º[Д]º(こんな顔)の1963年型式認定トヨタ・モデルWR「朝1分の農機考古学」続報

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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝はカタログでしか見たことのない僕的幻のモデル、トヨタの乗用トラクター・モデルWRです。(株式会社豊田自動織機製作所で作っていました)この、一度は実車を見てみたいトヨタWRの運輸省型式認定番号銘板の写真が某所からもたらされました。

いきなり運輸省型式認定番号銘板だけ見せられてもピンとこないと思うので、雑誌の広告からまずは始めます。これを見るとトヨタWRには25馬力タイプと35馬力タイプの2種類あったことがわかります。当時としては大型のトラクターだったのではないでしょうか?
いきなり運輸省型式認定番号銘板だけ見せられてもピンとこないと思うので、雑誌の広告からまずは始めます。これを見るとトヨタWRには25馬力タイプと35馬力タイプの2種類あったことがわかります。当時としては大型のトラクターだったのではないでしょうか?º[Д]º(こんな顔)と書きましたけど、デザインはかなり思い切ったというか、異色です。東欧のトラクターみたい。
機種名:シバウラトラクタ 形式・仕様:S-17型 17馬力 製造社・国:石川島芝浦機械株式会社 日本 導入年度:1960(昭和35)年 使用経過:国産トラクタは各社で発売を開始する。プラウやロータリ作業の普及が始まる。玉置は中古で入手するが、以前の経過は不明。
ちょっと外国人のデザイナーがデザインしたとどこかで読んだような気がする、シバウラ初の乗用トラクターS-17と似ている気がします。
今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、昔のトラクターのカタログです。
º[Д]ºとしか言いようがありません。かわいい!
こちらは実写を見たことはないですが、手持ちの資料を全てぶっ込んだ以前の記事です。形を追いたい方はこちらを見てください。このように新しい情報が入ればどんどん更新していきます。
そしてこれが今回もたらされた銘板写真です。1963年型式認定なので、軽自動車記載ではなく小型特殊自動車です。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農391号トヨタWR型とあります。昔のトヨタのロゴですね!
そしてこれが今回もたらされた銘板写真です。1963年型式認定なので、軽自動車記載ではなく小型特殊自動車です。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農391号
トヨタ WR型

とあります。微妙に崩されていますけど昔のトヨタのロゴに近いですね!
よく見たら結構かけ離れてました。
よく見たら結構かけ離れてました。
シートに記入します。1962年〜1963年は資料の空白地帯でかなり特定にアクロバティックな要素があり難しいです。
シートに記入します。1962年〜1963年は資料の空白地帯でかなり特定にアクロバティックな要素があり難しいです。WRはちょうどロビンのトラクターと並んでいて、レアなメーカーが乗用トラクターにチャレンジしたのが伺えます。このほかにも「えっ?ここが?」というようなメーカーがこの時期参入しているかもしれません。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日はこんなところでしょうか・・・毎日綱渡りです。それではまた明日!

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