カタログ考古学?妄想学? ブルエースXB1「昔のカタログ」その2

今日もトラクター狂さんに送っていただいた、クボタトラクターブルエースXB1「昔のカタログシリーズ」の続きです。

小回りがきく!トラクタの、新しい行動半径。ブルエース誕生。 凄いエースがやってきた。スリムなからだに、でっかい作業性能を秘めて・・・ブルエースXB1 カスタムタイプが新登場。 洗練されたデザイン。手軽な操作・・・。 ブルエースは、小回り性能を徹底的に追求したコンパクト・トラクタ。 とくに山間地や小区画圃場で威力を発揮する実用機です。
小回りがきく!トラクタの、新しい行動半径。ブルエース誕生。 凄いエースがやってきた。スリムなからだに、でっかい作業性能を秘めて・・・ブルエースXB1 カスタムタイプが新登場。 洗練されたデザイン。手軽な操作・・・。 ブルエースは、小回り性能を徹底的に追求したコンパクト・トラクタ。 とくに山間地や小区画圃場で威力を発揮する実用機です。

女性が出ているのは女性向けだからなのかな・・・

僕は意味もなく突然売り方に困って女性を送り込んできたのかと思ったのですが、小さな管理機なので女性でも簡単に操作できる・・・ということでターゲットが女性なのでは?というコメントをいただきました。

そういわれてみれば・・・

●らくらく運転のサイドセレクトレバー。

とか

●安心して作業できるイージーチェッカ。
オイルと電気系統の状態が一目でわかるイージーチェッカを装備。ゆったりとした気分でゆうゆう作業できます。

などと、今ではおなじみの「らくらく」「ゆうゆう」だの、「ゆったり」だの、およそ技術的なものとはかけ離れた(これの対極にランツのカタログがあります)身体的な言葉が並んでいます。

このイージーチェッカというのも、女性でも(女性はメカに弱いという前提が見え見えになってしまいますが)点検が簡単でわかりやすい・・・ということを表しているのかもしれません。

初めは「らくらく」「ゆうゆう」だの、「ゆったり」だの身体的な言葉を女性向けに使い始めたのかもしれませんが、今ではこのような言葉が「おじいさん、おばあさん向け」に使われているような気がしてなりません。

お!でもこれは凄い!  ●このクラス初!前後の複合作業が可能。 フロント3Pと前部PTOをオプション採用。このクラスでは初めて、トラクタの前後に作業機を取付けられ、複合作業がOK。たとえば、前部で肥料散布、後部でロータリ耕うん・・・というように複合作業が一工程でできます。
お!でもこれは凄い! ●このクラス初!前後の複合作業が可能。 フロント3Pと前部PTOをオプション採用。このクラスでは初めて、トラクタの前後に作業機を取付けられ、複合作業がOK。たとえば、前部で肥料散布、後部でロータリ耕うん・・・というように複合作業が一工程でできます。
XB1カスタムタイプ(車高可変機構なし)D750-LD1水冷3気筒立形4サイクルディーゼル762cc 12馬力/2600rpm
XB1カスタムタイプ(車高可変機構なし)D750-LD1水冷3気筒立形4サイクルディーゼル762cc 12馬力/2600rpm

どこまでがカスタムタイプ特有の装備なのか(もしかしたら全部なのか)がよくわかりませんね。

これはオマケで入れてくれたのだと思いますが、このブルエースには「果樹園に最適・・・作業高さ1.5m」のブルエースXB-1DL(低床タイプ)というものが存在しているようです。また、「野菜畑の管理作業に・・・高床タイプ」ブルエースXB-1DHというものもあって、色々な農家の細かいニーズに応えていこうとしているのがわかります。
これはオマケで入れてくれたのだと思いますが、このブルエースには「果樹園に最適・・・作業高さ1.5m」のブルエースXB-1DL(低床タイプ)というものが存在しているようです。また、「野菜畑の管理作業に・・・高床タイプ」ブルエースXB-1DHというものもあって、色々な農家の細かいニーズに応えていこうとしているのがわかります。

カタログ考古学?妄想学?

カタログに書いてあった何かや、古いトラクターの部品を手がかりに、妄想することがわりと好きです。そう呼ぶとおもしろいのでこの場面では仮に考古学(妄想学?)としましょう。

実際とは違ってもトラクターはしゃべれませんから「違う違う!」と抗議したりしませんし、わりと自由に想像することができます。

ごく稀に『妄想は真実につながる→クボタT15の真実「撮りトラ@土の館」』の時のように当時を当事者から「違います」と言われることはありますけど。

というわけで自由に想像してみると・・・

ちょっとこの「A」に注目してみてください。Aの中の光、サンシャインの光のようでもあり、星のようでもあります。
ちょっとこの「A」に注目してみてください。Aの中の光、サンシャインの光のようでもあり、星のようでもあります。
クボタトラクター、L1-26D・・・安全フレームの検査合格が昭和50年2月ですから1975年、40年前のトラクターです。
こちらはクボタトラクターL1-26のサンシャインマーク。やはり「S」の中がピカッと光っています。アルファベットが光るのは伝統なんですね。

エースの「A」はアステの「A」?

XB1が1983年発売でその5年後の1988年、似たような小型トラクター、アステが発売されました。

クボタトラクターASTE(アステ)A-17カタログ
クボタトラクターASTE(アステ)A-17カタログ表紙

ASTE アステ Human Intelligenceと書いてあります。後に出てきますが、ASTEとはAsteroid(小惑星)の略だそうで、Human Intelligenceは人智などの意味があるようです。

クボタトラクターASTE(アステ)A-17カタログ
アステな生活。
アステという名のトラクタ、誕生!

日本の農業をリードするクボタから、トラクタの新星「アステ」誕生。
その洗練されたフォルムと斬新なメカニズムは、まさに時代の最先端。
静かでコンパクトなアステは、小型とは思えないほどの実力を、
あらゆる農業シーンで遺憾なく発揮します。
快適な仕事ができれば、生活も快適になる。それはもうアステな生活。
人がいて、アステがいて、輝く明日がある。

この続きが見たい方は『レトロフューチャー サターンの前身、宇宙の小型トラクター アステA17・・・「昔のカタログ」』のリンクで見ていただくとして、エース→アステと同じ「A」で始まる名前になっています。

しかも、マークもかなり似通ったもの。

クボタトラクター アステパル(ASTEPAL)A-14
こちらはアステパルのものですが、センターマーク。琥珀に封じ込められた昆虫のように、Aのマークが封じ込められています。
拡大すると・・・どうです? かなりブルエースの「A」に似てませんか?
拡大すると・・・どうです? かなりブルエースの「A」に似てませんか?

なんだかブルエースの後継機的な印象を受けるんですよね。

XB1の「X」はサターンの「X」?

それから★つながりでXB1の「X」はアステと同じ頃、1987年登録のサターンのXシリーズに続いているような気がします。

クボタトラクタ サターンX-20/X-24 カタログ表紙です。何でサターンなのか・・・ずいぶん考えてきました。宇宙系なのは合っていましたけど、単純にサターンは農業の神だからだったんだ! 
クボタトラクタ サターンX-20/X-24 カタログ表紙です。何でサターンなのか・・・ずいぶん考えてきました。宇宙系なのは合っていましたけど、単純にサターンは農業の神だからだったんだ! 

『クボタトラクタSATURN X-20 X-24・・・「昔のカタログ」』で取りあげたサターンX-20とX-24。この時は「サターンは農業の神だから」という結論だったのですが、補強としてXB1からXつながりということでどうでしょう?

アステと同じ宇宙のくくりの中で、先輩であるXB1から1文字Xをいただいて、サターンXとつけた・・・こじつけすぎかな・・・まあ、(仮)ということで。

この時期何か宇宙的なイベントがあったのか、とちょっと調べてみると、スペースシャトルの初飛行が1981年、二回目が1982年、以後135回も飛行しているんですね。

写真はウィキペディアより。
写真はウィキペディアより。
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“カタログ考古学?妄想学? ブルエースXB1「昔のカタログ」その2” への7件の返信

  1. こんなページも見つけました。
    http://www.honda.co.jp/pressroom/products/power/tiller/

    マイティ以外に、自社製のディーゼルエンジンを載せたトラクターも出してたようですね。1988年に安全フレームが付いてるのはかなり先取りしてますよね。

    そして、マイティの方は乗用管理機と謳われています。だからあの仕様なんでしょうね。

  2. noraさん、下記のURLのプレスリリースをご覧ください。

    「マイティ11」を発売
    http://www.honda.co.jp/news/1985/p851121.html
    「マイティ13R」を発売
    http://www.honda.co.jp/news/1988/p880223-13r.html
    クボタとの共同開発及びOEM供給によるトラクターを発売
    http://www.honda.co.jp/news/1994/p940602-130d.html

    ホンダがトラクターを作っていたと知ったときびっくりしたんですが、耕耘機からの流れなんでしょうね。かつては、田植機やバインダー、コンバイン、自走式草刈機など、農業機械を広く作っていたようで、それもびっくりでした。

    トラクター参入が遅かったからなのか、ガソリンエンジンが受け入れられなかったのか、その辺はよく分かりませんが、昔はいろんなメーカーが攻めていたんだなと。淘汰・集約されるのは仕方ないですけどね。しかしマイティの新車価格、割安な気がしますが、どうなんでしょう。

    1. H2さん こんにちは

      ホンダのトラクターは独特ですよね
      でも、クボタから供給を受けるようになっていたとは・・・初めて知りました
       
       

       
       

  3. ホンダ マイティにフロントPTOやフロントヒッチがオプションで付いたモデルがあったのは知っていましたが、他にもあったんですね。まだ他にもあるかも?
    でも今は、100馬力超でさらに限られたモデルで選べる程度です。
    低馬力で現実にどういう用途に使っていたのか、興味があります。でもその後無くなったということは、あまり有効に役立てられなかったということでしょうか。

    1. H2さん おはようございます

      マイティにもフロントPTOオプションがあったんですか!
      だったらそっちのほうが欲しいかもしれません
      だって4WD/4WS/フロントPTOの小型トラクターなんて最強すぎますもん

  4. 従来型なら12馬力だと2気筒なエンジンが3気筒になり、操作系が発展途上感はあるものの横に移動したりと、今のクボタトラクターの原形のような車体ですね。
    また、1980年代は機械的な面は成熟して名門となり、今度はユーティリティに重きを置いた時代なんですね。
    車体デザインから今までの無骨さが無くなっている点からも、そう伺えます。

    それにしても、フロイトPTOとは…斬新すぎる設計ですね。
    買う人がいたのか気になります。

    1. shiroemodonさん おはようございます

      それにしても、フロイトPTOとは…斬新すぎる設計ですね。
      買う人がいたのか気になります。

      ですよね!
      大型トラクターのミニチュアみたいでちょっと欲しくなっちゃいます

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