STIHL製2ストディーゼルのイセキTC-10・・・「撮り虎」

今日は「撮りトラ」。スガノ農機「土の館」で見た、イセキトラクター、TC-10です。

今日はちょっと寝坊しちゃったので簡単に行っちゃいます。

イセキトラクター TC-10 クチバシのある鳥みたいなちょっと愛嬌のあるお顔です。
イセキトラクター TC-10 クチバシのある鳥みたいなちょっと愛嬌のあるお顔です。
イセキトラクター TC-10
そのクチバシはプレス品なのか、筆で描いたみたいに微妙な曲線を持っています。(元はぴしっとした直線?)またそれが生物的に見えるところ。
イセキトラクター TC-10
昔はこんなロゴだったんですね! ロゴになり切れていなくてまだ図形な感じが時代を感じさせます。
イセキトラクター TC-10
拡大してみます。 歯車の中に井桁を入れたロゴと流れるような手描き風ISEKIの文字。

イセキトラクター TC-10
TC-10はnew cherryということだったんですね・・・だったらNC-10になりそうな感じだけど、TCのTはどこからきたのでしょう・・・トラクターのTかな?
イセキトラクター TC-10
さて注目のキャプションは・・・

井セキ トラクター

1960年(昭和35) 井関農機㈱製 (日本)
TC-10型 10馬力 496cc 機番0133

1960年(昭和35) 清里町 中農場で導入。
馬に変わる農作業の動力では、10馬力の威力は驚くほど能率が上がった。
4年後に渋谷が譲り受け、付近の仕事に昼夜働いたという。

「昼夜働いたという。」ここに展示されているトラクターはこのような表現がされていることが多く、機械として幸せだったろうなあ・・・と思います。もちろん、人も昼夜働くのは大変だったと思いますが、何か「甲斐があった」感じがすごくします。

想像でしかありませんが、決して安くはなかった機械を買った「甲斐があった」。昼夜働く「甲斐があった」・・・そんな感じがしてきます。

僕も何か機械を買って、昼夜働かせてみたいです。(←「働かせる」のように、自分が動かない感じの書き方をしている時点で邪念があり、もう「甲斐があった」空気感は成立していません。)

イセキトラクター TC-10
コンパクトなトラクターで、10馬力という、今ではそんなに力のあるトラクターではないのですが、馬1頭でやっていた仕事を10頭分のパワーでやるわけですからね・・・
イセキトラクター TC-10
そしてこれが馬10頭分のエンジン。STIHLディーゼル
ネットで見つけた写真。フルカバードのパッケージ型。
ネットで見つけた写真。フルカバードのパッケージ型。
ネットで見つけた写真・・・このジェットエンジンみたいな強制空冷のファン部分がカッコいいです。単気筒なのかなあ・・・
ネットで見つけた写真・・・このジェットエンジンみたいな強制空冷のファン部分がカッコいいです。単気筒なのかなあ・・・
そしてなんとSTIHLはトラクターも作っていたんですか??? イセキとずいぶんデザインが違います。
そしてなんとSTIHLはトラクターも作っていたんですか??? イセキとずいぶんデザインが違います。
調べてみたら、STIHLは1896年チューリッヒで産声を上げたとあります。STIHLのチェンソーと刈り払い機を使っていながら、まったく知りませんでした。てっきりアメリカかなんかの会社でチェンソーのメーカーかと・・・林業関係の会社は間違いないみたいですけど、トラクターやディーゼルエンジンを作っていたなんてねえ・・・
調べてみたら、STIHLは1896年チューリッヒで産声を上げたとあります。STIHLのチェンソーと刈り払い機を使っていながら、まったく知りませんでした。てっきりアメリカかなんかの会社でチェンソーのメーカーかと・・・林業関係の会社は間違いないみたいですけど、トラクターやディーゼルエンジンを作っていたなんてねえ・・・
そしてイセキTC-10のSTIHL2ストロークディーゼルができたのは1954年。
そしてイセキTC-10のSTIHL2ストロークディーゼルができたのは1954年。

ネットの無かった時代、イセキの人たちはどうやってこのエンジンの情報に触れたのでしょう・・・世界のエンジンの動向や新製品など、どんなソースから入手していたのでしょう・・・雑誌かな?それとも論文?

今は簡単になってしまった分(もちろんコアな情報は昔も今も手に入れるのは難しいと思いますが)かえって「蛇の道」は、細く短くなってしまっているかもしれませんね。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“STIHL製2ストディーゼルのイセキTC-10・・・「撮り虎」” への8件の返信

  1. こんばんは 
    一台はエンジン単体 もう一台は
    ティラーに乗ったままですよ
     
    アドレスに連絡頂ければ画像送りますよ

  2. TC10のカタログ持ってますよ~(笑)

    同じエンジンが搭載されているKF‐850のカタログに詳しい説明が記載されています。

    「スチール135型ディーゼルエンジンは、世界的な名声を誇るドイツのスチール社と技術提携して、ビクター・オート社が制作したものです。軽量で強馬力、しかも燃料費はガソリンの約3分の1という優れた経済性と三拍子そろった優秀なエンジンです。各部の軸受にベアリングを使っているので、故障の不安が無く、強い耐久力を持っています。潤滑も循環式で、オイルをフィルターで清浄化して使うので、オイルの実際消費量の点でも経済的です。日本の第一次南極観測隊が、はじめて極寒の地に電灯を灯すことに成功して、その優秀性を実証した空冷ディーゼルエンジンの性能と、高度な耐久力が、あなたに豊かな実りをお約束します。」

    あとでTC10のカタログ送ります。

    1. トラクター狂さん おはようございます

      そんな昔からカタログって存在していたんですね
      イメージとして、口コミ的に売っているのかな?・・・なんて思ってました
      TC10のカタログ、是非お待ちしています!!!

  3. エンジンはスチールのC135ですね、
    このあいだまで家にもありました。
    イセキのKF-850と言う耕耘機にも
    搭載されています。
    とてもパワフルなエンジンですが、
    震動と音が凄まじくオマケに2ストなのでマフラーから
    オイルが飛んできます。
    日本にもかなりの台数が現存しています。

    あと、イセキTB-15にも搭載されています。

    1. 発動機のシャチさん おはようございます

      とてもパワフルなエンジンですが、
      震動と音が凄まじくオマケに2ストなのでマフラーから
      オイルが飛んできます。

      空冷というイメージから、からっと乾いた感じを想像していたのですが
      この話を聞くと、湿ってジメジメした感じだったのですね

      TB15にも搭載されていたんですか?
      というか、TB17が一番下の弟じゃなくて、15があったんですか!

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