細かいところに伝統は引き継がれてる・・・コマツWD50「撮り虎」

今日も「撮りトラ」。スガノ農機「土の館」で見た、小松製作所のトラクター、コマツWD50の続きです。

機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
小松トラクタWD-50 50馬力。横から見たらほぼエンジン。後ろのほうにちょこっと座席がある感じです。クッションなしの座面は、Uの字の痛バネサスペンションが申し訳なさそうについていますね!
機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
メーターちゃんと正面から撮っておけばよかったな・・・割れちゃってます。
機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
オルタネーターのメーカーは再塗装で見えなくなっています。

日興電機工業株式会社

機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
スターティングモーターは24V
拡大してみるとNIKKO DENKI KOUGYOって書いてあります。
拡大してみるとNIKKO DENKI KOUGYOって書いてあります。

イセキTS2810「撮りトラ」その2で、イセキTS2810に載っていた、いすゞエンジンにも同じメーカーのセルモーターが付いていましたね!

調べてみると、日興電機工業株式会社という会社がありました。昭和8年創業ですし、取引先には「いすゞ自動車株式会社」もありますから、この会社の製品じゃないかと思うんです。
調べてみると、日興電機工業株式会社という会社がありました。昭和8年創業ですし、取引先には「いすゞ自動車株式会社」もありますから、この会社の製品じゃないかと思うんです。

ヂーゼル機器

機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
いすゞDA220型の燃料噴射ポンプ・・・4気筒です。
機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
拡大してみると、ヂーゼル機器の製品です。ライセンス ボッシュって書いてあります。

国産だけど、ボッシュのライセンス品なんだなあ・・・と思って調べてみました。

ウィキペディアのゼクセルの項には、

旧ゼクセル(ディーゼルシステム事業)
この会社はディーゼルエンジンの基幹部品である「燃料噴射装置」の国産化を目指して日本国内の多数の自動車メーカーが共同出資[1]した会社「ヂーゼル機器」に始まる。1939年に独ボッシュ社からライセンスを受け、埼玉県松山町(現:東松山市)に工場を設立して自動車業界の念願であったディーゼル燃料噴射装置の国産化に日本で初めて成功。その後ゼクセル(1990年7月)、ボッシュオートモーティブシステム(2000年)と社名変更や分社・合併を経るが、現在でも社内で最大の事業である。

とありました。ディーゼルエンジンの基幹部品なんですね・・・さすがボッシュ。小さな部品で大きなディーゼルエンジンの基幹を握ってしまうことができるなんて!

さらにはこの「ヂーゼル機器」、いすゞの子会社だったこともあるという記載もありました。

やはりブルドーザーみたいなお顔

機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
正面の巾は相当なものです。ほぼ真四角
機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
コマツですから、やっぱりブルドーザとエンジンなど、いっしょなのでしょうか?

大変手のこんだライトガード

機種名:小松トラクタ 形式・仕様:WD-50 50馬力
寄ってみます。ライトに名前はないようですねえ・・・
さらに拡大してみます。このライトガード、大変ゴージャス。鋳物ではないでしょうか? ビスのえぐりなどもカッコよく入って、手がこんでいます。
さらに拡大してみます。このライトガード、大変ゴージャス。鋳物ではないでしょうか? ビスのえぐりなどもカッコよく入って、手がこんでいます。
そのライトガード、さらに拡大してみるとマークが付いています。贅沢な作りだなあ・・・
そのライトガード、さらに拡大してみるとマークが付いています。贅沢な作りだなあ・・・
コマツ家紋風ロゴですね!
コマツ家紋風ロゴですね!

ほとんどの人が見ないようなところで主張する・・・これは伝統なのでしょうか? 他でも見たことがあります。

武器学校で見た74式105mm榴弾砲です。
武器学校で見た74式105mm榴弾砲です。
武器学校で見た74式105mm榴弾砲です。
これもぐぐっと寄ってみます。
さらに寄って・・・
さらに寄って・・・
拡大! コマツロゴ!! 細かいところで主張してるなー
拡大! コマツロゴ!! 細かいところで主張してるなー

伝統でしょうねえ・・・他メーカーの戦闘車両には無かったように思います。

コマツロゴの変遷
74式ですから、ちょうどこのロゴに切り替わった直後あたりでしょうか・・・

現在はマークというよりは長いローマ字になってしまったので、ボルトにこうやってロゴを入れるのは難しいと思いますが、小松製作所、きっとこんな風にどこか細かいところで主張していると思います。

最新式で探してみよっと!

コマツWD50はおしまいです。

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