
鉾田の友達が家族で車を洗っているところに寄ってくれました。「しめ縄を作った」というので見せてもらったら、上手にカッコ良くできていました。そのしめ縄、マコモで作ったというのです。彼は「しめ縄はマコモで作るもんなんだよ」と言います。えっ?しめ縄って本当はマコモで作るものだったの???
彼「しめ縄」それはこんなもの

島地区でのしめ縄はこんな感じ
そもそもマコモってどんな植物?
マコモはウィキペディアによると・・・
イネ科マコモ属の多年草。日本では全国に見られる。水辺に群生し、沼や河川、湖などに生育。成長すると大型になり、人の背くらいになる。花期は夏から秋で、雌花は黄緑色、雄花は紫色。葉脈は平行。種子(ワイルドライス)、肥大した新芽(マコモダケ)が食用とされる
マコモ


霞ヶ浦・北浦周辺ではたくさんあるみたいです

茨城の低地ではマコモすごかったみたい


彼のしめ縄に戻ります
随分寄り道しちゃいました。彼のしめ縄に戻ります。
ウィキペディアによれば
古事記では天照大神が天岩戸から出た際に二度と天岩戸に入れないよう岩戸に注連縄を張ったとされている[4]。刈り取った新しい稲わらや茅(かや)を使って作られ蘇民将来の話とも関連が深い風習である[1]。
注連縄
ここでは新しい稲わらや茅を使うとされています。友人は「本当はマコモを使うものだ」と言っていましたが、「鉾田では昔マコモでしめ縄を作っていた」ということなのでしょう。
以前彼から「鉾田では昔コメが作れなくて苦労した」という話を聞いていたので、しめ縄を作るにあたって、ごく近い北浦や霞ヶ浦に大量にあるマコモを使うというのはリーズナブルです。
同じような意味で島地区で作るしめ縄も「仕事も忙しいし、いつも作っている荒縄でいいべ」となったに違いありません。
こういうことって「べき」な形にこだわるより、新しく神様を迎えるという気持ちが大事なものでしょうからね。
というわけで、「マコモでしめ縄を作るところもある」という新たな僕的発見をしたのでした。今日はここまでです。また明日!