いつもスッキリ解決とは行きません「電装探偵団」MF290「撮り虎」その3

マッセイファーガソンオラクターMF290の運転席 右下にメーターが見えます。どこのかな?
マッセイファーガソンオラクターMF290の運転席 右下にメーターが見えます。どこのかな?
MF290
回転計かな? 全世界共通ピクト、ウサギとカメマーク

ちょっと脱線のウサギとカメ

ウサギとカメのお話は日本のお話かと思ってたら違うんですね・・・・

ウィキペディアにこうありました

「ウサギとカメ」(兎と亀)は、足の速いウサギと足の遅いカメが競走をし、最終的にはカメが勝利する話。
イソップ寓話やラ・フォンテーヌが書いた寓話詩にも所収されている。 同じ素材の話がジョーエル・チャンドラー・ハリスの「リーマスじいやの話」にもあるが、内容は大きく異なる。

日本には西欧との貿易が盛んになった室町時代後期以降に流入したとみられ、イソップ寓話を翻訳した伊曽保物語などによって近世以降に知られ始めた。一般に知られるようになったのは、明治になって教科書に採録されてからである。明治時代の初等科の国語の教科書には「油断大敵」というタイトルで掲載されていた。

なるほど・・・だから世界共通ピクトになりえるんだ。カタツムリとチーターでもいいわけですが、こういうお話もあったし、実際にカメはノロいしうさぎはポンピョン速いからちょうどいいです。

さて

MF290
メーターの下のほうに小さく文字が入ってます

JAEGER made in France
JAEGER made in France

JAEGER

「電装探偵団」この文字を元に調べ始めましたが、現存しているようで、いないようで、手がかりがなかなかありません。少ない情報を元にまとめてみます

ネット上記述もひとつしか見つからなかったので不正確かもしれませんが、それによれば速度計は1920年代の初めのあたりに、フランスはパリにあるイエガー速度計会社によって発明されたようです。

そのうち英国人とフランス人のディレクターがイングランドにイエガーの名で会社を設立。(Jaeger Ed)これが1920年代中盤から後半でした。

英国製JAEGER 「patent applied for」(特許出願済)とありますが、色々探しても「Jaeger patent」と書かれたものはありませんでした。
英国製JAEGER 「patent applied for」(特許出願済)とありますが、色々探しても「Jaeger patent」と書かれたものはありませんでした。

1927年頃、Jaeger Edはスミス・モーター・アクセサリー社に買収され、ブリティッシュ・イエガー社と名前を変えました。

長い間、スミスとブリティッシュ・イエガーの速度計の文字盤には「Jaeger patent」の文字があったそうです。

それぞれの国で独自に発展したのかなあ・・・

こちらはブリティッシュ・イエガーではない本家の広告でしょうか?ノブレス・オブリージュって書いてあります。「位高ければ徳高きを要す」言い切っちゃってて広告には合わない表現のように思えますが・・・
こちらはブリティッシュ・イエガーではない本家の広告でしょうか?ノブレス・オブリージュって書いてあります。「位高ければ徳高きを要す」言い切っちゃってて広告には合わない表現のように思えますが・・・
シトロエンのメーターなどを作っていたようです。こちらはスミスと関係なかったように感じられます。
シトロエンのメーターなどを作っていたようです。こちらはスミスと関係なかったように感じられます。
こちらの写真はJaeger parisとありますが、スイスで作っているみたいです。時計っぽい外観からしてスイスでは時計的に発展したのかしら?
こちらの写真はJaeger parisとありますが、スイスで作っているみたいです。時計っぽい外観からしてスイスでは時計的に発展したのかしら?
ジャガー・ルクルトという時計もあるんですね・・・関係あるのかな
ジャガー・ルクルトという時計もあるんですね・・・関係あるのかな

いつもスッキリ解決とは行かない

フランスで生まれたJAEGERの一部はイギリスに渡り、スミスに買われてなくなり、フランスに残ったシトロエンの部品を作っていたJAEGERがMF290のメーターを作った・・・と、イギリスへ渡った流れはまったく関係なかったのかもしれないな。

なんだかすっきりしないのでした。

何となく続きます。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です