
毎日ネットオークションの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1983年型式認定、二駆のヤンマー・フォルテF14とF15です。以前紹介したF14DとF15Dでは二駆四駆違い・・・これらは連番です。一馬力違いの二駆四駆を同時発売って・・・どれかが大負けしてしまうのは自明なような気がするのですが、どうだったのでしょう。
ヤンマー・フォルテF14

![手持ちの資料で、型式等はわかっていました。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1502号ヤンマーYM14Aのはずです。表示としてはヤンマーがこだわっていた、「農耕作業用小型特殊自動車]
となっていたかもしれません。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/yanmar_F14-2-504x378.jpg)
小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1502号
ヤンマー YM14A
のはずです。表示としてはヤンマーがこだわっていた、「農耕作業用小型特殊自動車] となっていたかもしれません。
ヤンマー・フォルテF15
![こちらも手持ちの資料で、型式等はわかっていました。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1504号ヤンマーYM15Cのはずです。表示としてはヤンマーがこだわっていた、「農耕作業用小型特殊自動車]
となっていたかもしれません。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/yanmar_F15-2-504x378.jpg)
小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1504号
ヤンマー YM15C
のはずです。表示としてはヤンマーがこだわっていた、「農耕作業用小型特殊自動車] となっていたかもしれません。
同時に発売されたF14とF14D、そしてF15とF15Dですけど、ネットオークションを見回す限り14も15も1:10の割合で四駆の方が多いです。これは二駆が売れなかったと考えても良いのではないでしょうか?
1970年代では両者はそれほどの差はついていなかったように思うのですが、1980年代に入り、「トラクターは四駆でしょう」という意識がユーザーの中に広まったのかもしれません。二駆の方が安かったでしょうけど、仕事のやり方とその差が大事な人だけに選ばれたのでしょうね。
今日はこんなところです。それではまた明日!!