体の負担軽減はオプション? DEUITZ D25 1963ミニチュア「撮りトラ」その2

ユニバーサルホビーのDEUITZ D25 1963年
フロントサスペンションは付いているのか? 小さすぎてよくわかりません。付いているようにも見えるし、付いていないようにも見える。

昨日のDEUITZ D25 1963ミニチュア「撮りトラ」の続きです。OPさんに先進的装備と言われて改めて見てみましたが、いかんせんミニチュアでフロントサスペンションが付いているのか、シートサスペンションが付いているのかよくわかりません。

ユニバーサルホビーのDEUITZ D25 1963年
シートサスペンションは? こちらも・・・う〜〜〜ん・・・どうなんでしょ? わかりません
ユニバーサルホビーのDEUITZ D25 1963年
ついでに右サイド
ユニバーサルホビーのDEUITZ D25 1963年
ついでに左サイド
ユニバーサルホビーのDEUITZ D25 1963年
そして上から・・・

あ!もしかして・・・

調べているうちに「DEUITZ D25」には「S」というスペシャルバージョン?があることがわかりました。

見つけました。D25のカタログなのでしょうか? 
見つけました。D25のカタログなのでしょうか? 
同じくカタログです。D25Sというのが存在しています。
同じくカタログです。D25Sというのが存在しています。

「体の負担軽減はオプションで」

表紙の写真を見ていると、左側に立っているオジサン・・・「D25」のオジサンがオーバーオールを着て、作業中のような装いなのに比べ、「D25S」のオジサンはジャケットを着て明らかによそいきです。

フロントサスペンションはどうでしょう。「S」の方は昨日の写真で見たように板バネの付いたサスペンション付。しかし、「D25」は・・・ ただのシャフトのように見えます。

シートサスペンションに付いても「S」の方は明らかにコイルバネが見えますが、「D25」は角度的に隠れています。

もしかしたら、フロントサスペンションもシートサスペンションも、オプションだったのではないでしょうか。

他のトラクターは自決フロントサスペンションや自決シートが主流だったので、標準装備し辛かったのかもしれません。

そこで「体の負担軽減はオプションで」となったとか・・・

おもしろいのは、巷で見ることのできるD25の写真はこの分け方で行くと「D25S」ばかり。みんなサスペンション付のほうが良かったということになりますね。

燃料タンクも付いてこれだけですべて済んじゃってます。排気口が向かって左側、吸気口が向かって右側なんですね・・・クロスしちゃって取り回しは難しそう。いっぽう、模型の方排気口と吸気口が共通で1個しかありません。小さいから再現するのは大変さんだな。
燃料タンクも付いてこれだけですべて済んじゃってます。排気口が向かって左側、吸気口が向かって右側なんですね・・・クロスしちゃって取り回しは難しそう。いっぽう、模型の方排気口と吸気口が共通で1個しかありません。小さいから再現するのは大変さんだな。

↑昨日そう思ったのですが、参考にしていたのは「D25S」。D25のカタログを見ればこれでほぼいいってことがわかります。へーーーー

ユニバーサルホビーのDEUITZ D25 1963年
戻ってこちらは斜め上から・・・
ユニバーサルホビーのDEUITZ D25 1963年
後ろのリンクが動くようになっています。これはちょっとウレシイ
ユニバーサルホビーのDEUITZ D25 1963年
特徴的なお顔です
おまけ。調べている過程で見つけたSAME(サーメ)のお顔。逆三角形の肉食顔。世の中にはおもしろい顔のトラクターが無数にありますね!
おまけ。調べている過程で見つけたSAME(サーメ)のお顔。逆三角形の肉食顔。世の中にはおもしろい顔のトラクターが無数にありますね!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“体の負担軽減はオプション? DEUITZ D25 1963ミニチュア「撮りトラ」その2” への4件の返信

  1. 六郎田さん こんにちは
    コメントありがとうございます
    なんと!D25Sのほうが古いのですか!
    僕は根拠なくSが付いたほうが高級か新しいのだと思っていました

  2. おはようございます。この二台は年式の違いで、25 s が1958 年式でF2L 612 というエンジン型式、59 年からF2L 712 というエンジン型式に変わって、サスペンション等もシンプルで機能のあがったものに変わったんですよ。例えば写真のフードのように黄色のラインから金色のモールに変わったり若干ですが、スマートなルックスに変わってきているんですよ(*^^*)

  3. OPさん おはようございます

    興味深い考察です!
    「自分で使わないから痛みがわからない」・・・ですか

    ユーザーインターフェースや使い勝手はDO IT MYSELFで培われるんですねえ・・・

  4. 植民地で奴隷を使う経営者が多かったイギリスと、
    社長自らトラクターを駆るオーナーオペレータの多いドイツ・アメリカ。
    トラクタの仕様の違いには当時の経営事情の違いもあったそうです。

    全部があはまる訳じゃないですけど、
    イギリスのファーガソンなどにはサスペンションシートの無い仕様が多く見受けられますが、
    ドイツトラクタや、アメリカのファモールなどは大昔からサスペンションシートが付いた物が多くあったようですよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です