOG TRACTOR  YEAR: 1954(Showa 29)  Manufacturer: Lanz(Germany) Model: D-2206  Output: 22ps  In 1955(Showa30), Mr. Masao Ide of Honbetsu-cho purchased this tractor fo 830,000 Yen. At the time of purchase tractor were not very commonly used this area. The tractor was non-stop use for a good portion of the time  after purchasing it, loaning it out to order farmers when it wasn't being used. Eventually it came in the hand of Mr. Shibata who preserved it at home. Due to the limited quantity of this tractor in the area it is consdered a very rare treasure.  Duaring production, 2 of this model were purchased in Hokkaido.
細い・・・左に見える円筒形のもの・・・何でしょう。コードが繋がっています。
ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力
コードは下のほうへ繋がっていますねぇ・・・

あれれ?? 今気がついたのですが、このブルドック、D1506にはあった「焼玉部分」がありません。古そうな形をしていますが、もしかしたらD1506より新しく、今のトラクタに近い機構をもっているのかもしれません。

昨日の画像で行くと、ここにはクランクシャフトがあります。大きなはずみ車が入っていて、ここから動力を取出したりできたのかもしれません。
そういえばD1506の時に見つけたこの図と比べると、マフラーの出かたが少し違います。排気と吸気が近い、石油発動機みたいなレイアウトに変わっています。

謎の円筒形部品といい、鋳物部品もググッと減って、ペラペラの鉄板を多用した、やっつけたような形ですが、D1506の進化形のような気がしてきました。

ランプもチェック

ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。  同型は道内に2台導入された。
ものすごく離れた目。意外とでかいです。
ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。  同型は道内に2台導入された。
多分右目。真ん中に富士山がそびえているようなレンズカット。
ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。  同型は道内に2台導入された。
拡大してみます。楕円のロゴですから、よくは読めませんが、HELLAなのでしょう・・・富士山頂上付近のギザギザは、よくHELLAのランプに付いている記号だと思います。これって、フィラメントがモチーフなのかなあ・・・裏ロゴ。
ランツブルドッグトラクタ  1954年(昭和29)ランツ社製(ドイツ) D-2206型 22馬力  1955年(昭和30)本別町 井出正雄 83万円購入 地域ではトラクタが珍しい時代、賃耕に頼まれ昼夜活躍したという。 のちに柴田が入手自家保存のもの。 少数の導入で希少価値の高い一台である。  同型は道内に2台導入された。
こちらは反対側。名前なし。TOPとだけ書いてあります。国産みたいです。

D2206はこれでおわりです。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“「土の館」で見た “細ブル” ランツ・ブルドックD-2206・・・「撮りトラ」” への2件の返信

  1. 六郎田一馬さん こんにちは

    コメントありがとうございます

    てで始動する場合はカバーを外して始動するわけですね
    もちろん、セルモーターでも始動できると・・・
    ありがとうございます よくわかります!

  2. d2206も同じ水平単発エンジンです。左側はホイールがつるっ、としているのではなくてそれはカバーです。一応回転部分なので万が一巻き込まれたりしないように。後、ホイールカバーの上辺りに少しカバーが飛び出ている所が有りますが、そこがセルモーターです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です