多分1961年農耕作業用軽自動車型式認定、サトー最後のナントカ式シリーズ、サトー式TC60「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネット画像で見る「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は手持ちの資料で多分1961(昭和36)年農耕作業用軽自動車型式認定(場合によっては1962年)、佐藤造機耕うん機、サトー式TC60型です。次に認定される佐藤造機の農機は、サトー式の式が取れてサトー〇〇となっていますので、佐藤造機最後のナントカ式商品ということになります。

今朝はこの写真1枚だけです。シバウラのガソリンエンジンのついた耕運機、サトー式TC60です。
今朝はこの写真1枚だけです。シバウラのGE-25SK型ガソリンエンジン搭載の耕運機、サトー式TC60です。手持ちの別の資料によると、サトー式TC60の農耕作業用軽自動車型式認定番号は農296号。かなりの確度で1961年認定だと思われます。その次にあまり高くない確度で押さえに1962年認定といった感じでしょうか。

この場合の「サトー式TC60」とは運輸省に提出された型式名、登録名のことです。登録名に「式」が付いているということですね。
写真はこの一枚しかないのですが、佐藤造機の自動耕耘機、サトーLB17型です。この頃は「サトー式」とは言わず、「サトー」です。エンジンはフルパーディーゼルが載っているのが確認できます。
最近紹介した佐藤造機の自動耕耘機、サトーLB17型です。この型式認定番号は農371号です。この「サトーLB17型」というのはやはり登録名で、こちらには「式」がついていません。つまり、1961年から1963年の間に佐藤造機の名前から「式」が消えてしまったということを意味しています。
シートに記入してあたらめてそんなことを考えて見ます。佐藤造機は1963年の登録ではすでに「式」を廃止していました。しかし、最後のナントカ式はどのあたりでしょう。
シートに記入し、あたらめてそんなことを考えてみます。「ナントカ式」はいつまであったのだろう・・・と調べてみると、佐藤造機は1961年以降「式」を使うことはありませんでしたが、1963年に「金井式」というのが登録されています。これ以降「ナントカ式」が見られませんので、最後の「ナントカ式」は金井式、そして「ナントカ式」絶滅年は1963年ということみたいです。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

なんだかくだらないことを書いてしまいました・・・今日はこんなところです。それでは良い週末を!!また明日!

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