1983年型式認定ヤンマー・フォルテF14DはF15Dと1馬力/48cc違い「朝1分の農機考古学」

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毎日ネットオークションの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1983年型式認定のヤンマー・フォルテF14Dです。以前紹介したF15Dと排気量は48cc違いの1馬力違い・・・さらにはF16Dなどもあって、この1馬力刻みのシリーズはどのような意図があって作られたのか・・・なかなか興味深いです。

ヤンマー・フォルテF14D

ネットオークションで見つけたヤンマー・フォルテF14Dです。14/16と同じ顔。顔だけ白くヤンマーデザインが最も三菱と近づいた時期かもしれません。
ネットオークションで見つけたヤンマー・フォルテF14Dです。14/16と同じ顔。顔だけ白くヤンマーデザインが最も三菱と近づいた時期かもしれません。

ヤンマー・フォルテF15D

F14より馬力が1馬力大きく、3気筒879ccと48cc排気量が大きいです。

ヤンマー・フォルテF16D

F14より馬力が2馬力大きく、3気筒954ccと123cc排気量が大きいです。F15に対しては馬力で1馬力排気量で75cc大きい・・・

たくさんエンジンを持っているからこんな芸当ができるのでしょうけど、14、15、16とこんなに刻んでどのような意図があって、効果はどうだったのでしょう?謎です。

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ヤンマー・フォルテF16Dは1982年型式認定。ヤンマー・フォルテF14Dは1983年型式認定。ヤンマー・フォルテF15Dも1983年。しかも番号は連番で同時に出ているのは間違いないです。車もグレードによって排気量が違ったりするので、この違いはグレードの違いと考えれば良いのかもしれませんけど、1馬力の差ってそんなに違いを生み出せるものなのでしょうか?それとも、この3者は馬力以外に何か大きな違いがあったのでしょうか?
ヤンマー・フォルテF16Dは1982年型式認定。ヤンマー・フォルテF14Dは1983年型式認定。ヤンマー・フォルテF15Dも1983年。しかも番号は連番で、同時に出ているのは間違いないです。車もグレードによって排気量が違ったりするので、この違いはグレードの違いと考えれば良いのかもしれませんけど、1馬力の差ってそんなに違いを生み出せるものなのでしょうか?それとも、この3者は馬力以外に何か大きな違いがあったのでしょうか?
このオークション、海外のオークションなのに、時々このように運輸省型式認定番号を大きく写してくれていたりします。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1503号ヤンマーYM14B型とあります。型式にはYMシリーズの名残が残っていますね!
このオークション、海外のオークションなのに、時々このように運輸省型式認定番号を大きく写してくれていたりします。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1503号
ヤンマー YM14B型

とあります。フォルテになっても型式にはYMシリーズの名残がありますね!
シートに記入します。1983年冒頭に登録されています。このシリーズには二輪駆動もあるのですが、まだ見つかっていません。売れなかったのかな?
シートに記入します。1983年冒頭に登録されています。このシリーズには二輪駆動もあるのですが、まだ見つかっていません。売れなかったのかな?

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

考えてみてもこの情報だけではF14は値段の高い15、16を売るための噛ませ犬的な役割だった・・・などと言うくだらない妄想くらいしかできません。コストがかかったであろうこのシリーズ、不思議ですね・・・フォルテはここまでです。

今日はちょっと外へ出てきます。それではまた明日!

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