google earth で農耕地を見る
google earthで場所などを探す時や、涸沼沿いのサイクリングロードを自転車で走る時に気になったことなのですが、この模様です。わかりますか?すぐ傍ではよくわからないのですが、ちょっと離れると小包か、タバコの箱の側面のような模様があります。
これは長野です
多分ですが、これ、コンバインを回転させる時にその場で「カクカクッ!」って曲がるので、そこだけとどまっている時間が長く、切り刻んだ稲が溜まってしまうのではないか?と、想像しています。また、その場で転回する時はキャタピラが左右で反対に動きますので、地面がえぐられていることもあるかもしれません。
全く均一に育っているように見える田んぼも、よく見るとそうではありません。所々色がちがったり、「ポサッ」と丸く盛り上がっていたり、それとは逆に稲が実る頃、「ボコッ」っとミステリーサークルみたいに凹んでいたり・・・(これは肥料がそこだけ多かったという理由だそうです。肥料が多ければ成長して背が高くなり、倒れてしまうそうです。)
前に、青々とした田んぼの色が一部川のように変わっているところがあったので、「あれはなんでしょう?」と聞いたら、「そこは昔道路だった」と言われました。もちろん道路の上に稲を植えるわけはありません。見た目は全くわからないし、どこからどう見ても田んぼなわけですが、なんと!土の記憶、地面の記憶を稲は映しているのです。土によって土地によって作物の味がちがうというのはこんな例からもわかりますね。
写真と文章で長くなってしまうので畳んでおきます。
続きを見るをクリックして下にひらいて見てくださいね!!
こちらは大場町島地区です
ここでもタバコの切り口模様が見えます。上のほうの田んぼの左下に白く見えているのは、雨が降って田んぼに水が溜まり、北風で隅に吹き寄せられた稲わらです。
一方こちらはフランス
飛行機などで空港に降り立つ時に農地が見えることがあります。さらに広大な農地をトラクターで耕しているのを見ることがあります。想像するに小山のようなトラクターなのに耕すべき農地はさらに海のようです。「これって真ん中でお昼になっちゃったらご飯食べるのがすごく遅くなっちゃうよな」なんて心配しちゃいます。
ものすごく話がぶっ飛んじゃいますが、これに比べれば狭い日本の農地だって比率で考えたら同じことですよね?すごく小さなトラクターで小さな幅で耕していたら、やっぱり農地の真ん中でお昼になれば岸にたどり着くまで時間がかかって昼飯に遅れる・・・・
このサイトにドライブハロー (注:田んぼの代掻きに使うトラクターアタッチメント。普通のアタッチメントであるロータリーと呼ばれるものでも代掻きはできるそうですが、ロータリーは堅い土でもおこせるように丈夫だが重いのに比べ、ドライブハローは柔らかい土を細かく砕くためのものなので若干弱いが軽く、その分幅が広い) で検索してくる方が多いのですが、これはもしかしてもっと代掻きの効率を上げたい人がたくさんいるということではないでしょうか。小さいトラクターにも付けられる軽くて幅の広いドライブハローを安く作ったら売れると思うんですがねえ。
そしてナスカの地上絵
視点を変えるとまた違ったものが見えてきます。おもしろいですねっ!!