1983年型式認定、二駆のヤンマーF14とF15「朝1分の農機考古学」

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毎日ネットオークションの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1983年型式認定、二駆のヤンマー・フォルテF14とF15です。以前紹介したF14DF15Dでは二駆四駆違い・・・これらは連番です。一馬力違いの二駆四駆を同時発売って・・・どれかが大負けしてしまうのは自明なような気がするのですが、どうだったのでしょう。

ヤンマー・フォルテF14

ネットオークションで見つけて来た、ヤンマー・フォルテF14です。実は以前F14Dを見つけた時に運輸省型式認定番号が連番で前の数字・・・というのはわかっていたのですが、見つからなかったのです。今回、車両だけは見つかりました。(銘板はナシです)
ネットオークションで見つけて来た、ヤンマー・フォルテF14です。実は以前F14Dを見つけた時に運輸省型式認定番号が連番で前の数字・・・というのはわかっていたのですが、見つからなかったのです。今回、車両だけは見つかりました。(銘板はナシです)
手持ちの資料で、型式等はわかっていました。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1502号ヤンマーYM14Aのはずです。表示としてはヤンマーがこだわっていた、「農耕作業用小型特殊自動車]
となっていたかもしれません。
手持ちの資料で、型式等はわかっていました。この車両には銘板はついていなかった模様です。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1502号
ヤンマー YM14A

のはずです。表示としてはヤンマーがこだわっていた、「農耕作業用小型特殊自動車] となっていたかもしれません。
一部証拠になると思うのですが、車両の打刻が14Aで始まっています。
一部証拠になると思うのですが、車両の打刻が14Aで始まっています。

ヤンマー・フォルテF15

ネットオークションで見つけて来た、ヤンマー・フォルテF15です。二駆なのが写真からわかりますよね? 四駆のF15Dは結構見るのですがこれもなかなか見つかりませんでした。
ネットオークションで見つけて来た、ヤンマー・フォルテF15です。二駆なのが写真からわかりますよね? 四駆のF15Dは結構見るのですがこれもなかなか見つかりませんでした。
こちらも手持ちの資料で、型式等はわかっていました。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1504号ヤンマーYM15Cのはずです。表示としてはヤンマーがこだわっていた、「農耕作業用小型特殊自動車]
となっていたかもしれません。
こちらも手持ちの資料で、型式等はわかっていました。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1504号
ヤンマー YM15C

のはずです。表示としてはヤンマーがこだわっていた、「農耕作業用小型特殊自動車] となっていたかもしれません。
こちらも車両の打刻が15Cで始まっています。運輸省型式がYM15Cだったことの傍証にはなると思います。
こちらも車両の打刻が15Cで始まっています。運輸省型式がYM15Cだったことの傍証にはなると思います。
シートに記入します。本来だったら運輸省型式認定番号銘板を入れたいところですが見つからず残念・・・ヤンマーの場合は二駆と四駆では二駆が先に登録される二駆先となっています。
シートに記入します。本来だったら運輸省型式認定番号銘板を入れたいところですが見つからず残念・・・ヤンマーの場合は二駆と四駆では二駆が先に登録される二駆先となっています。

同時に発売されたF14とF14D、そしてF15とF15Dですけど、ネットオークションを見回す限り14も15も1:10の割合で四駆の方が多いです。これは二駆が売れなかったと考えても良いのではないでしょうか?

1970年代では両者はそれほどの差はついていなかったように思うのですが、1980年代に入り、「トラクターは四駆でしょう」という意識がユーザーの中に広まったのかもしれません。二駆の方が安かったでしょうけど、仕事のやり方とその差が大事な人だけに選ばれたのでしょうね。

今日はこんなところです。それではまた明日!!

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